今日の常念岳

安曇野から見える代表的な山である常念岳を中心に、安曇野の自然、日常の風景など、画像で綴っていきます。

6月30日

2011-06-30 23:59:58 | 
穂高の最低気温20.1℃(平年比+2.8℃)、最高気温30.4℃(平年比+3.6℃)
松本の最低気温20.5℃(平年比+3.1℃)、最高気温30.5℃(平年比+3.2℃)

6月も今日でおしまい。とはいえ、週が明けてから昨日までの3日間の最高気温は、松本が31.8℃, 33.8℃, 33.5℃、穂高が31.6℃, 32.1℃, 32.6℃と、ほとんど真夏。梅雨はどこへ行ったのかという感じ。今朝も曇り空でやや涼しい風が吹いてはいるものの、日中は暑くなりそうな気配が一杯。
というところだったのだが、朝いきなり大きな揺れがやってきた。出社して自席についてPCを起動して斜め向かいの人と二言三言話し始めたら、まず縦揺れ、そして横揺れ。結構揺れが大きく感じ、建物がつぶれるかと思ったが、揺れは短時間で収まった。30秒くらいしたらあちこちで一斉に緊急地震警報が鳴り出した。作りかけの機材があったので様子を見に実験室の方に向かったら、渡り廊下の真ん中あたりでもう一度大きめの揺れ。今度は渡り廊下が落ちるんじゃないかと思ったよ。震源が近そうな感じがしたので気象庁の地震情報を見たら、どうも牛伏寺断層あたりが震源の地震らしい。松本城あたりで震度5強を記録していて、出勤してきた人や自宅などと連絡がついた人の話を総合すると、松本市街地から村井、広丘のあたりにかけては結構大きく揺れたようだ。家の中のものが悉く倒れたという所もあったらしい。牛伏寺断層はいつ大地震を起こしても不思議ではないとずっと言われていたし、3月の大地震でさらに発生確率が高まったということだし、昨夜から同じような場所を震源とする地震が続いていたこともあって、皆「ついに来たか」という感じ。そして皆の願いは「これがMaxであって欲しい」。でも、これはきっと前座に過ぎないんだろうなあ。

松本平は長いこと大きな地震がなかったのだが、そろそろそんな時期も終わりを告げるというのが俄に現実味を帯びてきた。今回多発している地震で消耗して、大地震を起こすだけのエネルギーがなくなっていてくれればいいけど、地震のエネルギーってそんなことで減るものではないんだろうな。公式発表では家の辺りは震度3。特に何事もなかったことは幸いだ。今回のがMaxということはまずないだろうから、やはり備えないと。


ミズナラとアスパラ

2011-06-26 22:12:29 | 自然いろいろ
穂高の最低気温19.9℃(平年比+3.1℃)、最高気温28.8℃(平年比+2.6℃)
松本の最低気温20.1℃(平年比+3.2℃)、最高気温31.2℃(平年比+4.6℃)

暑い1日。ただ、日差しはなくて風が吹いて空気が動けば涼しさは感じるから、それが救い。日中はまあそれで過ごせたのだが、夜になったら昼間よりも蒸し暑くなってきたような感じがする。昼間は適当にあちこち窓あけておいてもいいのだが、夜は窓開けっ放しで寝るわけにもいかないから辛いところだ。今日は午後になってから常念岳が見えてきたのだが、諸般の事情により一日留守番&子守で家を離れることができなかったので、山の画像は無し。代わりに、家の周りの画像。

庭の一角の開墾地に生えてきた木。葉っぱの感じから多分ミズナラだと思う。1、2年前に小さいのが生えてきて、そのまま放っておいたらここまで大きくなった。家の周囲にミズナラの木などないので、何故こんな所に生えてきたのか、というところだが、多分子供がどこかで拾ってきたドングリが運良く発芽したのだろう。木がかなり小さいうちは下の子が福音館の「どんぐり」の本と見比べながら「こうなるのかなあ」と興味津々だったのだが、最近は開墾地の水やりの邪魔になったと言い始めたこともあるし、このまま放っておいて大木になられても困るし、どんぐりや葉っぱに虫が大発生しても困るので、引っこ抜くことにした。家の敷地内では移植するところもないので、折角生えてきたのにかわいそうだが、致し方なし。まあ、食べられる実がなる低木だったら運命も違ったんだろうけど、残念無念。

