日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

淘宝皇冠達成! 日本人唯一か?

2009-05-21 | 中国EC事情・淘宝
 ブログの題名を今は「中国市場をネットで開拓」とはしていますが、現在の所は未だに中国のECサイト淘宝(たおばお)の上でのネットショップの段階に留まっています。

  まぁ、その淘宝の上での個店の評価方法として、信用度と言う物が有ります。様々な取引を行ったうえで、好評価を受けたらプラス1、悪い評価だとマイナス1 ポイントとして、計算されその累積数字により、冠とかダイヤモンド、ハートのマークが付く事になります。信用ポイントも買った人は同じ人に対しては1月に 6ポイントしか供与できませんので、特定少数の人に大量に販売しても大きなポイントは稼げません。勿論、裏口も有りますし、逆に我々のように10個単位で 販売する物が多いのに、ポイントは6つしか付かないと言う不利な面もあったり、そのお店の特性により信用度の稼ぎ方も異なってきます。  その中で冠マークは皇冠皇冠と言われ、 一応淘宝の中ではそれなりに実績のあるお店として評価され、中国ECをリードすると言われています(ホントかいなと言う面もありますが)。最も営業期間が 長ければ長いほど有利に作用しますので、最近は皇冠のお店も増えてきましたが、信用度が高い=比較的まともな価格設定も可能と言う点で利益率の改善や、お店の信用によって新しい商品を販売するという点では有利に作用します。  さて、ようやく本日その皇冠を達成しました。

http://shop36385758.taobao.com/

※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会

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上海のサウナ

2009-05-21 | 上海ライフ・子育て
 私が住んでいる団地の隣に、昨年の秋に「天涯海角」というサウナがあります。

 上海に戻った頃は丁度工事中で、てっきりカラオケかクラブでも作っていると思ったのですが、できてみると温泉との事。といっても上海では自然の温泉はでないようなので、唯の風呂という事になりますね。

 毎日結構多くの自動車が乗り入れてきていますので人気はあるようです。嫁がネットで調べても評判が良いという事で行ってみる事にしました。同じような施設は虹梅路に小南国という中華料理屋が経営するものがあり、そこには日本人も行っていると聞いていたので同じ用なものかと思っていたのですが。。

 入場料は食べ放題の食事つきで58元という事で先ずは入場。従業員は教育が届いているようで、「いらっしゃいませ」、「どうぞこちらへ」、中を歩いている時に出会う従業員も皆「こんにちわ」と声をかけて来ます。

 入場時に驚いたのは、3歳半の幼児でも女性とは一緒に入れないこと。実は是は先日行った公共プールも同じでした。日本では小学校に入る前くらいまでは母親が子供を連れて行きますよね?私自身子供の頃は母に連れられた事が多かったですし、日本に居た時行った温泉も一般的には息子は妻と一緒に入っていました。この辺は儒教の精神の影響でしょうかね?

 まぁ、内装は綺麗で着替えた後入ったのですが、入るところでタオルを買わないかといわれ15元で購入。中に入ると15人くらい入れる風呂と、7-8人向けの風呂と二つ有り、サウナもある、奥ではマッサージをしているという事で、日本で言うサウナと同じような物です。内装風呂その他もまぁ清潔な感じで違和感はありません。でもシャンプーとか石けんは備え付けていなかったですね。

 そのまま出て2階で妻と合流したのですが、食べ放題は8時までという事で既に終わっており、ラーメンとワンタン、ビールを頼んでしばらく待ちます。この施設の中ではダンスとか歌のショーが開かれるのですが、9時開始という事でしばらくまって始まった後にショーの場所に入場しました。まぁ、ショーそのものは、5人位のビキニの女性が踊った後、日本で言う演歌歌手風の人が歌を歌って司会役の人と何やら漫才みたいな事をしているのですが、途中で息子が「帰ろう、帰ろう」というのでやむなく出てきました。

 尚、女性は風呂が無いそうです。シャワーとサウナ、マッサージは有ったようですが、風呂が無ければ意味が無い!と妻が怒っていました。

 女性の場合生理とかの問題がありますが、日本と比べてモラルと清潔感の無い女性が風呂に入らないようにしているのではないか?というのが妻の意見ですが実際の所どうなんでしょう。

 後、家族風呂もありません。小南国の方はあるそうなので、次回はそっちに行って見ます。

 合計161元=2500円でした。高いと見るか安いと見るか。

 この施設がどのくらい儲かっているのか不明ですが、上海の同様の施設は日本に行った中国人がもたらしたそうです。ここもかなり人気があるようですので結構儲かっているのかな?日本のサービスを中国人がある程度実行することができれば、競争優位性は高いんですよね。カラオケや、クラブ、ソープランド等も上海には沢山ありますが、この辺も実は日本オリジナルなんですよね。

