足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1036 ~ セツブンソウ の花びら ~

2012年03月09日 | 植物

視点が違えば 蕚にも 花弁にも

 

でも 花弁だとは 言いたくないよね?

観 察 月 日  2012 3 7 曇 14℃

観 察 場 所  瀬谷区 瀬谷

 6日には気温が15℃を越え、春が来たかと思ったが、又冬に逆戻りした。

 それでも雨の後押しがあってか、庭のセツブンソウの花は今が盛りとなっ

た。 

 「地面から高さ6㎝程の花茎を伸ばし、その先に透ける様な白い“5枚の

花弁”を開いている」

 中学生の頃の私であったら,ためらいなく此の様に書いたであろう。だが、

私の近くにいる大人の人達は「花びらではなく、蕚だ」と言い切る。これは、

世の中が進んだと言う事なのだろうか。

 では、花びらはと言うと、これ又、全く、とてつもなく姿を変え、蜜腺状に

変身し驚きである。

 セツブンソウが辿った長い歴史の中で、何があったのだろうか。自分自身

の血の繋がりを残す為には昆虫の訪花は必須で、そのためには看板の掛

け替え、蜜と言うエネルギーの大サービスの方向に進んだのであろうか。

だが花を見ていても、訪花する昆虫は殆見られぬ不思議がある。変化を求

めた年代の地球は、温暖な気象状帯でもあったのだろうか。セツブンソウ

に、問いかけて見たくなった。

 

 


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