足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1144 ~ 山の スミレ結実の 不思議 ~

2013年05月24日 | 植物

新緑の山道を行く

春はオオバショウマの若い葉に迎えられて

私は”カニさんの はさみ”と呼ぶ 若いギンバイソウ

ルイヨウボタンは花盛り

丸々とした実を付けた ナガバノスミレサイシン

実を付けた エイザンスミレ

スミレの中で奥手の ツボスミレ

テングチョウは 日向ぼっこ

観 察 月 日  2013 5 8 晴 16~22℃

観 察 場 所  大月市 倉岳山

 「初めて見たのですが・・・」とI君が持ってきた1枚の写真“ギン

バイソウ”が発端に「他にも興味あるものがありそうだ」と、昨年

の秋その倉岳山へ登ってみた。

 オオバショウマのブラシ状の花が続く山道を行くと、ギンバイ

ソウは若い実になり、谷間にはジャコウソウ、ルイヨウショウマ

・・・等の名残があり、先ずは来春スミレを探索しようと言う事

になった。

 4月に予定したが雨で中止し、5月に入ってしまった。当日は、

スミレの中でも開花の時期の遅いツボスミレは盛りであったが、

他のスミレは既に花の時期は過ぎていた。

 中でも、エイザンスミレ、ナガバノスミレサイシンは赤茶色の

丸々とした実をうつむき加減に付けていたのを、歩きながらで

も目に止まった。

 その時、私の頭の中は、○×△と回転し始めた。それは下界

で見ているとスミレが咲く3~4月の始め頃は、まだマルハナ

バチ等虫の活動は少なく、そこで花が咲いても、結実の率は

大変低い様に思える。まして山地にある前2種が立派に結実

していたのには不思議に思えた。やはり来年こそは、スミレの

開花の頃来なくては!!

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