こちらは開墾地の中で今のところ一番のヒット野菜となっているアスパラガス。春先から結構食べてきたのだが、最近良さげなのが出てくるペースが鈍ってきていて、収穫を忘れることが多くなった。放っておくとツクシがスギナになるみたいにどんどん伸びて形が変わって、細い葉っぱがたくさん出てわさわさになったかと思ったら花が咲き始めた。緑色の小さい花で目立つ花ではないのだが、よくよく見るとそれなりにきれいだ。

更に放っておくとこんな実ができた。緑色緑色のまん丸な実だ。この後、どう変わるのだろう?


6月24日

2011-06-24 23:59:31 | 
穂高の最低気温20.4℃(平年比+3.9℃)、最高気温30.3℃(平年比+4.3℃)
松本の最低気温21.2℃(平年比+4.6℃)、最高気温31.0℃(平年比+4.6℃)

昨日ほどではないが、今日も暑い1日だった。ここに書いた松本の最低気温は今日の夜になってから計測された値で、昨夜から今朝にかけての最低気温は25.5℃という、熱帯夜だったようだ。8月なら1回か2回はあるわな、という熱帯夜がこの時期にあるというのも何だかなあ。道理で夏バテ症状が出てくるわけである。私の住むところは松本から来ても豊科から来ても若干でも「涼しい」と感じるところなので、それは救いで、昨夜も多分熱帯夜にはなっていなかっただろう。しかし、それが救いになるのは夏だけで、冬になると「寒い」に変わってしまうし、冬の日照時間は松本の半分くらいじゃないかと思われるほど雲に覆われることが多いから、善し悪しではある。

ここだけ見ると「まあ、そのうち雨かな」といった感じ。確かに、夕方には一時雨が来たし、夜になってやや強めの雨にもなっている。雨が来たら打ち水効果で涼しくなってくれればいいのに、今日のは却って蒸し暑くなっている感じ。何とかしてくれ。


6月22日

2011-06-22 23:59:13 | 
穂高の最低気温15.4℃(平年比-0.7℃)、最高気温34.2℃(平年比+8.3℃)
松本の最低気温15.6℃(平年比-0.6℃)、最高気温34.0℃(平年比+7.8℃)

雲一つないと言ってもいい、すばらしい晴天。しかも、さわやかな空気が流れる朝。この気温、この湿度だったら過ごしやすいのになあ、と思うが、それが空しい願いであることはこの後いくらもしないうちに思い知らされた。何せ、今日は夏至。太陽は台湾の嘉義のあたりを通っている。おまけに南寄りのやや強い風とあって、気温が上がる要素は思いっきり揃ってしまっていたのだ。天気予報では31℃の予想だったのがそれよりも3℃も高い日中になっていた。本当に、暑い1日だったよ。

今日の松本の日の出は4時31分、日の入りは19時09分で、太陽が出ている時間は14時間38分だそうな。このところ夜7時でも明るいなあ、と思っていたのだが、まあ、7時過ぎまで太陽が出ているのだから、当たり前だわな。

鹿島槍のあたりには合焦しなかったので、蓮華岳でフォーカスを合わせてからこのあたりの山々を撮った。

それにしても暑い1日だった。早くも夏バテ症状も現れてきてしまったよ。

6月21日

2011-06-22 23:58:05 | 
穂高の最低気温17.7℃(平年比+1.7℃)、最高気温28.1℃(平年比+2.3℃)
松本の最低気温19.0℃(平年比+3.0℃)、最高気温28.0℃(平年比+1.8℃)

前の日の夕方に降った雨の為か、空気はクリアで山がはっきりと見える。しかし、山には雲が迫って今にも隠されてしまいそうだ。土曜、日曜は晴れていても気温の上がり方はまだ穏やかで、日陰にいればそこそこ過ごせたのだが、週があけて月曜日になった途端、日中の気温が上がって蒸し暑さを感じるようになった。梅雨入りは早かったもののあまり雨が降ってないような感じのする今年の梅雨。ただ、雨が少ないと思えば集中豪雨でつじつま合わせしようとする最近の天気、西日本で降った大雨が、そのうちこのあたりにも移動してこないか、気がかりではある。

