今日の常念岳

安曇野から見える代表的な山である常念岳を中心に、安曇野の自然、日常の風景など、画像で綴っていきます。

安曇野ちひろ美術館の電車

2014-11-30 23:44:47 | その他諸々

山麓線を走っていたら、安曇野ちひろ美術館の北方に電車が2両置いてあるのを発見。そういえば、1ヶ月ちょっと前に通った時に何かブルーシートで覆ったものがあるのを見つけてはいたのだが、どうやらこの電車だった模様。とりあえず見に行ってみる。


正体は、長野電鉄で走っていたデハニ201とモハ604の2両。確か、かつて小布施駅構内の「ながでん電車の広場」に展示してあった電車ではなかったかな。2000系に追い出された後どこに行くのだろうと思っていたのだが、ここに来た訳ね。しかし、何で縁もゆかりもない松川村に来ることになったんだろう?


デハニ201。
大正15年4月 汽車会社製。長野電鉄が権堂-須坂間開業のために発注した電車で、製造当初のデハニ201→モハニ201(昭和4年6月)→モハニ111(昭和28年5月)→モハニ131(昭和42年)と改番され続け、地下線の基準に適合していなかったため、昭和55年4月廃車。開業当初からの電車だったら、長野電鉄が記念車として保存したっていいのに。

車内の様子。吊革や網棚のステー、灯具など形状が非常に優雅。今の電車の無機質な車内に比べて、非常に暖かみがある。シートの劣化が激しいのが残念だ。

運転席。スイッチ類やメーター類が少なく、非常にシンプル。しかし、狭い。手ブレーキハンドルがかなり目立っている。


モハ604。
昭和2年10月 川崎造船兵庫工場製。製造当初はデハ354。その後モハ354(昭和4年6月)→モハ604(昭和28年5月)となり、これも地下線の基準に適合していなかったため、昭和55年10月廃車。上田交通に譲渡されてクハ271となったが、上田交通の750V→1500V昇圧に伴い昭和61年10月廃車。深いカーブの屋根と弓形の雨樋というのは川崎造船独特のスタイルらしく、「川造型」というらしい。

モハ604の車内の。表記は上田交通時代のクハ271となっていた。こちらもシートの劣化が激しい。デハニ201と同じく、窓の日よけが鎧戸だ。

運転席。こちらもシンプルだが狭い。今の電車と違って、運転席が中央にある。

屋代駅で見かけたモハ604の画像があった。1986年11月1日という記録があるので、上田交通を廃車になった直後の姿だ。



長野電鉄の初期の電車が何故ここにあるのかわからないけれど、貴重な車輌だけに、妙な装飾などせずに極力原型のまま保存して欲しいと思う。あと、長く保存するためには上屋は絶対必要だ。



ところで、「ながでん電車の広場」にこれらの電車と一緒に展示してあって、一緒に2000系に追い出されたED5002はどこへ行ったのかな? こちらも国産初期の電気機関車として貴重な存在だと思うが。(画像は僚機ED5001。1986年11月1日、須坂にて撮影)


11月30日

2014-11-30 22:30:15 | 

穂高の最低気温3.8℃(平年比+4.5℃)、最高気温16.5℃(平年比+6.2℃)
松本の最低気温4.7℃(平年比+5.1℃)、最高気温17.4℃(平年比+6.7℃)

平年だと朝の気温は氷点下が続くようになる時期なのに、ストーブに火を点けなくても成り立ってしまうような暖かい朝。起きた時はクリアな空だったのに、陽が昇ったら昨日の雨をたっぷり吸い込んだ地面から水蒸気が上がり始め、あっという間に濃霧に。一眼を持って出たのにこの霧では、ということで家に一眼を置いて北上したら、30分も走らないうちに霧が晴れて山が姿を見せた。昼から南寄りの風が強くなったが、妙に暖かい一日だった。


