日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

上海人の差別意識

2009-05-18 | 上海ライフ・子育て
 前項で小李の家探しについてご紹介しましたが、参考までに彼はセッコウ省出身。彼女は福建省出身という事で、上海では外地人といわれます。日本で言うと田舎から出稼ぎに来た人というイメージか、もしかした在日という位の言葉かもしれません。

 まぁ、外地人、本地人というのは、中国国内ではどこでも聞かされます。上海妻が大連や北京にいって、外地人といわれると不愉快そうに顔をしかめるのですが、東京ではあまり無いですよね。関西人が東京弁を嫌がるのと同じかそれ以上なんでしょう。

 今回見て回った物件のうち先の2件は、小李が不動産屋に行って見つけたもの。後の2件は嫁が今の事務所を見つけた不動産屋に頼んで探した物でした。嫁の場合は、彼女自体が上海人で私が日本人という事を不動産屋がしっていたものですから、不動産屋は私達事態が物件を探していると思ってオーナーに話をしていたようです。

 そして思ったのですが、4件とも満足のいくものではないのですが、小李の見つけた物件と、嫁の見つけた物件では明らかに差があることでした。正直小李の見つけた2件は、日本人の私ではとても住む気になれません。一方嫁の見つけた方葉、綺麗に掃除をしてしまえば、値段はともかくまぁ我慢の行く範囲の物です。

 日本でも外国人が住居を探す時には非常に苦労するといわれます。保証人の問題、部屋を綺麗に使うか否か、周りの住民と旨くやっていけるかどうか。私自身が2年前に帰国した時不動産屋から妻が中国人なのを嫌がるオーナーが居るとはっきりいわれました。そして、勤務先がどこかというのでも収入とは別に対応が変わってきます。唯、近所に居た妻の友人の在日中国人達の家などを見る限り、勤務先が一部上場である事もあるのでしょうが、基本僕らと変わらない所に住んでいます。

 上海もまぁ同じですね。地方出身者が上海で物件を探すときには、同じ価格帯でも水準の低い物を回されるのだろうと思います。大手企業に勤務するサラリーマンなら外地出身者でもこういう目にはあわないのかもしれません。

 ちなみに、3件目の物件では、エレベーターホールに6人位のお婆さんがたむろ手踊っていたのですが、サパニ(日本人)が来たとか行っていて、物件を見た時に汚いから綺麗にしろとか色々文句をつけていたのを、オーナーがおばあさん達に言うと、そんなもの自分で掃除すれば良いだろうと上海語で話しているのが聞こえてきました。オーナーが日本人が借りに来るつもりで見に来るとか話していたのでしょうし、この水準のマンションに住む日本人自体が珍しいので、興味津々だったようです。

 こんなとこに住むわけないだろう!と思いましたが、そこは黙って知らん振りして帰りました。アー嫌だ嫌だ。。

 在日中国人の中には真面目な子達も沢山居ますし、中国国内では比較的恵まれた階層出身はも多いでしょう。多分おんなじ様な思いをしているのでしょうね。

 そういえば、今の事務所のオーナーも、まずは上海人に貸したいと話していました。多少値段が安くても安心みたいですね。まぁ、理解はできますが。。

 でも、カリフォルニアよりたち悪いなぁ。アメリカ全体は知りませんが、カリフォルニアにいたときも結構色々引越ししたり物件見ましたが、日本人といえば別に駐在向けでない安い物件もお金次第どうにでもなったのですけど。物件を綺麗に使うというイメージは結構あるんですよね。中国人や韓国人はお断りだけど日本人なら問題ないという言葉も何回か聞きました。

 こういうのはアジア共通の問題なのかもしれませんね。韓国も同胞の中では出身地による差別意識が非常に強いですし。白黒黄色、はっきり外見で解らないだけに差別自体が陰湿な気もします。まぁ、外見でハッキリすると、今度は本当に人間ではない扱いを受けてしまいますので、もっと厳しい現実に直面する事になるのだとは思いますが。
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上海の実需向け不動産は底堅いか

2009-05-18 | 中国ビジネス関連
 昨日プールに行った後、小李が引越しを考えているという事で不動産を4件ほど見て回りました。予算的に3000元以下にしたいということでしたので、まぁ通常日本人(現地採用者含む)が住むところよりは安い、いわゆる純粋なローカル向けの住居という事になります。

