日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

味千ラーメン

2009-01-27 | 日本・日系企業
 日系ビジネスに味千ラーメンの記事が掲載されています。

 中国で最も成功している日本の外食企業といえば、まずこの味千ラーメンで、次はサイセリアだと思います。この記事では吉野家の比較になっていますが、吉野家について個人的に見る限り、上海では出店数は多いもののお客さんの要りは決して多く無いということです。店舗採算や収益面についてはまったく知りませんのでそれでもちゃんと事業として成り立っているのかもしれませんが、個人のレストランが開業3月程度でどんどん撤退している姿を見るだけに、実際は厳しいのではないかと思っています。唯、大連のショッピングセンター内にあった店舗はそれなりにお客さんがいましたので地域差があるかもしれません。

 味千は、個人的には味そのものが特に美味しいとは思いません。上海には、日本人を対象にしたラーメン屋が他に幾つもあり、嫁の意見としてもそっちの方が美味しいといいます。

 しかし、、、2003年当時でも味千は人気で、何時行ってもどの店もお客さんの入りが良く、地価の高い一等地にもどんどん出店しています。成功の理由としては、味を中国人に受けるようにした。サイドメニューを増やした。価格を現地で受け入れられる設定にした。など等よく言われますが、正直なところ、何でここまで受けるのかわかりません。そして、今でも拡大しているのですね。

 今ではスーパーに行くと「味千」ブランドの麺が販売されています。もうラーメンの代表的ブランドになっています。

 記事を見ると、中国法人そのものが日本のフランチャイズで、既に株式公開までしているのですね。日本のオーナーが台湾系の人らしいので、その家族関係とかで
パートナーを見つけたのかもしれませんが、中国進出の一つの方向性でしょうね。

 日経は味千の成功例をどう分析するのかな。過去、本で紹介されている程度の事例を真似してもここまでの成功はできないと思うのです。決して最も美味しいラーメンではないのですから(私だけでなく複数の上海人から同じ意見を耳にします)。。価格も1/3程度の価格で、ここより美味しい中国ラーメンを提供するところもあり、私もこっちには良く行きます。

 不思議な成功企業です。。


以下:記事より抜粋
中国に進出している日本の大手外食チェーンで、店舗数が最も多いのは153店を展開する牛丼チェーンの吉野屋だ(台湾を除く。店舗数は同社ホームページより)。しかし、国内では吉野家よりはるかに小粒だが、中国では2倍以上の324店を展開する日本の外食チェーンが存在する。そう聞いて、すぐに社名が思い浮かぶだろうか?

2007年12月期の売上高は9億453万元(約117億5900万円)と、重光産業の国内売上高のほぼ9倍。店舗数が日本の3倍なのに比べて売上高が大きいのは、中国では一部の例外を除いてすべて直営店だからだ。純利益は同2億2078万元(約28億7000万円)。過去5年間、年平均60%を超えるペースで業績を拡大し、2007年3月には香港証券取引所への上場を果たした。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20090123/183717/?P=2
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戦後も上海に住んだ日本人

2009-01-27 | 上海ライフ・子育て
 昨日初めて聞いた話ですが、岳父の従兄弟の家に食事にでかけたところ、彼がいくつかの日本の歌「さくら」等を中国語ながら歌うことができて、以前近所に日本人が住んでいて教えてもらったそうです。

 伊藤さんという方で、もうお亡くなりになっているそうですが、1920年代に16歳で上海に来て、1978年までずっと住んでいたそうです。彼からもらったものとして、何故か日本製の変圧器がありました。80年前のものですので骨董品として売れるかもね等と話しましたけど。。

 終戦時には日本軍を含めると150万人程度の日本人が中国に居住していて(満州を含む)、一部の軍人がそれぞれ国民党と共産党に参加して国共戦争に参加していたとか、エンジニアは何年か中国に残ったという話は見聞きしていますが、上海に残られた伊藤さんという方も、エンジニアだったのでしょうか。

 文化大革命のときは過酷な日々を送らざるを得なかったでしょうね。もし今でもご健在ならこの間の中国の変化とか色々お話を聞いてみたいところですが、残念なことです。1978年に帰国されたそうですが、その後の中国の発展を見ればきっと驚かれるでしょう。

コメント (2)
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花火の残骸

2009-01-27 | 上海ライフ・子育て

 ご紹介した年末の花火と爆竹の状況ですが、北京では68トンのゴミがでて、47人が怪我したとの報道がありました。何と上海では下記のとおり1200トンものゴミが出たとか。。

 確かに12時過ぎに外に出ますと、道路中が赤い紙切れ(爆竹の残骸)と花火を打ち上げた殻もそのまま放置されています。それにしてもこんなにあるとは。。

 一方、上海人たち曰く、大晦日の夜は当然大量の花火や爆竹が鳴らされるけど、以前は大晦日の日中から、正月の昼頃まではずーっと花火と爆竹が鳴らされていた。今年は経済危機のおかげですごく少ないのだそうです。。。

 日本で正月を過ごした嫁が、静か過ぎて気味が悪いといっていましたが、いやいや、かくも異なるものかと。。

年越し花火、終わってみればゴミの山―上海で1200t
社会ニュース】 【この記事に対するコメントY! 2009/01/26(月) 11:52
写真を大きくする
  26日付東方早報によると、上海市内では春節(旧正月)を迎える大みそかの25日深夜から、翌26日未明まで市民が爆竹や花火を楽しんだ結果、燃えかすなど約1200トンのゴミが発生した。

関連写真:そのほかの春節に関する写真

  市当局によると、作業員約3万人が徹夜で清掃作業を行った。特に飲食店や高級住宅地で多かった。最大で5キログラムの燃えかすもあった。ごみ種類が多いため作業を機械化することはできず、人海戦術で対応したという。

   中国では旧正月の「年越し」に際して、「魔よけ」のために爆竹や花火を燃やす習慣がある。多くの都市では1990年代に、火災やけがの危険が大きいとし ていったん禁止されたが、2000年を過ぎて復活を望む市民の声にこたえる形で、各地で復活した。写真は北京市内で26日未明、花火を楽しむ市民。(編集 担当:如月隼人)
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視聴率95%!

2009-01-27 | 中国ビジネス関連
 すごいですね。 日本で言う紅白歌合戦みたいな番組が大晦日の晩に放映されており、個人的に興味は無いんですが岳父の家にいると、嫌でもつき合わされます。

 番組としては、日本で言えば演歌というか年配者向けの歌、漫才等のコメディ、サーカス、手品、四川地震の被災者の新年をお祝いしたり奨励金が渡される状況、胡錦寿主席の共産党の発祥地である井岡山訪問の報道、オリンピックの金メダリストや宇宙飛行士の紹介等が行われ、写真のように2010年から2011年に打ち上げられる中国発の宇宙実験室のお披露目もされていました。


※この記事の続きは有料となります⇒中国市場進出/販売実践会

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