日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

三国志: 曹操の墓

2009-01-11 | 上海ライフ・子育て
 杭州までの電車の中には、鉄道雑誌が何冊か置かれており、なんとなく眺めていると始めて知った面白い記事がありました。

 日本でも馴染みの深い三国志の英雄の一人、「曹操の墓が見つかった」というものでした。三国志ファンの方はご存知かと思いますが、魏呉蜀のうち蜀の劉備の墓は、現在そのスタッフだった諸葛孔明を祭る武侯祠(四川省成都)の境内の中にあります。

 また、呉の孫権の墓は、南京の公園のようなところに小さくありました。明の最初の皇帝洪武帝の大きな陵墓と、中華民国の総統孫文のやはり巨大な陵墓がほぼ並んでおり、観光地になっているのですが、そこから降りてきてぶらぶら歩いていると、案内標識があり、おお、これが孫権の墓なのかと思う程度の小さな物ですが、現存しています。

 三国の中で最強だった?曹操については、安徽省に曹操の一族の墓が残っているというのも、黄色い旅行ハンドブックの中で見たことがあり、てっきり底にあるものだと思っていました。

 ところが、曹操の墓は今でも正確な所在地は不明で、中国の歴史の謎になっているそうです。中文ですので完全にりかいしていませんが、何でも唐の時代までは曹操の墓の記録があるそうです。その後の混乱の時期を経て何処にあるかわからず70ヶ所くらい候補地があるそうですが、河南省と河北省の境にある河南省側にある盗掘された墓がどうやら曹操の物らしいという事です。

 日本でも過去の天皇家の陵墓について、発掘が許されていない関係もあり実際にはどこが誰の陵墓なのかはっきりしないそうですが、中国も同じなんですね。

 中国市場の皇帝のうち、日本を攻めてきた元の皇帝の墓は、モンゴルの風習が陵墓を作らない習慣だったので見つからないというのは、以前何かの本で読んだことがあるのですが、三国志であれだけ有名な人のお墓が見つかっていないというのは少々驚きでした。
 
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中国の新幹線

2009-01-11 | 旅行(中国その他)
 中国にも新幹線ができて、上海→南京、杭州、北京を運行していることは聞いていました。金曜から先ほどまで杭州に行って来たのですが、過去はバスかタクシーを利用しており、鉄道お宅の息子の関係で初めて電車での訪問となりました。

 さて、上海から杭州までは170Kmあるのですが、新幹線といっても1時間20分ほど係ります。日本の川崎重工の技術が入っており、東北新幹線の「はやて」とそっくりな車両だと聞いていたのですが、残念ながら往復乗ったのは異なる電車でした。

 杭州まで行きはノンストップ、帰りは嘉興に泊まっただけですが、最高速度は140km程度です。又、行きは1等、帰りは1等でしたが、1等の方が座席が広い程度の差で、日本のグリーン車と普通ほどの格差は無いですね。まぁ、金額も10元程度の差ですので、やむをえないのかもしれません(行き 64元、復路 54元かな?)。

 中国の鉄道を使う時は何時も同じなのですが、往復切符が無く、杭州についたら帰りの切符をそのまま駅で買わないと行けません。自動販売機も相変わらず無いですし、どうしてこんなに非効率なシステムになっているのか。。

 上海はまだまともでしたが、杭州で駅に乗る時は、待合室に一旦入りそこからホームにでます。例のごとく待合室からホームに出るまでの処が列に並ぶわけでなく、押し合いへし合いしながら何とかたどり着くという感じでした。

 何でもこの新幹線トラブルも良く起きているとの事で、時間遅れが多いとも聞きました。

 後、新幹線の名前は和諧号といい、胡錦寿主席の主張する和諧社会を代表して命名しているのだと思いますが、日本のように「のぞみ」。「ひかり」という風に分かれているのではなく、新幹線もそうですが電気機関車にも和諧号という名前をつけているものもあるようです。

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