 実は以前自分自身が月2800元というマンションに住んだ事があります。其処はオーナーが自分で住んでいて、丁度新しいマンションを購入した事から貸し出すという物件でした。その為、外見は所謂日本の昔の公共団地のような物でシャビーなのですが、内装も家具もしっかりしていて、風呂が無くシャワーだけな事を除いて正直大きな不満はありませんでした。

 

※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会
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上海はバンコック以下。。。

2009-05-18 | 上海ライフ・子育て
 土曜日に、日本から初めて上海に来た知人を案内をしたのですが。。

「空気が凄い悪いですね。息苦しいです」との事。ワイハイ中路と浦東の高層ビル街でのことなのですが、砂埃が凄かったのが原因のようで、その後南京西路とか古北の当りにいくと、其処まで酷くはなかったそうです。

 上海の空気の汚染度は東京の6倍と聞いたことがあります。でも、町中いたるところで工事をしていますし、北京とことなり黄砂の影響は無いのでしょうけど場所によって砂埃は確かに酷くて私自身も辟易する事があります。

 彼女は最近バンコックに旅行で行ったそうですが、バンコックのほうが結構最先端の町に近くなっているそうです。ビジネス関係も欧米型にかなり近くなっているとの話で、広告関連では相当進んでいるそうです。そういう観点からすると、上海の町で英語が全然通じないのに違和感を強く持ったみたいですね。

 アジア各国を回って思うのですが、韓国は日本語か英語ができる人が非常に多い。フィリピンやマレーシア、シンガポール、香港は元々植民地ですので大学教育そのものが英語で行われる。よって日本人の接するビジネスマンは基本的に英語ができて当たりまえ。大学生でもできますね。

 タイは、実は良く知らないのです。20台の頃友人達がヒマラヤに行ってバンコックでトランジットして帰ってきますので、どちらかというと下世話な話が多く、最近もバンコックの交通渋滞は世界最悪と聞いていましたので、さほどの良いイメージは持っていませんでした。

 さて、確かに東南アジア諸国に比べて中国は独自路線を取っている事もあり、国際化とか英語化という意味では相当に遅れているかもしれません。もちろんホワイトカラーは相当英語のできる人も多く居ますし、発音という意味では日本人より遥かに綺麗でしょう(中国語の発音域が日本語より遥かに多いですから、日本人より相当に有利です)。

 町の綺麗さという意味において、既に日本以上の先進国といってもおかしくないシンガポールはともかく、マレーシアのクアラルンプールも2回訪問しただけですが綺麗な町というイメージが有ります。まぁ、上海はマニラよりは数段良い、ソウルとは似たようなものか、ソウルの方が砂埃が此処まで酷くないかなという感じ。香港は香港島南の綺麗なところを除けば上海とほぼ同じ。というのが個人的な印象なんですけど、今のバンコックってどうなんでしょう?

 さて、彼女曰く、ようやく今年になってkら多くの企業が日本の市場の将来性に不安を抱き中国に進出する事を本気で考え出したそうです。

 遅すぎるよ、、、とも思います。既に日本のナショナルブランド、世界中のブランドが当地に入って激しい競争を繰り広げています。完全な後発となって今更どうやって戦っていくのか。。

 私個人のビジネスチャンスという意味では、日本側が本気で中国市場に取り組むという方針転換は歓迎する処です。そして、それが目的で先ずネットで日本製品を販売するところから始めました。ネットだけでなくリアルや、広告戦略、人事を含むマネジメントまでも含めてどうやって日本の中堅企業が中国で物を販売していけるのか、その仕組みを作ってみたいというのが理想です(できるかどうかはわかりませんが)。

 現在、中国以外のアジア諸国の所得水準、日本製品の購買対象顧客数等については私は認識を持っていません。でもナショナルブランド以外の方が今後アジア市場を狙う場合、今の段階では中国ではないかもしれません。

