今日の常念岳

安曇野から見える代表的な山である常念岳を中心に、安曇野の自然、日常の風景など、画像で綴っていきます。

6月2日

2014-06-02 23:59:52 | 

穂高の最低気温13.4℃(平年比+1.1℃)、最高気温32.6℃(平年比+7.8℃)
松本の最低気温15.5℃(平年比+3.1℃)、最高気温32.6℃(平年比+7.7℃)


朝はそれほど暑いという気温ではなく、天気予報が「今日は昨日以上に暑くなるでしょう」というのを疑問に思っていた。しかし、昼になったら何でこんなに暑いのかな、という暑さに。昨日のグランフォンド富山の疲れと昼間の暑さで、体も頭も動きが悪い悪い。やはりロングライドやレースの翌日は休まないと駄目だな。昼間暑さでへろへろにさせられた上に、夜になっても真夏の夜に近い暑さが残っていて更に私を痛めつけている。できるなら、窓開けて寝たい位だ。


グランフォンド富山2014

2014-06-02 23:59:12 | その他諸々

2014年06月01日、今年で5回目になるグランフォンド富山に出走してきた。1回目は出否を迷っているうちに締め切られてしまい、2回目から4年連続4回目の出走。去年辺りから「今年はどうしようかな」と迷いが出てきているのも事実なのだが、何故か今年も、それも4年連続でロングコース(180km)へのエントリーをしていた。前日(5月31日)に小学校の運動会が行われた時点で出走可能が決定。今年はライトに加えてベルのチェックもあるらしいので、子供の自転車に付けてあった小型のベルを移植して出走に備える。

移動に3~3.5時間はかかるので、早めにゴールして富山発を早めにしたい。ということは、早いスタート順を確保することが必須だ。ならば駐車場オープンとともに会場入りし、自転車の準備だけは受付前に終わらせてさっさと検車を受けてしまおうと思う。午前1時に出発してR147~R148を北上。激走するトラックにもアシストされて(?)意外と早く糸魚川に着き、富山競輪場着も駐車場オープンの若干前。受付まで待つことになったが、受付が終わってから検車→整列はそれほど時間がかからず、結構早いスタート順を確保することができた。

いい天気だ。ただ、暑い。かなり暑い。雨が降るよりは断然いいに決まっているが、暑さに弱い私にとっては消耗との戦いでもある。この前山の中に入ったら涼しくなることに期待しよう。開会式は非常にコンパクトで、最初の組のスタートも開会式の一部のような感じ。私がスタートするまで大して待たなかった。この辺り昨年までの教訓が生かされている。


新湊まではほぼ平坦。この区間は去年までは海沿いのR415を走ったのだが、今年は道路工事の関係ということで若干内陸の田んぼの中を行く。この海沿いの道は楽しみにしているものの一つだっただけに、ちょっと残念。庄川の河口から川沿いに上流に向かう。途中から緩い登りになるが、脚を使う区間ではない。サポートライダーが25km/h~30km/hちょっと越える位のペースでずっと引っ張る。去年は「これでは帰りの時間が予定よりも遅くなる」と思って走ったが、今年はスタートが早かったこともあって余裕。ただ、朝早めの時間なのに暑い。水の消費量がかなり多い。スタートからチェックポイントの庄川水記念公園まで、2.5時間位だった。

例の如く休憩時間をあまり多く取らずにスタートしようと思ったが、先頭のスタート時間が決められているらしく、発走まで少し待つ。大集団にならない為の工夫かも知れないが、この先も、このタイムマネジメントは結構きっちりとできていた。

ここからしばらくは砺波平野の縁を走り、緩やかなアップダウンが続く。相変わらずサポートライダーが快調に引っ張る。家の辺りではまだ緑色だった麦がこの辺りではもう収穫間近の感じ。田んぼの緑と麦畑の色が混ざりあった田園風景だ(走りながら写真を撮ったのだが、いまいちいい景色に撮れてなかった。結構ペースが速かったこともあるが、基本的には技がない)。


