観 察 月 日 2015.3.4.曇 17℃
観 察 場 所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
「そろそろツバキキンカクチャワンダケの出る頃ですね」Y
さんが明るい顔で私に話し掛けた。
今日は午後ミニ観察会の会議があるので、空いている午
前は鳥の写真でも写そうとYさんと打ち合わせて、自然環境
保全センターに来ている。入り口広場の前に大株のツバキ
があり花を付け始めキノコの事が気になったのだ。早速ツバ
キの株の下を覗くと、茶碗形のキノコが目に入った。目が慣
れてくると、あそこにも、ここにもと数多く出ているのが見えて
きた。間違いなくツバキキンカクチャワンダケだ。
昨年の春、キノコから発射された胞子は、落花した花の上
で発芽し菌糸を生じ、花の組織を分解しながら成長し、再び
ツバキの花が咲く春の季節が巡って来ると、キノコとなって現
われるのだと言う。
積み上げられていた伐採木には見事なキクラゲが見られ、
気を良くして今日の目的である鳥を見ようと谷戸に降りる。が、
鳴き声は聞こえず静まり返っていた。
「今年は鳥が少ない」月並みの言葉を発してしまった。
池の岸に行くYさんが立ち止まった。「カワセミが!」と告げる
様に私の方に振り向いた。レンズを向けると嘴の黒い♂と、少
し離れた枝に嘴の片方が褐色の♀がいた。2羽共じっと動かな
い。「♂が小魚を捕って♀にプレゼントすればいいのに」と空耳が。
カワセミにも恋する春の季節が巡って来たのだ。
大株のツバキの地表を覗くと、茶碗型のキノコが。 ツバキキンカクチャワンダケだ!
積み上げられた枝には、綺麗なキクラゲが。
谷戸に降りると、カシラダカが餌を拾っていた。
「カワセミが!」小さな声で Yさんが・・・・
カワセミの♀が、枝に止まっていた。
カワセミの♂も・・・・・
カワセミの 雄と雌が近くに止まっていた。
* 春は カワセミも恋の季節だ!!
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