 タイも人口は8千万人くらい居ます。マレーシアは平均所得は中国以上でしょう。インドネシアは治安は不安定ですが資源を持ち人口も多い。ベトナムやフィリピンはちょっと市場が小さすぎるかもしれない。インドは文化が違いすぎる。タイもマレーシア(華僑除く)も比較的親日の国ですので、日本企業や日本人である事は、中国と異なり不利になることは無いでしょう。秘かに韓国も日本嫌いとは言いますが文化が似ているだけに、実は日本の物は結構好きですし、なれれば中国人より韓国人の方が親しくなりやすいと思います。

 アジアの中心市場は中国かもしれませんけど、中国のみに拘る必要は無いとも思います。唯、元植民地各国は、元宗主国の文化の影響を受けており、そちらへの憧れが強いという認識ももちましたので、一概には言えないです。また、経済は中国系(華僑)が占めている事例も多い。自分で行ってよく調べる以外には答えは出ないと思いますけど。。
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上海の公共プール

2009-05-18 | 上海ライフ・子育て
昨日はゆっくり起きて子供の相手をしていた所、宅急便会社の小李と彼女が突然やってきて、泳ぎに行こうと言います。先週一度夜近所のプールに行ったのですが、その時は時間が遅くてもう終わっていたんですね。

 と言う事で、マオタイ路とアンロン路の交差点にあるプールに行ったのですが、なんと日曜日だと言うのに営業時間は午後1時から2時と、6時半から8時まで。。。なんで??

 じゃぁ、日本人の行く高級マンション系のプールに行こうと話していたのですけど、もう一つ近所に公共プールがあるのでそっちに行くことになりました(一般的に公共施設のほうが安いので)。

 中山公園の近所に「上海国際体操中心遊泳館」というところがあります。以前は近所に住んでいましたので、体操中心の方にはバトミントンをしに良く行っていました。1階がスーパー、2階が体育館で、地下街もありそこには子供向けの服とかが安く売っていますので日本人駐在ママも良くみかけます。プールはこの建物と同じ敷地内に独立して立っていました。

 自分自身が泳ぎが得意ではないので、プールに行くのも何十年ぶりなのものですから日本の事情も知らないのですけど、

「健康診断カードは持っていますか?もって居なければ5元払って受けてください」

 「水着だけじゃ駄目です。帽子を着用しないと入れません」

 水着だけ持ってきた僕らは、え??と思ったのですが、20元で帽子を買い、健康診断を受けました。健康診断といっても血圧はかって、目を見るだけなんですけど安全に気を使っていると言うか、なんか変だなぁと思ったのですけど如何でしょう?

 入場料も、時間が1時間半で大人30元、子供15元ですので当地の物価を考えると安くは無いですね。確か日本人向けの所でも40元だったような気がするのですが。

 中は50mプールと子供用の深さ60cmのプールがあり、もっぱら息子を連れて子供用プールで遊んでいました。水もプールも綺麗なことは綺麗ですが、元々の水質が日本より悪いせいか塩素の臭いはきつく感じましたね。

 嫁によると、彼女が子供の頃は公共プールは何処もかなり汚かったそうですが、「うわー、綺麗だ綺麗だ」と喜んでいました。確かに私自身が子供の頃の学校のプール等に比べれば遥かに綺麗かな。少なくとも不快感を感じる事はなかったです。

 中国のこういう場所で一つ良いかなと思うのは、50mプールで泳いでいる結構大人でも余り泳げない人が楽しんでいる事です。これはバトミントンでも一緒で、私は全くの初心者ですが、似たような人が沢山プレイしているので別に恥ずかしさを感じる事はないんですね。日本に居ると、泳ぎにしろ、バトミントンにしても子供を除き大人で遊んでいる人たちって結構うまい人ばかりなので、正直自分が恥ずかしくて気後れしてしまいます。ついつい、行かなくなってしまい、スポーツといえば比較的とくいな登山やクライミング、スキーとかに限定されちゃうんですよね。。

 日本の場合って、スポーツでも何でも一つの事を極めるなんて考えが、特に私やそれより上の世代には多かったような気がするのですがどうでしょう?もう少し若い人たちはあまり気にしないのかもしれないですけど。。

 余談ですが。。プールから出ると当然シャワーを浴びるので、別に見たくも無い回りの人たちのものが見えてしまうのですが。。うーん、中国人は話しに聞いていましたが大小問わず、包○が圧倒的に多いですね。なんで??

 
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