R304に入ると「急な登り4km」の看板が現れ、登坂車線が見えた。ここから最初の山場、五箇山トンネルまでの登りである。ペースは一気に落ちて集団崩壊。マイペースで登るしかないのだが、何故か今年はそこそこいいペースを刻んで(注:当社比)登れているような感じがする。カーブと勾配が急になる区間をいくらか覚えていた所為もあるのかも知れないが、トンネル入り口まで結構近く感じた。ただ、ここまでの区間サドルに違和感を感じてその違和感が徐々に大きくなってきているのが気になる。落車の影響でサドルのフレームが曲がったのだが、それが効いているのかも知れない。それにしても、暑い。


トンネル入り口で少し休み、再スタート。トンネルの中はかなりひんやりとした空気で、外の暑さとは大違い。埃ぽいのと排気ガスのにおいがするのは嫌だが、この涼しさはありがたい。

五箇山トンネルの次の梨谷トンネルを抜けると、この山が目に飛び込んできた。毎年ここは一気に下ってしまうのでこの山を撮ることはなかったのだが、今年は尻の(サドルの)違和感と膝の不調でいまいち踏ん張りが利かないのとで、かなり遅めのスピードで下っていたのでこれが見えたところで停まることができた。方角から見て人形山の方ではないかと思うのだが、今のところ何山かは不明。そのうち調べたい。


急な下りを2km程下って相倉合掌集落へ。チェックポイントと2回目の補給。去年までは神社の境内だったのだが、今年は集落からちょっと離れた広場のようなところがチェックポイントになっていた。毎年ここで同じような写真を撮っているような気がするのだが、今年もまた合掌集落の撮影。グランフォンド富山でここを訪れるのは4回目だが、4回の中で最もきれいに景色が見えた。緑も一番きれいな感じがする。遠くの山の見え方も、これまでで最高である。この日白川郷に行った友人は「人だらけ、それも中華系の外国人が多かった」と言っていたのだが、相倉は「人だらけ」という状態ではなく、大勢いるのはサイクリストである。走り終わった後五箇山合掌集落のどこかに泊まって帰るのもいいかと毎年、ここに来る度に思うのだが、実現できるのはいつの日か。


脚がまだ動くうちに出発。R156に入り庄川を渡ると道は登り基調になる。川幅は狭く、谷は深くなっていて、朝の平坦区間でずっと横に見えていた庄川とはえらい違い。R156から分かれて山の神トンネルに向かう道に入ると勾配が一気にきつくなる。ただ、不思議なことにここも比較的登れている感じ。サイコン上では山の神トンネルがちょうど中間点あたりになっていた。

山の神トンネルを抜けると、はるか下の方に利賀村の集落が見える。利賀川までは急な下りで、川を渡ると道幅が広がり、緩いアップダウンが続く道となる。利賀で昼食ということなので、利賀村役場の所だろうと勝手に思いこんで、下ハン持って加速し始めたらすぐに左側に誘導された。そこが昼食ポイントだった。


昼食場所は「スターフォレスト利賀」という、廃校になった小学校の校舎を使った施設である。上の画像は脇を流れる利賀川。水も、緑も、空もきれいだ。スターフォレスト利賀は宿泊施設らしいが、建物に泊まってもキャンプのような雰囲気になりそうである。


昼食は利賀そば(豆腐付き)とおこわ。多分去年までの教訓からか量は少なめ。今日は暑い日だし、水ばかり飲んで疲れ始めた胃袋には優しい内容だ。そばも良かったが、豆腐がポイント高し。ただ、私にとってはこの量では心許ないので、持参の草大福を食べる。ここは11時半以降のスタートということで若干待つ。


スタートを待っていた人は多かったようで、解禁になると続々と出発していく。結構な大集団になったが、登りが急になる度に集団はばらけていき、利賀村役場から栃折峠への短い登りでばらばらになった。ここもそれなりに調子よく登るが、抑えめに下っていると登りで交わした人の多くに交わされた。

