machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

ノイローゼ

2011-12-16 | Weblog
土木建築の現場監督はストレスの多い仕事だ。
あらゆる職業の内、二番目にストレスが多いのだそうだ。

昨日、建設会社「鹿島」の社員が精神の変調が原因で一才の長男を10階建てのマンションから投げ落とした事件があった。
幸い植え込みに落ちたために、顔にかすり傷だけで奇跡的に助かったそうだ。

我社の社員も一人、今週からストレスのために病気療養に入った。
いまや、精神病は他人に聞かれても恥ずかしくない立派な病気になった。

現場監督なんて仕事は流行らない、若い人も入ってこない。
現場管理、施工図作成、写真撮影書類作成等、やるべき仕事が多すぎて残業休日出勤は当たり前。
現場での事故の可能性は工場労働者の数倍になり、高所からの転落事故、土砂の崩落事故、重機による災害と重大災害が高い確率で発生する。
事故が起これば責任を追及され、労働基準監督署にも発注の役所にも死ぬほど膨大な書類を短期間で作成し提出しなければならない。

工期が遅れることは絶対に許されないし、今年のように天災や大事故があれば材料の不足や納期遅れもある。
一品生産品を環境や気象条件の不安定な中、まとめる事は精神的にきつい。
さらに利益も出さなければならないとなると、良い仕事ではない。

仕事のことで夜中に目が覚めることはよくある。この業界ノイローゼになる人は多い。
役所の入札物件があると、「取ってくれるな」と思うのが本音である。

書類作成にはコンピューターが必需品として活用されているが、若い優秀な人なら良いが、不得意な人にとってはこの業界は辛い仕事だ。

ちょっとした満足感だけはあるようだが。
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