今日の常念岳

安曇野から見える代表的な山である常念岳を中心に、安曇野の自然、日常の風景など、画像で綴っていきます。

全日本マウンテンサイクリングin 乗鞍

2017-08-30 23:13:36 | その他諸々
2017年08月27日
全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 に出走してきた。

4年前から鈴鹿と日程が被らなくなり、日程的に出走が可能になってしまった乗鞍。今年も日程が被らずに出走可能なんだけれど、連闘になるため厳しい日程だ。去年までは定員オーバーしたら抽選だったのだけれど、今年から先着順エントリーになったため、当然狙ってきている人ばかり、レースレベルが上がることも懸念される。しかし、何故か今年もエントリーしていた。

前日受付に行ってみたら、前川渡の交差点から3つめのトンネル(大野川トンネル)の先で落石回避のための片交になっていて、そこを先頭に若干の(数百mか?)渋滞になっていた。このところレース中の足が攣る傾向にあるので、脚攣り対策用のサプリメントを探し、梅丹の2Runを買ってみる。ほんとに攣らんのかな? それとメダリストが今回の脚攣り対策。小1時間位いて県道乗鞍岳線を戻ると、渋滞の列が異様に長い。県道だけでなくR158も道路に固着した車の列。15時の時点で五領沢の辺りまで動かなくなっていた。これで正直に受付を締め切ったら、この時点で出走できない人だらけになってしまいそうだ。片交のところをうまく制御してやればちょっとはマシになったと思うが、信号機任せだったので必然だわな。

朝4時頃に一ノ瀬牧場の駐車場に着いたら、いつもの年より車が多め。何とか駐車場入口の端の方にスペースを見つけて停める。それにしても、寒い。星がきれいなので、天気は晴れるだろう。陽が出るまでの辛抱だと思い、寒さを我慢して準備する。預ける荷物を持ってスタート地点に向かう。上空ほぼ快晴で、クリアに見える乗鞍岳に朝日が当たっている。この様子だとフルコース確定だ。このまま天気が崩れずにいて貰いたいものだ。

開会式の辺りから陽が当たり始めた。陽射しはかなり暑く感じる。日中はかなり暑くなるだろう。去年94分だったので、今年は90分を目標にしたい。

スタートしたら、周りの人たちのペースが異様に速い。何なんだ、これは。そのハイペースに巻き込まれて出だしが非常にきつい。鈴鹿の疲れが残っているのか、斜面が緩くなっても楽になった感じがしない。5km位走ったところで漸く脚に余裕を感じた。しかし、傾斜が急になると途端に辛くなってペースがた落ち。ひたすら耐える。位ヶ原山荘前までで去年よりも数分遅い。まずいぞ、と思ってペースを上げようとするが、あまり上がっている感じがしない。森林限界を越えると一気に開放的になって気分的にも少し晴れる。風が弱いのは救いだ。去年こんなに脚重かったかなーと思いつつ、それでもゴールが近付いていることが励みになって前に進む。残った気力と体力を掻き集めてもがき続けてゴール。時計は97分位。去年よりも3分も余計にかかってしまった。

荷物受け渡しの場所から見える乗鞍の山々。コロナ観測所のある中央の山が摩利支天(2777.9m)だから、左が富士見岳(2817m)、右が恵比須岳(2831m)だろう。


北アルプスもクリア。すばらしい眺めは完走のご褒美といったところ。槍ヶ岳の右に北穂、奥穂、吊尾根、前穂。奥穂の手前側に西穂か。

鶴ヶ池と畳平、そしてその後背の山々(富士見岳、摩利支天、恵比須岳)

下山途中もこの展望。去年はガスが出てここまでクリアではなかったなあ。

冷泉小屋の前の沢。何となく心が和むというか落ち着く風景。


stravaのログを見てみたら、比較的斜度が緩い区間では去年よりも速かったけれど、激坂区間ではかなりタイムを落としていることが判明。要するに自分が重たかっただけということかな。ということで、毎度のことながら必要なのは自分の軽量化。しかし、それが一番難しい。この先の1年でどこまで絞れるかな。かなりの意志力強化が必要だな。

