machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

日本文明

2006-09-10 | Weblog
今朝のテレビ番組で竹村健一がサミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」を引用し、世界には七つか八つの文明があり日本文明をそのひとつに数えていることを紹介した。日本は西欧文明に含まれるのでもなく、中華文明に含まれるのでもない。

日本には独自の文化はあることは分かるが、欧米の学者が文明と呼ぶほどに評価していることを過大評価のように思う。しかし、トインビーも日本をかなり評価していた。

東西冷戦が終わった頃、多くの人は民主主義による平和世界の実現がなされると思っていた。しかし、アメリカがイラクを侵略し民主主義を植えつけようとしても、イスラムの尊厳を無視しているから定着しない。
冷戦時代は思想の戦いだったが、今はより深く宗教の戦いになってきた。

日本人は無宗教の人が多いが、生活そのものが宗教的だと思う。もったいないと思う気持ち、有り難いと手を合わせ、さっぱりとした感覚を好み、虫の声に情緒を感じる。

地球の環境問題や資源問題は、昔からの日本人の考え方でやれば、簡単に解決できるはず。そう考えると日本の独特な文明はこれからの時代にとって失うことができない価値がある。



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