 
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中国の銀行の年収は日本並み

2009-05-21 | 中国ビジネス関連
 サーチなの記事を見ていたら、以下のような記事が。中国の金融機関やIT関連の所得水準は、日本人が考えるよりも高いという認識は持っていましたが、記事に出てくるレベルで平均年収が600万円を超えるとまでとは思っていませんでした。

 浦東発展銀行というのは業績も良く、比較的中国人からは評判の良い銀行です。国営4大銀行に比べれば遥かに民営化されているといえるでしょうが、ユーザーの意見を見ると非難的でも有りますね。確かに中国平均との格差は大きすぎると思います。

 この数字はあくまでも平均年収であり、日本と異なり高額所得者と低い人の格差は同じ銀行の中でもかなりあるはずです。外為やM&A等の分野では海外経験の有る人材を年収3千万円とかで募集していますので、平均値を上げてはいるでしょう。

 さて、日本の銀行の中国法人が此処までの給与を与えているのか?邦銀については知りませんが、幾つかの金融系の会社では月給1-2万元しか払っていませんでした。また、それでも高いという認識を持っている企業が多いという印象を昨年受けました。中国の銀行の平均給与以下の人材が果たして中国国内の第一線で活躍できる人材か?



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近い将来の経済力ランク

2009-05-21 | 中国経済関連
 先ほどと同じくIMDがストレステストというものを発表しています。この内容は、
経済状況の予測数字、ビジネスインフラ、政府や社会インフラにかんして、将来の経済成長力を担保する点にのみ商店を当てた調査だそうです。こちらでは、さきほどの国際競争力といささかランクが異なってきます。

 現在の世界的な不況を早期に克服できる近未来の指標というコメントがされており、輸出主導型の、日本を含む中国、台湾、ブラジル、ドイツ等の邦夫の位置は低くなっています。すごいのはアメリカですね、28位にされています。

 細かい各指標まで見ないとなんともいえませんが、アジアではシンガポール香港はおいておいても、マレーシア、インド、中国、タイ、台湾、日本、韓国という順位になっていますね。マレーシアやインドは海外に輸出する比率が低いという事でしょうか。

 政治の安定性、人口規模、所得水準とそのばらつき等を指標化してアジア各国を調べて公表すると面白いのですが、そういう資料って既存にありませんかね?私自身は中国にはまりきっていますけど、日本の中堅商品を販売する市場として本当にベストの市場化どうかには疑問を抱くようになって来ました。もちろん人口を考えれば絶対に取り組まざるを得ない市場なんですが、世界中が中国に注目している為に競争は極めて厳しいです。

 マレーシアとタイ、面白そうですね。競争力ランクもまぁまぁの位置ですし。

1 デンマーク
2 シンガポール
3 カタール
4 ノルウェー
5 香港
6 スイス
7 スウェーデン
8 アーストラリア
9 フィンランド
10 マレーシア
11 オランダ
12 ニュージーランド
13 インド
14 オーストリア
15 チリ
16 カナダ
17 ルクセンブルク
18 中国
19 タイ
20 アイスランド
21 台湾
22 ブラジル
24 ドイツ
26 日本
28 アメリカ
29 韓国
32 フィリピン
33 インドネシア
34 イギリス
 




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経済競争力 日本17位、中国20位

2009-05-21 | 中国経済関連
スイスに有るIMDという有名なビジネススクールが、毎年IMD World Competitiveness Yearbookという物を公表しています。統計数字やアンケートに基づいて、経済状況、政府の効率性、ビジネスの効率性、インフラの大きく4分野を評価して世界各国のランクをつけています。

 細かく分かれているのですが、以下のサイトで総合ポイントのみが掲載されています。

1 アメリカ
2 香港
3 シンガポール
4 スイス
5 デンマーク
6 スウェーデン
7 オーストラリア
8 カナダ
9 フィンランド
10 オランダ
11 ノルウェー
12 ルクセンブルク
13 ドイツ
14 カタール
15 ニュージーランド
16 オーストリア
17 日本
18 マレーシア
19 アイルランド
20 中国
21 イギリス
23 台湾
26 タイ
27 韓国
28 フランス
30 インド
40 ブラジル


 日本は、1991年には世界一位になったそうですが、その後ずっと停滞を続け、昨年は22位。中国は昨年は17位でした。日本の場合はビジネスの効率性とインフラはポイントが高いのですが、政府の効率性、経済状況が悪いんですよね。

 中国の場合、経済状況のポイントは高いようですが、金融部門の効率性、雇用の確保、世界経済との協調性などのポイントが低いようです。

 経済規模の点ではアメリカを除き、上位は小さな国が多いですね。北欧、シンガポール、香港。経済大国では、ドイツ、日本、中国という順位になりますね。


http://www.imd.ch/news/IMD-WCY-2009.cfm
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TIも撤退か。。。