8月28日

2017-08-29 23:39:56 | 
穂高の最低気温20.3℃(平年比+1.2℃)、最高気温32.4℃(平年比+2.5℃)
松本の最低気温20.2℃(平年比+0.8℃)、最高気温31.4℃(平年比+1.1℃)

今夏は北アルプスに雲が多い。平地は晴れていても、頂の辺りには常に雲がある印象だ。今朝は上空の雲は多めだったが、常念岳や有明山は見えていた。しかし、朝日が雲に遮られていて、北アルプスの山々はシルエット。29日から娘は中学校の集団登山で燕岳に行く。快晴微風でなくてもいいから、周囲の山々の展望はあって欲しいところ。悪天候にだけはなって欲しくないな。

第34回シマノ鈴鹿ロード(8月19日)

2017-08-20 21:14:28 | その他諸々
2017年08月19日
第34回シマノ鈴鹿ロードに出走してきた。
このところ毎年出走しているシマノ鈴鹿ロード、久々の出走になったのが2009年なので、今年で9年連続出走になる。2時間エンデューロ1本に絞ったのが2010年からなので、2時間エンデューロにエントリーしたのは8年連続、但し、荒天(ゲリラ豪雨)によるレースキャンセルが1回あるので、出走は7回目になる。去年、2桁順位まであと16秒というところだったので、今年は目指せ2桁順位なのだけれど、相変わらずの寝不足が気になる。

かなり余裕があると思って出発したのだが、災害のため中央道の恵那-瑞浪間が通行止。R19に迂回することになるのだが、中央道を走っていた車が皆そこに回るわけだから、当然のことながら大渋滞。あっという間に余裕を使い果たしてしまった。瑞浪から高速に復帰して回復運転に努めたけれど、結局目論見よりも30分ほど遅れて6時少し前に駐車場到着。慌てて準備をして鈴鹿サーキットに向かうが、パドックはもうほとんど空き地が無く、何とか隙間に割り込んだ感じ。

既に試走が始まっていたので、急いでコースに出る。毎年まとわりつくような蒸し暑さを感じるのだが、今年は若干涼しさも感じる。しかし、陽が当たると暑い。昨夜が比較的涼しくて、思ったよりも寝れた所為か、怠さを感じることはない。登りで力を入れずに回って1周11分弱。去年並には走れそうだ。

試走は4周回を終わったところで時間切れ。ピットに戻って朝食を食べて寝る。レースで走るのは本物のサーキットのコースだし、バイクラックが並べてあるところや居場所になっているところはモータースポーツではピットとして使われているところなので、それだけでもわくわくするところではある。ただ、F1は300km/h超で走るところなのに自転車ではせいぜい5、60km/hがいいところ。スピード感は全くないね。

1時間位寝ていたようだ。起きて出店の方に行ったら、「みきゃん」が歩いている。何かユーモラスな歩き方だね。愛媛県の公式キャラクターらしいみきゃん、しまなみ海道絡みで愛媛県がブースを出しているので、何年か前にそこで存在を知ったのだけれど、本物を見るのは初めて。鈴鹿でも人気者だった。

今年はジャージとレーパンが買えないかな、と思って店を見て回ったが、どちらもそこそこお買い得品が出ていて、思ったよりも安く買うことができた。あとは指切りのグローブと調光クリアレンズのサングラス。サプリメント類も欲しかったけれど、売っている単位が大きくて私にとっては何年分もありそうな量。諦める。


今年も、去年に続いて20年来の友人が来てくれる。ずっと孤独な闘い(大袈裟か?)だっただけに、これは大きなプラスだ。去年と同じようにバス停で待ち合わせて、彼女とピットに戻る。会うのは久しぶりだし、折角来てくれるのだけれど、私は暑さで参っているしだんだんレースが気になり始めて、彼女には申し訳ないけれど超マイペースになってしまう。

