足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1597 ~ くずはの家で・・・~

2018年10月04日 | 植物

観察月日  2018.9.16.曇 26℃

観察場所  秦野市 くずはの家

 

 くずはの家で、“植物をどう見たら良いのか、どう考えたらよいの

か”情報過多の現在、、自分の目で確りと見る事の大切さを、Rさ

んの手伝いを得て話をした。

 くずはの家には自然を生かしたフィールドがあり、寄り道して見る

と、ツユクサが昨夜の雨を受けて花開いていた。露草色の花弁の

中心に目立つ黄色は、花粉を節約した飾り雄蕊だ。突き出した雌蕊

と並んでいる2本の雄蕊は花粉を出すが、花がしぼむ時は自ら雌蕊

に花粉をまぶして、確実に子孫を残す。昆虫が訪花するのを予測し

てか、花弁にワカバグモが待機していた。

 観察路の脇を埋めているのは、キツネノマゴだ。ネーミングから「キ

ツネノマゴ」は想像し難い。そこで“日本植物方言集成”には、どんな

方言名が載っているか楽しみに開いて見たら、意外にも一件もなく狐

につままれた様な気がした。どこで、誰が付けたのだろうか。

 ミズヒキの赤い実は、小粒なのに藪の中で一際目立つ。緑のチャバ

ネアオカメムシの幼虫が、小さな実を見付け鋭い口吻を突き刺し、果

汁を吸っている。

 久し振りに出会ったシュロソウ、若い実が面白い。カシワも若いどん

ぐりだ。

ツノハシバミの今年は豊作の様で、実付きが良い。ナッツとしてクッキ

ーでも作れそうだ。

くずはの家 羨ましい環境だ。

植物の話をしよう。

露草色は 水に流れる。

わからない? キツネノマゴ。

ミズヒキの実の果汁を吸うのは だれ!

シュロソウ。

カシワのドングリ。

ツノハシバミは豊作か。

 


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