日中は雲が増えたり減ったりを繰り返して日照時間は昼間の時間の半分くらいのような印象があったのだが、夜は空がクリアになって月や星がきれいだった。しばらくぶりに夜空を見上げたのだが、どれが何座なのか全く見当がつかなかった。以前は星座も結構覚えていたのだが、それから二十数年の間にすっかり星座など忘れてしまったようだなあ。


ツール・ド・美ヶ原

2011-06-19 22:16:30 | その他諸々
2011年06月19日に開催された、ツール・ド・美ヶ原に出走してきた。

ヒルクライムが苦手なのにヒルクライムに出て辛い思いばかりしているというのは自分が一番わかっているはずなのだが、何故懲りないのか、去年に続いて今年も「ツール・ド・美ヶ原」にエントリーしてしまった。おまけにこのレースのウリは、「激坂」である。エントリーしてしまったものは仕方ないので、たとえ間違ってエントリーしたということでも、とりあえず出走することにする。まあ、無様な成績だけは、ということで、今年は5月頭から美ヶ原に練習に行き、平均斜度がきつい車坂峠ヒルクライムに出走し、2週間前にグランフォンド富山(ロングコース180km)を叩いて備えたつもりだった。しかし、ここ1年近く仕事に追い詰められる日々が続いては、心身ともに絶悪のコンディションでスタートを迎えることになってしまった。


去年はスタート前に雨が降り始めたが、今年は果てしなく続く曇り空といった感じ。会場のアナウンスで「ゴールでは晴れ間も見えます」といっているが、とても信じられない。ウォーミングアップで30分くらい走るが、体調としてはツール・ド八ヶ岳の時よりはマシだが車坂峠ヒルクライムの時には遠く及ばないという状況。ちと寒く感じるが、走っているうちに暖かくなった。

スタートまでの長~い待ち時間はお約束。まあ、参加人数が多い上に、多分年齢別のカテゴリー分けでは私の入る「ロード男子D」は最多ではないかと思われるし、最初にある最凶の坂を含む最初の3km位が道が狭いから、そこに大人数が殺到したら厳しいのは見えているから、仕方ないわな。来年以降、もし間違ってでもエントリーするときには早めのエントリーで早めの出生順を確保しておいた方が、足切りまでの時間が長くなっていいかもしれん。

その最凶の坂は路面が濡れていて、去年と同じく鉄格子や鉄板の上で後輪が滑るという状態。自分では抑えめにいったつもりだが、そこそこ前に出たような感じがする。美鈴湖までは何とか耐えてゆるゆる登る。展望もないが日差しもないので、そこそこ涼しい。これは私にとっては助けだ。しかし、喉が渇く。でも、脚に余裕がなくてボトルが取れない。美鈴湖への下りでようやく水を飲む。ここで道を忘れてしまって「あれ? こんな道だったっけ?」という状態になり混乱する。このあとの登りでも、所々目安にしておいた坂をいくつか認識し忘れて、今どのあたりにいるのかわからなくなった。それに、途中の急坂区間で吐き気&弱い呼吸困難まで発生した。精神的に良くない状態なのがこんな所にも現れてしまった。

美鈴湖からの登りは、急斜面で思いっきりペースが落ち、緩斜面で何とか盛り返す、の連続。今年のヒルクライムでは緩斜面ではこれまでよりもペースアップしているものの急斜面でのペースダウンが著しいというのが見えていたのだが、ここでもやはりそうだった。今日の脳内音楽は「情歌没有告訴你」(by 梁靜茹)。お、今日は「帯我走」じゃないぞ。しかし、それも長続きせず、脳内音楽は短時間で消え去って無音状態に。「情歌没有幇助我」といったところ。第2、第3CPで水を貰う。私は左手で水をうまく取れないので、第3Cpの水を右側から渡して貰えて助かった(去年は左側だった)。