(左) 出走前には肉の補給、ということで、チキンケバブサンド
(右) 暑い時にはかき氷、ということで、みかんミルク氷

計測チップとナンバーカードを取り付け、ボトルに水とドリンクを詰めて出走準備完了。1週間前にペレファカフェに行った時にステッカーを貰ったので、それもフレームに貼る。自転車の場合、多分右サイドが公式側になると思うのだけれど、右側に貼ったら羊が後ろ向きになってしまったので、左側に貼り替えた。

自分と似たようなゼッケンの数字の人が動いているのが見えたので、自転車を並ばせに行ったら結構前の方。スタート位置まで来たら前から5、6列目というポジションになってしまった。スタートからしばらくはバイクの先導でゆるゆると進むのだけれど、普段は単走なので前後左右に人がいる状況というのは鈴鹿で走るときくらい。かなり緊張する。
西ストレートで先導が離れ、レース開始。いきなりかなりのペースアップ。何とか集団に残りたいと思って後先考えずに踏む。2周目までは何とか集団内で回ったけれど、前方で何回か落車があってそのたびに前との距離が開き、3周目の途中で先頭が見えなくなった。4周目を走っている時に両脚が攣りそうになり、仕方なく下りでストレッチして騙す。スプーンを回ってから1コーナーまでの間もろに向かい風の影響を受けてきつかったけれど、ホームストレートにいる友人のところに1回でも多く戻りたかったから、我慢して踏んだ。陽が傾いてきているのにかなり暑く、水がどんどん減る。途中で何回か足が攣りそうになったけれど、そのたびに持ち直した。最後の2周はそこそこペースアップできたけれど、結局12周目のダンロップを過ぎた辺りでタイムアップ。2分半ほど足りなくて、今年も13周回には入れず、悔しい。
駐車場に戻って片付け。リザルトを見たら、暫定84位。先頭からは3周遅れになったので2桁はないな、と思っていたのだけれど、どうやら先頭が速すぎて、普通なら先頭と2周差になるところまで3周差になってしまった模様。とはいえ、目標だった2桁順位に食い込めたので素直に喜ぶ。これもひとえに友人が来てくれたおかげ。辛くなっても、我慢して先を目指す気力のもとをくれた彼女には感謝。
時計は2時間02分35秒06で12周回なので、平均34.07km/h。久々に34km/hを越えた。体力が落ち目なのは気になるけれど、来年も13周回目指して出走したい。

帰りも中央道の通行止めは解消されていなかったので、瑞浪で高速を降りた後は高速に戻らずに下道で帰る。中津川で夕食を食べ、ひたすらR19木曽路を北上して、日付が変わって1時半頃に家に着いた。ほぼ24時間稼働で、今日の昼間の眠いこと。

8月13日

2017-08-13 21:44:01 | その他諸々
穂高の最低気温21.8℃(平年比+1.6℃)、最高気温30.7℃(平年比-0.3℃)
松本の最低気温22.2℃(平年比+1.8℃)、最高気温32.1℃(平年比+0.8℃)

朝のうち雲が多く、雨が降ってもおかしくないような空だったのだが、天気予報の「曇のち晴れ」を信じて出発。シマノ鈴鹿ロードまで1週間を切っているので、脚に負担のかからなさそうなルートで適当に回ってこよう。何となく松本からR143経由で四賀に行き、四賀に行ったらペレファカフェだよな、でも、まだ営業時間外だよな、と思ってペレファカフェに行ってみたら開いていて、レイコさんがこっちを見ている。ジンジャーエールを飲んで休憩し、食事どうしようかな、という話になったら「保福寺峠に行ってきたら? そうしたらお腹空くよ」 ということで、レイコさんにそそのかされて保福寺峠に登ることになった。
集落の端まで行き、左にカーブして道が急に狭くなってからいきなり勾配がきつくなって、その先は峠まで7、8%位の登りが延々と続く。勾配がほぼ一定で脚を休められるところがないので、パワートレーニングにはいいかもしれないけれど、非常に辛い、修行のような登りだ。なかなか展望が開けず、本当にサミットが来るのかと思えてしまうところも辛い。左が四賀側、右が青木側(入奈良本側)なのだが、青木側の道は勾配が急な上に道が激荒れているという記憶があるので、下りたくない。
今夏は本当に雲が多い。折角サミットまで来たのに、ウォルター・ウェストンが「その景観に我々の心はひきつけられた」「その壮麗さにはただただ驚嘆するばかりだった」と書いた北アルプスの山々は、残念ながら雲の中だ。

