一顆明珠~住職の記録~

尽十方世界一顆明珠。日々これ修行です。いち住職の気ままなブログ。ときどき真面目です。

シンポジウム大成功!!!

2006年11月19日 | 思い・お寺の活動
シンポジウム『日本も緑の福祉国家にしたい―スウェーデンに学びつつ』が成功裡に終わりました。

会場提供者としては、大きな責任を感じていただけに心底安堵しています。

本当によかった・・・。

まずザックリと本シンポジウムの成果を先に言うと、これから日本において、スウェーデン型バックキャストに基づく環境運動のうねりを作っていくという合意形成が、ほとんどの参加者の上でなされたということだと思います。

以下シンポジウムに参加した雑感を述べます。

このまま日本がフォアキャスト式に経済拡大路線を進んでいくと、持続可能な社会は到底築けないということ。

従来の官僚主導のフォアキャスト的行政ではなく、政治主導の中長期の明確なビジョンを持ったバックキャスト的行政に移行することよって、国全体の方向性を変えていくということ。

そのためには、国を動かしていくリーダー(特に若い世代の)たちの意識の変容が必要であるということ(私はこの岡野先生の考えに全面的に賛同)。

環境問題は、現実にはあまり国民的関心を集めにくいが、実は環境問題こそ、福祉、教育、経済を包摂した中心的課題であるということ。

なぜなら、環境問題は、言ってみれば、われわれがよって立つ大地をどうにか持続可能にするということだからである。
つまり、すべての問題のコア(核)にある事柄と言ってもいい。
だから、自然環境をまともにしなければ、諸問題も解決しないのである。

だが、これまで日本は、すべての問題の本質にある、環境問題に抜本的に取り組むことを避け、福祉の問題にしろ、経済の問題にしろ、局所的に対症療法を施してなんとかその場しのぎをすることに汲々としてきたのではないだろうか・・・。

スウェーデンは、あらゆる事柄において徹底的な予防志向の国であると言われる。

つまり、困難な事態に陥る前に、あらかじめ数十年先を見据えて、今なにをすべきかを考えた施策をなんのためらいもなく実行に移せる国であるということだ。


以上、とりとめのない中途半端な雑感ですが、少し疲れているのでこれまでとします。


とにかく、成功してよかったです。

経験値、かなりアップ!!!

今月は、大仕事が信じられないほど多くて自分でもビックリです。

それを黙々とこなしている自分に拍手を送りたい(正当な自己承認)。

みなさんもよかったら拍手をくださいね・・・なんて

そして、実は近日中にな、な、なんと・・・この私が講演デビューします・・・

頑張りますぞ~!!!


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