位置の目安を認識できないまま走っていたので、武石峠は突然やってきた。これで稜線を越せばあと一息。去年のタイムを上回れそうな目が出てきたので、ちょっと元気が出てギアをかけて踏み込む。稜線に出てからはアウターで踏み倒した。霧が流れていたが進行方向の視界は悪くはなかった。残り1kmを過ぎてそのまま粘り込みをはかったが、最後にタレてペースダウン。しかし、何とかゴール。手元のGPSでは1時間45分くらいで、去年のタイムを9分ほど縮めた模様。完走できたし、これはこれでめでたしめでたし。

ゴール地点は霧が流れ、周囲の山々は何も見えなかった。スタート時の「晴れ間が見えて北アルプスが望めます」のアナウンスは、私がゴールした時点では嘘だった。

牧場に牛がいた。


去年と同じく完走のご褒美は「塩川」のクリームあんみつ。これ、アイスクリームもあんこも蜜も寒天も手作りで、ちょっと古典的な甘さなんだけれど優しい甘さで非常においしい。おっさん一人がもっさりといるというのは非常に違和感大だと思うが、私箱のクリームあんみつが大好きなので行かずにはいられない。


会場に戻って遅めの昼飯。近くのインド料理店? が出していた出店でバターチキンカレー+ナン+サモサ+タンドリーチキンを買って食べるが、これが大正解。いろいろなスパイスが効いていて、どれも非常においしかった。バターチキンカレーはマイルドな味だったが、やや濃厚な中にスパイスがしっかりと効いていて、おかわりしたいくらいだった。ナンの追加を持ってきた途端、あっという間に売り切れになったのも頷ける。

抽選会は今年も駄目、どうも私は抽選には弱い。じゃんけん大会にしてくれたらいいのに。

とりあえず、去年のタイムを更新したので、そのご褒美も何か考えとかないと。やはり目の前にニンジンがないとね。

6月16日

2011-06-17 22:49:31 | 
穂高の最低気温13.4℃(平年比-1.6℃)、最高気温23.8℃(平年比-1.9℃)
松本の最低気温13.6℃(平年比-1.6℃)、最高気温23.9℃(平年比-2.1℃)

2日続けて曇り空の常念岳。そして、雨が降りそうで降らないのも、数字以上に蒸し暑く感じた日中だったのも前の日と同じという、何だか天気がコピーされたような感じ。まあ、15日は夕方一時雨が降ったのに対し、16日は夕方頃は結構空が明るくて再び山が見えてくるのではないかと思われた、というところが違いといえば違いなのであるが。
16日の早朝は皆既月食で、月没帯食となるということだったのだが、この曇り空では月食でなくても月は見えなかっただろう。15日の夜11時過ぎに外を見たら、月が結構きれいに見えていたので、もしかしたら、と思ったのだが、天気予報通り朝になったら曇り空になってしまったようだ。まあ、見ることができたとしてもその時間に起きることの方が確実に難しい。


これを撮る数分前には、常念岳あたりには厚い雲があった。そのうち東通岳が見えてきて、次に見たら常念岳も見えていた。山を取り囲んでいた雲が徐々に消えていったようで、雲の上に山が浮かんでいるような見え方になっていた。


6月15日

2011-06-15 22:48:16 | 
穂高の最低気温11.1℃(平年比-3.9℃)、最高気温23.1℃(平年比-2.6℃)
松本の最低気温11.4℃(平年比-3.4℃)、最高気温23.0℃(平年比-2.9℃)

しばらくぶりに常念岳を載せたような気がする。ここしばらく、雨でもないんだけれども雲が多くて陽も差してこない、とか、晴れて暑いんだけれども何故か西の空には雲がある、といった日が多かった。先週の木曜とか金曜は日中はかなり蒸し暑かったような記憶があるのだが、土曜日の雨で一気に涼しくなってしまった。まあ、私にとっては涼しい=無駄に消耗しない、ということで、非常にいいことなのだが。このあまり太陽が出てこない天気の影響なのか、庭の唐辛子に元気がない。唐辛子はある意味私のエネルギー源の一つでもあるので、気がかりである。もし収穫が思わしくなかったら、インドシナかどこかの市場へ唐辛子を大量に仕入れにいかなければ。

しばらく見ないうちに、常念岳の雪は一気に少なくなった。

鹿島槍のあたりも雪がかなり減った。田圃の向こうに見える麦畑が、ようやく金色味を帯びてきた。村井のあたりの麦畑は既に麦秋という雰囲気満点だったから、このあたりのまだ青々としているのとは何か違いそうだ。気候の差なのか、それとも品種が違うのか、それとも作付けの時期によるものか?