保福寺。仁王門だけ見えてお寺の本体がどこにも見えないんだけれど、目の前の急な石段を登ったらあるのだろうか。SPDのクリート付のシューズでこの石段を上り下りするのは、それだけで修行だな。

ペレファカフェに戻って昼食。焼きカレーのオリンポス(特大盛り)にしたかったんだけれど、オリンポス用のお皿が1つしかなく、2人以上同時に出せないということでオリンポス登頂ならず。今回もチョモランマ。チョモランマでも量的にはそこそこあるんだけれど、焼きカレー美味しいし一度はオリンポスを食べてみたいので、また次の機会を狙いたい。

何となく秋の気配のする風を感じながら四賀から明科経由で帰る。一緒に出発した、野尻湖に向かうサイクリストは無事到着しただろうか?

三郷ふるさと夏祭り 花火大会(その1:スターマイン編)

2017-08-12 22:30:33 | その他諸々
毎年恒例の三郷ふるさと夏祭りの花火大会。今年も8月5日の夜に行われた。スターマインと四号単発を交互に打っていくパターンや、スターマインの構成、打つ花火の傾向も毎年同じなのだが、家の前200m位のところで打つので、お手軽で迫力十分。今夏もまた楽しませて貰いました。

8月11日

2017-08-11 22:20:25 | 
穂高の最低気温23.6℃(平年比+3.4℃)、最高気温32.4℃(平年比+1.3℃)
松本の最低気温23.7℃(平年比+3.3℃)、最高気温33.7℃(平年比+2.3℃)

今日から夏休み。世間では帰省とか旅行とかそういった言葉がつながる、ある程度まとまった休みなのだが、うちの場合最高権力者の信仰が「休みは引き籠もりが最上の過ごし方」なので、何処かへ行く予定などあるわけがない。しかし、それは私の過ごし方ではない。例年、グルっとまるごと栄村の翌週は疲れが抜けていないのだけれど、まあ、気分転換第一でゆるゆると回ってくることにする。
出発した時には、雨になりそうな雲が西の空に見えていたのだけれど、そのうち青空がどんどん広がってきた。青空が広がってきて陽射しが現れると、今度はどんどん暑くなる。

途中のリンゴ畑で、そろそろ収穫なんじゃないかという感じの色になったリンゴを見かけた。確かに、直売所でも盆休み頃からリンゴを見かけるけれど、このくそ暑い時期のリンゴって、何となく季節的に違和感を感じてしまうなあ。

赤とんぼも結構飛ぶようになってきたけれど、暑い時のトンボ、シオカラトンボはまだまだ元気。

新島々の沈む橋。川の上を吹いてくる風が気持ちいい。梓川の水量は少なく見える。上流で強い雨が降った後か、水がやや濁っている。遠くに釣りをしている人が見えた。鮎でもいるのだろうか。

この暑さだと、奈川方面に行きたいところ。特に奈川渡よりも先のトンネルの中が涼しいはずだ。しかし、今は全国夏休み。R158の交通量が多そうで、それが怖い。諦める。

新島々駅では、到着した列車から上高地行きのバスまで人の列ができていた。焼岳の噴気があったけれど、上高地は変わらず人気なんだな。

少し松本寄りの踏切を渡ったら、リバイバルカラーの電車が停まっているのが見えた。

野菜畑。今の時期、野菜が豊富だ。あちこちの畑で収穫していたり、収穫のタイミングを待つ野菜が見られる。

鎖川。ここも川の上の涼しい風が期待できるところなんだけれど、今日の風はちょっとぬるかったな。それだけ気温自体が上がって暑いということか。

朝日村からは、塩尻に出て東山山麓線経由で帰る。東山山麓線にある私設の直売所で桃を見かけた。落果したやつだったけれど、結構立派で美味しそうだったので買った。家で食べたら、期待通り美味しかった。

