2010年5月30日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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昨日(5/29)はピアニスト・上原由記音さんの演奏会『イベリア全曲演奏会』に行ってきました。上原先生には3年ほど前にミューズでもスペイン音楽についてのレクチャーとピアニストの観点から、ギターで弾くアルベニスやグラナドスのレッスンをして頂いたことがあり、それ以来お付き合いをして頂いています。

彼女はスペイン音楽のスペシャリストで、昨年のアルベニス没後100年に《イベリア》全曲を含む「アルベニス作品集」全4巻のCDの収録を終え、今年その中から晩年の傑作、4巻12曲からなるピアノ組曲「イベリア」の全曲演奏会を各地で開催すると言う快挙を成し遂げようとしています。このイベリア全曲演奏と言うのは私の知る限り聞いた事がありません。
ギター専門店のミューズにもその4巻のCDは全て揃っており、ギター愛好家の皆さんにも大好評です。

上原先生は巨匠ジャック・フェブリ、アントニオ・ルイス・ピポー、アリシア・デ・ラ・ローチャの各氏に師事しており、スペイン物への造詣、解釈、表現は素晴らしく、CDを聴いていても感動してしまいます。
今回も第2集2曲目のアルメリーアを聴きながら目頭が熱くなりました。アンコールではグラナダも弾いて頂きましたが、良かったですね。ギターでは絶対に出せない左右の妙味、歌い方など流石に上原さんでした。

また、いつかミューズにもレクチャーとレッスンに来て頂きたいと思いました。その時は是非皆さんもお見逃しのないように・・・。
山下高博

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