グランフォンド富山

2011-06-09 00:05:09 | その他諸々
2011年06月05日 グランフォンド富山に出走してきた。

何故出走しようと思ったのかはよくわからないが、「海抜ゼロメートルの富山湾から世界遺産・五箇山へ」というキャッチフレーズの通り、海と山の両方に接することができるというところがポイントだったのかも知れない。まあ、普段は山ばっかり眺めているから、海を見ながら走るというのは滅多にないことではある。それに、確かに観光地化はされていて木曽路の妻籠や馬籠と同じような雰囲気はあるのだけれど、五箇山は結構好きなところである。去年第1回が開催されたときに、出走を迷っているうちに締め切られてしまったという痛恨のエラーをしていたので、今年はそこそこ早めにエントリーしておいた。それも、ロングコース180km。

しかし、ここで私は一つ大きなミスをしていた。それは、私の住む安曇野から富山までの時間距離である。地図だと隣の県だから、と、ほとんど気にしていなかったのだが、よくよく考えてみると結構時間がかかりそう。多分高速を使った方が遠回りでも早くは着きそうだが、それでも250kmはあるから、3時間切ればいいところか。180km走るよりも安曇野-富山往復の車の運転の方が辛そう。

結局、早寝早起きで早朝2時出発。当然家族は皆寝ている。明らかに遠回りなので解せなさが噴出してくるのだが、仕方ないので高速使って長野~直江津経由で富山に向かう。富山競輪場の駐車場に着いたのは5時少し前。まだ車は多くなく余裕だ。受付をして準備をして朝食を食べる。

スタート地点は富山競輪場。受付テントの前の広場で開会式。このゲートをくぐってスタートする。20人位ずつの時間差スタートで、私がスタートしたのは6時50分頃。競輪場の入り口のすぐ脇に踏切があり、いきなりそこで列車に遮られた。以前子供と岩瀬浜の海水浴場に来たときにはこの線路は「富山港線」だったのだが、今は「富山ライトレール」で路面電車然とした電車が走っている。


しばらく海沿いを走る。スタートからずっと曇り空で、やや肌寒い。(この時点では)貰った(参加賞?)アームカバーでもしてくればよかったかな、という気もしてくる。道はド平坦なので展開がばらけるわけもなく、集団で25~30km/hで巡航。足洗潟公園、海老江海浜公園、新湊漁港あたりも子供と来て遊んだところ。思い出せば6年前か。懐かしい。昼飯を食べた新湊漁港の食堂は、市場の2階から独立して小さいながらも別の建物ができていた。庄川を渡るところで万葉線の電車が来た。こっちは完全な路面電車。写真を撮ろうと思っても、集団走行だからここで止まると自分より後の人に迷惑をかけてしまいかねないので止まれない。その辺辛いところ。

庄川沿いの道もほぼ平坦。困ったことに液体の廃棄物を投棄したくなってきた。まだ最初のチェックポイントまでは30km程あるのだが、ペースはあまり伸びない。弱った。交差点で前の集団に追いついて大集団になってしまう。更に弱った。車が比較的少ない堤防道路になったところで後方からいいペースで前に上がっていく数人がいたので、その列車の後につかせて貰う。緩い登りが現れ始めたあたりでペースが落ちてきたので、前へ出てマイペースで進む。徐々に日が出てきて、気温が上がってきた。この状態だとアームカバーは不要だ。そればかりか、それを通り越して何となく蒸し暑い。山に近いところに来たなあ、と思っていたら、第一CPの庄川水記念公園に着いた。ここでバナナとあんパンとスポーツドリンクの補給。

これまでのロングライドの経験から、私はどうも補給地点での休みが長すぎるのではないかと思われたので、あまり休まずに先に進むことにした。幸い、ここまではほぼ平坦だからまだまだ疲れは出ていない。

