紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・2020・神無月

2020-10-03 14:30:50 | 染料栽培
「春苗と秋苗の生育状況」
季節は秋に入った。この春先から生育中のムラサキは、ほとんど手出し無用となった。
分枝が多数伸長してきて、草丈は80〜100cmを越えるような状況である。


強風が吹き荒れる事が多いので、防風ネットを廻してある。
その上に分枝が伸びて、花を着けている。


生育が遅れている所は、開花はしているが分枝の生育がこれからである。
各ブロックの周囲はアキノメヒシバが全面に広がっている。


耕作放棄地のマルチ栽培の畝。各株を支柱で支える。
それを列で固定して倒れない様にする。手間が掛かる作業であった。


防風は背後のブタクサに頼ったが、伸び過ぎて南面へ倒れてしまった。
残ったブタクサは畝に倒れる心配があった。
それを切り倒すと如何に大きなブタクサであったかと驚く。


秋苗は日和も良く順調に生育中。後1ヶ月順調に根を伸ばして欲しい。
厳寒期を如何に越せるか、不順な春先の気候にも耐える生育が課題である。


耕作放棄地の秋苗の生育である。こちらの方が生育が早い。

敷き藁を通して下草が出てくる。気になって抜くと容易に抜ける。
抜いては見たが、この根は地中で霜柱の防止になるのではと止める。


残り苗を苗床として集めてみた。随分沢山、発芽したものだ。
8月中旬、真夏真っ盛りに発芽したものだ。来年2021年の主役となれるか?

  「さていかに げんかんこして はるのめや」
コメント
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