8月10日

2017-08-10 23:47:15 | 
穂高の最低気温19.9℃(平年比-0.3℃)、最高気温32.2℃(平年比+1.0℃)
松本の最低気温21.4℃(平年比+1.0℃)、最高気温33.3℃(平年比+1.9℃)

今朝は涼しく感じた。といっても、数字を見たらこれが普通の真夏の朝。これまでどれだけ暑い夜だったのか、ということだ。昨日は台風一過の晴天を期待したのだけれど、西の空にはまだ厚い雲がかかっていた。今朝は上空は雲が多めに見えたので、期待できない感じが強かったのだが、外に出てみたら北アルプスの山々は結構はっきりと見えていた。やはり陽射しは暑く、昼になったら熱風が吹いていたけれど、台風前とは違って乾いた暑さに感じられたのが救い。とはいえ、暑い日中だったことには間違いなく、35℃位あるんじゃないか、という気温だったよ。
今日未明に焼岳から噴気が上がったということで、緊急火山情報が出ていた。焼岳は浅間山と並んで活発に活動する火山のイメージがあり、また噴火したか、というところ。ただ、このところ各地で地震が起きたりしているので、焼岳の活動も気にしておきたいところだ。
明日から夏休み。特に何も予定はなく、シマノ鈴鹿ロードに向けて調整の日々かな。

常念岳横通岳、大天井岳

爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳五龍岳~白馬三山

満月(8月8日)

2017-08-09 23:05:29 | その他諸々
昨夜、夜半に外を見たら、月が明るい。一昨日は常念岳を久々に見て、昨日は月、それも夜に静かに光る月を久々に見た。それだけ、天気が不安定だったというか、雲が多かったということになるのだろう。台風は去っていったけれど、台風一過という感じではなく、晴れてはいるのにいまいちすっきりしない空だった今日も、月は見えるのだろうか。昨夜見たこの月の月齢は15.7。

8月7日

2017-08-07 23:57:33 | 
穂高の最低気温20.6℃(平年比+0.4℃)、最高気温32.3℃(平年比+1.0℃)
松本の最低気温21.1℃(平年比+0.6℃)、最高気温31.0℃(平年比-0.6℃)

土曜日の夜に続いて、熱帯夜ではないかと思われる位寝苦しい夜だったんだけれど、数字は何だか普通の朝。空気は爽やかでない感じが十分に漂うのだけれど、今朝は久々に常念岳が見えていた。朝常念岳を見るのは何日ぶりだろう? 7月11日以来かな? 暑さはともかく穏やかな天気の朝だったんだけれど、台風5号が徐々に接近してきていて、明日の朝辺り近くを通る予想になっている。今のところ雨は降ったり止んだり。昨日の夕立の方が遙かに激しかったと思われる位なのだが、明日の朝はどうなっているだろう? 何事も起こらないことを祈るよ。

グルっとまるごと栄村100kmサイクリング(8月6日)

2017-08-07 23:51:04 | その他諸々
2017年08月06日
今年も「グルっとまるごと栄村100kmサイクリング」に参加してきた。100km余りのコースで平坦はほとんどなく激登りか激下りばかりで、獲得標高がオプションコース抜きでも2900mもあるし、開催時期が時期だけに酷暑に耐えて夕立を気にしながら走らなければならない、という、「サイクリング」というにはあまりにも苛酷な条件ばかり揃っているのだが、何故か毎年参加しているイベントである。