しばらくは緩いアップダウンの道。こんな風景が広がっている。のんびり走るにはいい道だ。


なのだが、この道から国道304号に入ると上り坂になった。登坂車線もある結構急な登りだ。まだまだ100km以上あるのだから無理はできないし、ヒルクライムレースでもないから、と、抑えめで登るが、だんだんペースが落ちてきた。日差しが強く、暑い。まだ汗が目に入ってこないだけマシではある。途中「展望台」が見えたときにはそろそろサミットか、とちょっと喜んだのだが、その直後に「9%」の勾配標識を見たときには心が折れた。トンネルが見えたときにはほっとした。


この先の五箇山トンネルが長大な為、ここは先導車と最後尾にバイクをつけて集団で走る。トンネルから出てきた車のドライバーがやや険悪な顔で「責任者は?」と言っているのが聞こえた。去年はクレーム多発で途中中止の危機もあったらしいというのを思い出したが、何かあったのだろうか? 休んでいたら、近くにいた人が「このトンネルは下りではない。この先にも下っているようで登り坂なトンネルがある」と言う。嫌なことを聞いてしまったと思う。しかし、それは事実で、五箇山トンネルは結構な長さ、上り坂だった。トンネルの後は結構快走できる下り坂。あっという間に下って、相倉の合掌集落に着く。

思わず観光客して結構写真撮ってしまった。ここで再び補給。補給食にますのすしが出たのは富山ならでは。


ここでも休憩は短めに、でスタート。庄川まであっという間に下ったらまた登り。このあと、繰り返しやってくる上り坂に大いに苦しめられることになる。結構蒸し暑い感じがする。山の中で風が吹いているときはいいが、日向で風がないと暑さで消耗してしまいそうだ。

山の神峠の登りは、かなり脚を痛めつけた。トンネルを抜けると下り坂が見えてほっとした。遙か眼下に利賀村の集落が見える。そこまで下るのだが、その向こうにはまた山が見えるので、また登り返さなければならないということか。


道の脇でこの白い花(ニセアカシア?)が目立っていた。


利賀川まで下り、また登りに耐えていると道の左側に休んでいる人たちがいる。エイドポイントのようだ。子供たちが手渡してくれるおしぼりが非常に気持ちいい。生き返る。ここが昼飯ポイントか?と思ったがそうではないようで、「ここから30km位先」という。で、見えているのが急な登り。心が折れそうになるのを、手持ちのどら焼きを食べて何とか持ち直させる。

急な登りはそれほど長くなかったのが幸いして、何とか耐えられた。トンネルを抜けたら「八尾」という標識が目に入った。おおー、これで飯が近づいたぞ。前の方に小集団が見えたので追いつこうと思うが、その前には先導のバイクが。小集団はバイクぺーサー状態で非常にいいペースでなかなか追いつかない。やっと追いつきかけたところでまた急な上り坂。どんどん前が離れていく。

栃折峠のサミットを過ぎたらまた「八尾」の文字が見えるが、誘導はそれとは逆のほう。かなり山深くに入っていくような感じで、どこに向かっているのかわからなくなる。ダムはあるが対岸の道が見えない。おまけに単走になってしまって、今度はミスコースの不安までやってくる。そのうち、川の対岸に急坂を登っている人が見えた。道は間違っていなかったのは良かったが、嫌なものを見てしまった。

何とか登りに耐えたら、今度は狭い道の急な下り。ガードレールがなかったりもするから、下る方も大変。そのうち国道472号らしい道に合流したら、道が良くなった。それに、下り基調だから脚を休めながらそこそこ快走。利賀村の後は、道案内にミニスカポリスやバニーガールやメイドさんが立っていたりする。元気回復。と思っていたら、今度は誘導がチャイナドレスだ。と、そこが昼飯ポイントだった。

おこわと豚汁の昼飯。おいしかったです。おこわのおかわりは無理そうだったけど、豚汁はどんどん追加していたのでおかわりした。元気が出たところで再スタート。スタートするときにしばらく止められたので、ここでもスタート制御をしているみたいだった。まだ
14時前だ。ここが130km過ぎなので、残り距離を考えたら15時台にはゴールできるかも知れない。


