崩壊している山腹 こんな所に
やっと土砂を留めた所に
昨年のの立派な葉が目立つ
太平洋側の花はへんかに乏しい
観 察 月 日 2005 3 10 曇 12℃
観 察 場 所 伊勢原市 大山
庭の(オオ)ミスミソウは、芽をやっともたげ始めた。
日記をめくって見ると、7年前の今日は、大山のミスミソウを
撮影するために、入山していた。
登山道を外れ、ガレた急斜面を下ると、遥か下に大山川の
渓谷が光って見え、足を滑らせば、谷底まで滑落するだろう。
毎年襲来する台風の風と雨によって、自然林の木々は根
を空に向けて倒され、ここに入る度に地形が変わっているの
に驚かされた。倒木の株や露出した岩石によって、ささやか
な土砂を留めた所に、ミスミソウが白い小さな花を付けていた。
今の季節、街の園芸店を覗くと、白、淡紅色、淡紫色・・・と
色とりどりのミスミソウが見られるが、これは、雪国・日本海側
要素のオオミスミソウと言われるものだ。
ところが、乾燥している太平洋側に分布するミスミソウの花
は白色、1~1.5㎝の長楕円形の花びらに見える蕚片を
10~15枚つけ、清楚な感じがする。
その後、山肌は大幅に崩れ落ち入るのは困難になった。
今年も雪の下で蕾を膨らませている事だろうか。
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