観察月日 2020.8.18.晴 38℃
観察場所 厚木市 七沢
「暑いですから、熱中症にならない様に気を付けて下さい」
職員の方に送られて,センターのフィールドに降りて行った。
池や湿地を巡る小道を、日陰を選ぶように歩く。道の両側
の草地を「よくもまあー、これほど」声が出る程掘り返されて
いる。
“Y の 12“の標識まで歩いてくると、〝踊り場”を作ったかの
ように土が掘り返されている。“イノシシ”の仕業だが、この酷
暑の中餌を探すには良くも働くものだ。その先を行くと、草刈
り機のエンジン音が聞こえて来た。“つゆ”の間伸びきった草を、
二人の作業員の方が刈っている。手元の温度計は38℃を指した。
「御苦労様です」と声を掛けたが大変な仕事だ。
この暑さの中、元気に花を付けているのは、“キツネノマゴ”だ。
観察路の路に沿って続いている。花は8ミリ程と小さいが、穂状
を作る蕚や苞にポツポツと開く花は唇形花で、下唇は広く、白い
模様が密腺を示し、昆虫に呼び掛けている。ハラナガハナバチ、
ハキリバチの仲間、キタキチョウ、イチモンジセセリ等、暑さに負
けず賑わっている。
ニイニイゼミが落ちていた。微かに足を動かす。もう、アリ達が来
ている。目が回りそうな暑さだが、季節は秋へと動いているのだ。
イノシシが造った”踊り場"だ。
真夏の草刈りは、大変だ!
野草で花を付け、元気なのは”キツネノマゴだ。
昆虫達で 賑やかだ。
キタキチョウが蜜を吸いに。
イチモンジセセリも吸蜜に。
ニイニイゼミが 落ちていた。 季節は進んでいるのだ。
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