と、思いながらスタートするが、雨がぽつぽつとやってきた。うわ、最後に来て雨というのもかなわんなあ。急いで先に、と思うが、結構脚にダメージが来ていてなかなかペースが伸びない。雨は降ってもぽつぽつくらいで、本降りになってこないのはラッキーだが、大沢野から上滝駅に向かう道が緩いながらも登り基調で、それが非常に辛い。集団の後の方で切れそうになりながらも何とか耐えて前につく。立山橋で常願寺川を越えると平坦~下り基調になって息を吹き返す。

最後のエイドポイントを過ぎ、ペースの合いそうな集団を求めて単走で走っていると、後から猛然と抜いていく二人組があった。これについて行ければ早く着くかも知れん、と思い、後につかせて貰う。しかし、ペース激速。平坦だと40km/h前後、緩い登りでも33km/hは出ていて、ついて行くだけで精一杯。ずっと付き位置でも辛くて後ろを見たら私の後に一人いる。ここで千切れたら後の人に迷惑かかるな、と思い、耐えに耐えて前について行った。そのうち浜黒崎海水浴場が見えた。ここも子供と遊んだところだったので見覚えがある。このあとは海沿いの道をひたすら岩瀬浜を目指す。

競輪場のゴールには、サプライズが待っていた。というのは、入場ゲートのような所から中に入り、バンクを半周してゴールだったのだ。競輪場に来ること自体久々のことだったのに、バンクを走れるとはかなりびっくり。写真を撮らなかったことが悔やまれる。

所要時間は休憩込みでほぼ9時間。15時台に戻って来たのは、私にとっては意外な早さだった。最後に前を引いてくれた人にお礼を言って少し話す。私は普段は単走なだけに、集団走行はいい経験だった。競輪場宿舎の風呂が使えたのはありがたく、汗を流す。ラウンジでアイスを引き替えていたら、雰囲気はどうも今日は場外発売をやっているようだ。車券買えるかな、と思ったが、モニターを見たらレースが始まるところだった。

帰りは辛いかな、と思ったが、風呂でさっぱりした効果もあったか、ノンストップで往路よりも短い所要時間で家に着いた。

海から山から、平坦あり山道ありの、なかなかいいコースだったと思う。長いコースで所要時間もかかるので、スタッフの方は大変そうだ。しかし、本当にいいサポートだった。来年も参加したいと思うが、その前に、家からのアクセス問題を何とか解決しないとなあ。それに、翌日休めないと辛いな。

5月31日

2011-06-01 01:24:48 | 
穂高の最低気温11.0℃(平年比-0.9℃)、最高気温22.2℃(平年比-2.3℃)
松本の最低気温10.4℃(平年比-1.6℃)、最高気温22.5℃(平年比-2.1℃)

土曜の午後から月曜の朝にかけて雨。梅雨末期のようだなあ、と思っていたら、どうも金曜日(27日)に梅雨入りしたみたいだ。6月に梅雨入りなんて聞いたことない。それに日曜日は台風の影響もあって一日強めの雨が降り続いた。5月で既に台風接近2個というのは異常だ。家の庭は水はけが良くも悪くもないのだが、何カ所か水たまりができるような雨だった。そんな中、安曇野センチュリーライドは距離を短縮しながらも実施されたらしい。結構雨が強かったから、前を向いて走るだけでも大変だったのではないかなあ。実施決定については非難の声もあるようだが、こういったイベントは「雨天順延」というわけにもいかないのだろうし、競技としての自転車はよほどのことがない限り雨天決行だから、主催者側が実施の決断をしても別におかしくはない。ただ、意見は分かれるところだろう。

私は今週末のグランフォンド富山(180km)に出走予定。雨が降らないことを願うのみ。

今朝は青空が見えた。ほぼ無風状態で、雨のおかげで空気もクリア、田んぼの「藻(?)」も流されていったみたいで水面もきれい、という非常に好条件なのだが、肝心の常念岳が見えてない。

常念岳と並んで安曇野を代表する山、有明山。こっちはクリアだ。

北アルプス北部の山々には雲が少ない。今日は北の方から晴れてきたようだ。

その数分後、常念岳がちょこっと見えてきた。ここでは頭のてっぺんだけだが、そのうち雲が消えて全体が見えるようになった。しかし、それも長続きせず、気がついたら常念岳は雲に隠れ、そして上空にも雲が広がってきた。