2007年8月12日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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今日は『この曲、もっと知りたいな?!』シリーズの第2回目が高岡誠さんにより実施されました。今回取り上げられた曲は「アルハンブラの思い出」。第1回目は「禁じられた遊び」でしたから、これでギターの名曲中の名曲2曲が紹介されたことになります。

暑い中、またお盆休みの頭であるにも拘わらず、高岡先生の人気もあり、またアルハンブラの思い出の魅力も手伝ってか、大勢の方に参加頂きました。

第1部は解説編として、イスラム風の曲の演奏からスタート。そしてイスラム教徒によるスペイン統治、キリスト教徒による国土回復(レコンキスタ)のお話。またウードによるイスラム音楽の音源を聴き、タレガ作曲のムーア人の踊りの生演奏。映像でアルハンブラ宮殿を紹介、中庭で噴水から常に流れる水の音までテープで紹介して、タレガはトレモロでこの水の流れる音を表現したかったと解説。このお話でアルハンブラ宮殿とその曲の背景への理解が随分と深まりました。
その後タレガについても少し紹介があり、アルハンブラの思い出のソロ演奏で第1部を終了。

第2部は実技・演奏編として、サグレラス編のギター・デュオによるアルハンブラの演奏を佐々木響士朗さんの賛助出演でスタート。意外とこの二重奏は演奏されませんが、トレモロの二重奏もなかなかいいもんです。そして練習するに当たって、作品のイメージ、トレモロ奏法の練習方法、セゴビア、イエペス、ローデス、安倍保夫の聴き比べなどを紹介。阿部保夫さんのアルハンブラが結構美しかったです。
その他、タレガの珍しい作品として「国民的主題による変奏曲」「2つのギターの為のマズルカ」「2つのギターの為のワルツ」を演奏して、最後にギター・トリオによる「アルハンブラの思い出」/佐野正隆編を林田さんの参加を得て披露して幕を閉じました。この三重奏はマンドリン奏法でのトレモロを使うため、pamiのトレモロが出来なくても楽しめます。なかなか美しいですよ。

大変好評なので今後もこのシリーズを続けられればと思いますが、「この曲を取り上げて欲しい」と皆さんからのリクエストをお待ちしています。

また、最後にお知らせですが、明日8/13(月)~8/17(金)までお盆休みを頂きますのでご了承下さい。私もお墓参りや普段やり残している事をこの休みにさせていただきます。皆さんも良いお休みを!

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