週末に来た友人と話していて、現在我々はベビー用品にフォーカスしていますが、商品を広げないのかと聞かれ、化粧品かなと答えたところでした。
中国では資生堂が、中国独自ブランドオプレの販売も含め非常に成功していると思っていました。カネボウもそれなりに上海では認知されているのですが、ダイヤモンドの記事を見ていたらそうでもないのですね。
今の花王カネボウの中国法人や中国事業のマネジメント体性を知りませんが、ブランドという点では確かに資生堂がNo1というイメージがありますが、カネボウ自体も割といい印象をもたれているようなのですよね。それが資生堂が売上850億円、カネボウ80億円。。10倍の格差ができてしまっています。
唯の結果を見ての好き勝手なコメントですけど、カネボウは化粧品部門は収益を上げていたとはいえ、まぁがたがたの経営をして解体されてしまった企業です。化粧品事業となると、花王がどこまで噛んでいるのか解らないのですが、カネボウ出身者のマネジメント力不足か、花王出身者が横槍を入れておかしくなっているのか、まぁこんな物じゃないでしょうか。
記事を見る限りは、カネボウは自社で育成した人材を維持できない。是が最大のネックのようですね。多くの日本企業が業界を問わず同じような目にあっています。B2Cで中国市場を狙うとなると、外国から参入している企業も日本で認知されているブランドばかりではなく、日本人の女性でも知らないギリシャ、オーストラリア、ニュージーランド等のブランドが一流デパートの1階にお店を構えています。そういう店からすれば、資生堂やカネボウのスタッフはのどから手が出るほど欲しい人材で、高級での引き抜きの機会は多いでしょう。
これだけではないでしょうが、人事管理の差が、資生堂とカネボウの売上10倍の格差を生んだ可能性はありますね。
しかし、その資生堂も化粧品市場のシェアと言う意味では6%しかないんですね。どれだけ競争が厳しいかわかるのではないでしょうか。また、カネボウですら、80億円の売上しかないとは。。
記事より:
花王-カネボウ陣営が中国化粧品ビジネスで売上げ目標を下げた本当の訳
・カネボウ化粧品は、2010年に200億円という売上目標を立てたが、80億円に大幅下方修正。
・売上そのもは、2008年度も前年比30%成長を遂げている。但し、2010年までの販路開拓が目標の1200店に対し、現時点で800店にとどまっている。
・中国の化粧品の市場規模はすでに1兆4000億円と、ほぼ日本市場に匹敵する。
・シェアトップはロレアル、それに資生堂、P&G(マックスファクター)が続く。
・資生堂は2009年度に取扱店を700店増やし4000店体制に、前年比2割増の 850億円という売上げ計画を打ち出している。
・カネボウは新規出店よりも人材育成に重点を置かざるを得ない状況の模様。教育しても他企業に社員を引き抜かれまくっているようだ。
http://diamond.jp/series/inside/09_05_22_001/
中国では資生堂が、中国独自ブランドオプレの販売も含め非常に成功していると思っていました。カネボウもそれなりに上海では認知されているのですが、ダイヤモンドの記事を見ていたらそうでもないのですね。
今の花王カネボウの中国法人や中国事業のマネジメント体性を知りませんが、ブランドという点では確かに資生堂がNo1というイメージがありますが、カネボウ自体も割といい印象をもたれているようなのですよね。それが資生堂が売上850億円、カネボウ80億円。。10倍の格差ができてしまっています。
唯の結果を見ての好き勝手なコメントですけど、カネボウは化粧品部門は収益を上げていたとはいえ、まぁがたがたの経営をして解体されてしまった企業です。化粧品事業となると、花王がどこまで噛んでいるのか解らないのですが、カネボウ出身者のマネジメント力不足か、花王出身者が横槍を入れておかしくなっているのか、まぁこんな物じゃないでしょうか。
記事を見る限りは、カネボウは自社で育成した人材を維持できない。是が最大のネックのようですね。多くの日本企業が業界を問わず同じような目にあっています。B2Cで中国市場を狙うとなると、外国から参入している企業も日本で認知されているブランドばかりではなく、日本人の女性でも知らないギリシャ、オーストラリア、ニュージーランド等のブランドが一流デパートの1階にお店を構えています。そういう店からすれば、資生堂やカネボウのスタッフはのどから手が出るほど欲しい人材で、高級での引き抜きの機会は多いでしょう。
これだけではないでしょうが、人事管理の差が、資生堂とカネボウの売上10倍の格差を生んだ可能性はありますね。
しかし、その資生堂も化粧品市場のシェアと言う意味では6%しかないんですね。どれだけ競争が厳しいかわかるのではないでしょうか。また、カネボウですら、80億円の売上しかないとは。。
記事より:
花王-カネボウ陣営が中国化粧品ビジネスで売上げ目標を下げた本当の訳
・カネボウ化粧品は、2010年に200億円という売上目標を立てたが、80億円に大幅下方修正。
・売上そのもは、2008年度も前年比30%成長を遂げている。但し、2010年までの販路開拓が目標の1200店に対し、現時点で800店にとどまっている。
・中国の化粧品の市場規模はすでに1兆4000億円と、ほぼ日本市場に匹敵する。
・シェアトップはロレアル、それに資生堂、P&G(マックスファクター)が続く。
・資生堂は2009年度に取扱店を700店増やし4000店体制に、前年比2割増の 850億円という売上げ計画を打ち出している。
・カネボウは新規出店よりも人材育成に重点を置かざるを得ない状況の模様。教育しても他企業に社員を引き抜かれまくっているようだ。
http://diamond.jp/series/inside/09_05_22_001/