前日(5日)に家のすぐ近くでこの辺りではそこそこの規模のお祭りがあり、1時間だけだけれども花火が上がったので、その影響で夜遅くまで賑やか騒々しい。熱帯夜じゃないかと思えるほどの暑さだったこともあり、かなりの寝不足状態で栄村に向かった。途中、姨捨の辺りで結構激しい雨に遭ったが、善光寺平では止んでいて、栄村は路面が乾いていた。曲がりくねった激坂でウェットな路面は危険である。少し安心。それにしても、蒸し暑い。陽が昇る前から蒸し暑い。
開会式の後、7時スタート。毎年20人位で区切られるからなーと思って待っていたのだけれど、区切られる気配がない。皆「え?」という感じで、ずるずると大集団がスタートしていく。何か手違いでもあったかな? あまり集団では走りたくないけれど、北野天満へ行く途中の登りで予想通り集団がばらけ、そこからはほぼマイペースで行けるようになった。それにしても、暑い。登りでは汗が止まらない。下りに入って、漸く涼しさを感じる。同じ距離でも、下りに比べて圧倒的に登りにかかる時間の方が多いから、雰囲気的に常に汗が噴き出している感じだ。

布岩山が迫ってくる。苗場山側の方よりも鳥甲山側の方が荒々しく感じるのだけれど、その鳥甲山側の方でもこの布岩山には別格の迫力がある。

この先、トンネルを抜けると突然スイカを持ったおばちゃん達が待っている給スイカポイントは今年も健在。参加し始めた頃は慌ててフルブレーキだったけれど、ここ2、3年はトンネルの出口から減速。今年も美味しいスイカを補給できた。

切明温泉は約50km地点。中津川の流れが気持ちよさそうだ。ここは河原を掘ると温泉が出てきて即席露天風呂になるところなんだけれど、ここで温泉に入ったらこの先自転車で行く気がなくなってしまうこと間違いなし。温泉に入りに来たい、といつも思うのだけど、なかなか果たせない。

切明からはしばらく激坂区間。それに耐えて下ると、目の前に鳥甲山が見えてくる。今日は生憎てっぺんは雲の中、残念。

震災以来途絶えていた激坂オプションのうち、苗場山登山口に登る方が、今年から復活した。登りは
のよさの里を過ぎるまでは一番きつく、そのあと2箇所程きつい登りがあったという記憶なのだが、まあそんな感じだった。震災前に登った時に一息ついた天池も、しばし涼んだ沢も過去の記憶のままだった。ただ、登りだけは今年の方が登れているような感じがした。

このコースの最高標高点はどこかな、と思っているうちに、下りに来てしまった。この下り、登りの半分位の距離で同じ標高差を稼ぐ上に、しかも路面が荒れているところが多いので、ある意味登りよりも極悪である。でも、ここを登るのは下るよりももっと嫌だな。大瀬の滝(国土地理院の地図では大ゼンノ滝)で一息入れるのも、前回と同じ。

小赤沢の福原商店。小赤沢に来たらここの焼だんごを食べねば。というか、100kmコースを選択して五宝木を二度も越えたり切明の登りに耐えたりしているのは、ひとえにこの焼だんごのためといっても過言ではない。当然、今年も食べてエネルギー補給。今年は天候不順の影響で野菜の生育が遅れているのだそうだ。でも、各エイドには豊富に野菜がある。ありがたいことである。

この先、2回目の五宝木を登っている時に雨がぱらついてきた。過去にいきなり土砂降りの雨になって、川のようになった道を下った記憶が甦る。何とか雨から逃げ切らなければ。

栄村は険しい山間の地のイメージがあるのだけれど、意外に平地もあって、そこには田んぼが広がっている。まあ、県境を越えたら新潟県の魚沼地方、あの魚沼コシヒカリの魚沼なので、そこからさして離れていない栄村でいい米ができないということはないな。

ゴールまで残り10kmを切ったところにある野田沢エイドでは、今年も冷やし汁粉があった。以前ゴール地点で見かけて、そこで1回だけ食べた後、しばらく見ていなかったのだけれど、去年からこの野田沢エイドで復活した。何だか生き返る味。これで残り距離を頑張れる。

14時ちょっと過ぎた頃ゴール。しばらく汗が噴き出て止まらない。オプションコースも含めて116km余り。今年も完走できて良かったよ。

走っている時は、特に坂を登っている時は、「何が悲しくてこんなことしてるんだろう?」って思うこともあるんだけれど、また来年も来るんだろうなあ。