下りきると大長谷川を遡る。ここはR471とR472の重複区間なのだが、律儀に立っているおだんごの割にはこれでも国道か、という道。栃折峠~楢峠越えの区間は「酷道」として有名な区間だそうで、確かにそれも納得できる。人家のありそうな気配もないし、ガードレールはないし、道は悪くなっていくし、発電所がごうごうと音を立てているし、一体どこに連れて行かれるのだろうと思って走ったこともあったが、4回目参加ともなれば酷道慣れしてくるし今日は天気も良くて道も明るいし、余裕でおだんごの画像を確保する


しかし、余裕があったのはこの辺りまで。ここから先ゴールまで画像がないのがそれを物語っている。大長谷川を渡って折り返した後の急な登り区間はそこそこいいペースでクリアしたが、その後の下りは向かい風の影響もあって思ったほどペースが上がらず、脚を使わされた。去年までの昼食ポイントである八尾黒瀬谷のチェックポイントでは、ロングコースは食料が無く水分のみの補給。できれば固形物を補給したかったところで、草大福をここまでとっておけば良かったと後悔する。ここも若干のスタート待ちの後、第一集団で出発。すぐ登りなのでいくつかの小集団に分裂する。私が感じるところ、ここから上滝駅の先の立山大橋までの区間、それも後半が非常にきつい区間なのだが、今回もやはりきつかった。集団から千切れかけては信号で追いつく、の繰り返し。途中で追うのを諦めて軽いギアに落としたが、集団のペースもそれほど上がらなかったのか、上滝駅手前の信号で前の集団に追いついた。

常願寺川の堤防道路に入れば残り30km。立山や剣岳がきれいに見えている。この区間でこれだけ山がきれいに見えるのも初めてではないかな、と思う。常願寺ハイツの最後のチェックポイントでも若干スタート待ち。「列が長くなると苦情が出るので」という話に皆苦笑い。しかし、第二集団もスタートしてしばらくすると前の集団に追いついて結局長い列になってしまった。が、信号や車の待避などで再び分裂していく。中切れしたので前に追いつこうとするが、前との差を詰めていってもそのうち脚色が同じになってしまい、なかなか前に近づけなくなってしまった。そうなると一気に辛くなってきた。後についていた人が先頭を替わってくれたが、もう脚が無く切れてしまった。しかし、後ろを見たら何人かの列が見えたので、ここで一気に落としたら迷惑になってしまうと思い、何とかそこそこのペースを維持した。県道富山魚津線との交点に来た時はやれやれと思ったが、この道緩く登っているところが多く、意外にきつかった。常願寺ハイツからの区間は、過去3回は集団の後とか誰かに牽いて貰って走っていたのだが、その区間をほとんど先頭で走ったら非常にきつかった。それだけに、岩瀬浜の駅が見えた時にはかなりほっとして、競輪場の走路に入った時は、これまでで一番うれしかった。

今年もゴール前に競輪場の走路を1周する。この1周は毎年達成感に浸れる1周なのだが、今年は特にその感が強くて、これまでよりゆっくりと走った。


完走。サイコンの記録では、所要時間9時間、実働7時間30分といったところで、実働時間は4回の中で最短。でも、出し切った感は4回の中で一番。ただ、終盤はペースを維持できないというところを露呈してしまった。筋持久力が課題ということか。


今年もうどんとアイスクリームのサービスがあった。うどんを食べてからアイスクリームの列に並んだら、私の前に出てきたのは「柿」。それまでは抹茶とストロベリーの繰り返しだったのだが、「滅多に出ない」柿が当たるとは、悪運は尽きていなかったということか。柿アイス、ミルクベースのアイスに柿の果肉という組み合わせなのだが、柿がいいアクセントになっておいしかった。


競輪選手宿舎の風呂で汗でべったべたの体をさっぱりさせ、スーパーでシロエビの天ぷらを買って帰る。どうしても今日の立山・剣を画像に残したくて、スーパーの駐車場で撮った。来年出走することがあれば、走っている時に撮りたいものである。


(完)