2009-05-21 | 日本・日系企業
 今日の日経新聞には半導体のテキサスインスツルメンツの日本の研究開発拠点が撤退とのニュースが。。

 製薬系の研究開発拠点も複数撤退とされていますが、バイエル薬品、グラクソ・スミスクライン(GSK)が筑波研究所を閉鎖。ファイザーと、ノバルティスファーマも縮小しているとの報道を見た記憶があります。

 医薬品関係では、中国では2000年代に入りロシュ、アストラゼネカ、ノバルティス、GSKが上海に拠点を新設したそうで、その背景には。中国政府が、科学技術関連予算を重点的に配分するなどバイオ関係の支援を進めていることと。大学院修了者は02年から3年間で倍増、海外留学組が年間4万人を超える等、人材の育成強化が進んでいることがあげられています。

 1990年代中盤、J&J時代の日本法人の社長は、日本に医療機器の研究開発機能をおくべきだと本社に主張し、日本企業とのアライアンスによる製品開発、技術開発本部の設置等のさまざまな手を打とうとしていました。なぜかというと、欧米系企業の製品は体系の異なる日本人には必ずしもマッチせず、顧客であるドクターのニーズを拾いサービスレベルを向上させるためには日本でも少なくとも開発・改良の拠点が必要であること。日本で開発した物は中国を含むアジア全域(黄色人種)に適応できる事。これにより日本をアジアの中心におく事。等等の考えがあったからです。

 結果としてその時点でJ&Jは中国進出計画を1994年頃から開始し、大規模な投資を行っていましたので、日本に研究開発拠点を設置する事はありませんでした。あれから10年、今度は撤退が進んでいるのですね。日本の人件費の高さは当然として研究開発のレベルにも疑問が残るのかもしれませんね。

 医療系の場合は、日本の医学の水準が決して国際的最先端のレベルではないと言われている事、人材は比較的高級な日本の大手製薬企業の研究員を引き抜く=給与を高めに設定する必要がある事、治験の費用が嵩む為(行政手続きも含め)実際に既に治験プロセスの多くをアメリカや中国で行うことが多い事等を考えるとまだわかるのですけど、半導体だとユーザーはまだ日本の大手企業が多いはずなんですが、その拠点を閉鎖すると言うのはちょっとショックでは有ります。半導体はインドですか。確かに非常に優秀な人材が多い国だということですが。

 こういう外資系の研究開発部門で働いていた研究者を日本企業で受け入れないですかね?純粋な研究と言う分野の人材は多くは無いかもしれませんが、欧米流の開発プロセスとかに携わっている人材は、また別なノウハウを持っていると思うのですが。。

記事:
米TI、筑波研究所を閉鎖 研究開発、新興国シフト

 米テキサス・インスツルメンツ(TI)は、半導体の研究開発拠点である筑波テクノロジーセンター(茨城県つくば市)を6月末にも閉鎖する。同センターが担当しているデジタル家電向けLSI(大規模集積回路)の開発機能は、インドと米国の拠点に移す。半導体の開発費が増大する中、コストがかさむ日本の拠点を閉めて収益力を高める。先端技術分野では2007年以降、米欧の医薬大手が相次ぎ日本の研究所を閉鎖するなど“日本離れ”が始まっている。

 筑波センターは敷地を含めて売却する方針。研究開発員約100人を対象に早期退職を募集し、一部はインドや米国の拠点に配置転換する。(09:25)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090521AT1D2009K20052009.html
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北京では百貨店がテナントに援助金を出す?

2009-05-21 | 中国ビジネス関連
 中国で商品販売をするためにネックになることは沢山あるのですが、一つは店舗への出店コストが非常に高い事です。百貨店であろうとスーパーであろうと、出店料を毎年幾らかを定めて支払い、かつ棚を作る場合は棚代、その上に商品販売に伴う利益を店舗に支払う必要があります。

 上海にあるヤマト運輸のギャラリーでも、商品を展示するだけで毎月幾らかのお金を支払う必要がありますが、こういう形態がごくごく一般的で、「商品販売の利益のみで稼いでくれよ」というお話を受ける時も多いのですが、残念ながら当地ではナンセンスな発想としか言いようが有りません。

 さて、そんな中香港のSMCPを見ていたら北京では事情が変わってきたようです。といっても勿論テナントは世界ブランドですので、そこまでのブランドではない会社に何処まで通用するかは全く別な話ですが、ご紹介を。

 「北京の不動産オーナーがテナントに補助金を出す。それに伴い高級小売は戦略の見直しを行う」

 高級ブランド小売は、世界的な金融危機の元、不動産オーナーがテナントを維持する為に補助をするようになったことから、中国での出店拡大戦略を見直している。



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