2007年8月6日のブログ記事一覧-ミューズの日記
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昨日の8/5(日)に中部日本ギター協会主催の標記コンサートがあり、主催者側の一員として朝から行って来ました。
アマチュアコンサートと言うタイトルではあるものの、学生部門と一般部門に分かれて審査が行われ、優秀賞、奨励賞、敢闘賞が送られるというコンクール的要素を兼ね備えたコンサートなんです。私も副会長と言う事で審査に加わりました。

今年で23回目となる訳ですから大したものです。今年は学生部門10名、一般部門12名の計22名が参加されて、緊張しながらも一生懸命な演奏が繰り広げられました。この一生懸命と言うのがいいですね。今年は小学4年生から60歳代のシニアまでが参加されましたが、その情熱と真剣さに感動を覚えます。「あぁ、この人にも敢闘賞をあげたいな」と思う人が何人もいました。
ただもう少し参加が増えるともっと盛り上がるんですけどね。でも今年も大阪から参加された女性が奨励賞を獲得されました。遠方から参加していただけるのは嬉しいものです。地元の愛好者ももっともっと参加して下さい。

さて、その審査結果は次の通りでした。
<学生部門>
優秀賞 鈴木元康(大2)練習曲第2番(ヴィラ=ロボス)
            スペインセレナーデ(マラツ)
奨励賞 谷田部壮人(中1)エチュードop35-13(ソル)
             エチュードop31-20(ソル)
             11月のある日(ブローウェル)
敢闘賞 西尾太希(中1) スペイン風セレナーデ(フェレール)
            エチュードop31-3(ソル)
<一般部門>
優秀賞 鷲見雄司  さくらの主題と変奏(横尾幸弘)
奨励賞 藤田貴代  南のソナチネ 第2・第3楽章(ポンセ)
敢闘賞 山岡雄介  アラビア風奇想曲(タレガ)
            マリア(タレガ)

また、このアマチュアギターコンサートは中部日本ギター協会のグレード認定試験も兼ねていますので、参加者の内5名が6級、5級、4級、1級を受験されました。1級を受けた方は昨年も受験されましたが、今年も残念ながら合格には至りませんでした。やはり1級は難しいですね。

全体の印象はきちっと弾く事に気を捕われ過ぎて音楽になっていない人、その逆に自由に歌おうとして音楽が崩れてしまう人が多いですね。音楽にはその曲のテンポ感と歌わせ方がありますから、大事にしたいですね。
一般の部で優秀賞を獲得した鷲見さんの演奏に対して、酒井会長は「技術的に無理の無い曲で完成度の高い演奏をされたのが評価されました。」とコメント。この点も大事な点ですね。来年はもっと多くの方が、より完成度の高い演奏をしていただくことを祈っています。






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