11月28日

2014-11-28 22:34:32 | 

穂高の最低気温0.4℃(平年比+0.8℃)、最高気温16.2℃(平年比+5.6℃)
松本の最低気温1.4℃(平年比+1.6℃)、最高気温16.2℃(平年比+5.2℃)

家のあたりではクリアに山が見えていたのに、2、300m行くか行かないかのうちに霧の中に突入し、あっという間に視界が奪われてしまった。このあたりはまだ霧が低いところだけに留まっていて、山の上の方は見えているが、この先に行ったら山は全く見えなくなってしまった。霜が降りた朝だったが、昼頃から南寄りの風が強まって空気がぬるくなってきた。夜になったら更に風が強まる。もしかして、明日は大荒れか?


朝日も霧に遮られた。霧の中に麦が列を作っている。


ながわ山彩館で買ったもの

2014-11-28 22:21:59 | 食べたり飲んだり

きびおこわ以外にも、いくつか食べ物を買ってきた。
きび大福とそばおやきはいつも見かけるが、笹餅を見たのは初めてだった。
笹餅。1個160円。初めて見るので何かと思ったら、朴葉巻の中身を笹の葉で包んで蒸したものだった。どちらも葉っぱの香りが餅に移って更に風味が増すというもの。美味しかった。

そばおやき。1個100円。電子レンジで温めたら中身のえごまのタレがはみ出してきてしまった。普段はえごまのタレのとねぎ味噌のおやきとセットで冷凍状態で売られているのだけれど、これは即食べられる状態でバラで売っていたので、サービス品か? かなり前の奈川村の蕎麦祭りの時にえごまの蕎麦おやきを初めて食べたのだが、そのときに感動した味は今も変わりない。

きび大福。1個100円。普段は1個130円で、この日のみサービス価格。どこがどうきびなのか私には普通の大福との違いがよくわからないのだが、餅はなめらかな感じ。甘さ控えめの餡が増えてきた中、この中身の普通に甘いあんこは貴重。私は好きで、奈川方面に行くとよく補給用に買ったのだが、今回は家で食べる。








折角家に持ち帰ってきたので子供とおやつに食べようと思うのだが、何故か規制が厳しくて子供は食べることが認められず、結局私が一人で食べることになる。多分、生活クラブ正教の教義で正しくない食べ物とされているからだろう。どんな宗教なのかよくわからないけれど、注文して届く冷凍食品は「ありがたく食べろ」で、直売所で買ってきたものは否定されるのは、何だか解せない教えだ。

奈川へ(11月24日)

2014-11-24 22:30:19 | その他諸々

今日は、今日が今シーズンの営業最終日になる「ながわ山彩館」を目指す。山彩館が冬休みに入ると、奈川、野麦峠方面で手軽に食糧補給ができるところがなくなってしまうし、もう雪が近いという目安でもあるので、当分の間奈川方面に行くのもお休みにせざるを得なくなる。なので、この3連休のどこかで山彩館に行っておこうと思っていた。

上高地は既に閉山祭が終わっているので、R158を通る車はそれほど多くはないだろう、と思って向かったのだが、飛騨方面、松本方面とも、意外に交通量が多い。地震の影響でR148が通行止めになっているので、こちらに転進した車がいるのかも知れない。梓川沿いに出ると谷を吹き下ろしてくる風が強い。それも、ぬるい風だ。何だか嫌な感じもするが、風に逆らって進み奈川渡から奈川沿いに向きを変えたらいつもの冷たい風になった。

山彩館まで大体90~100分。いい天気だ。朝は氷点下になったらしいが、着いた頃(10時半過ぎ)には、風が遮られるところなら外でも暖かく感じた。今シーズンの営業最終日で、特売品やイベントメニューがあるという告知もあったのだが、人が少ない。あまりにも少ない。どんなメディアを使ってどれくらいの範囲にアナウンスしているのかわからないけれど、「奈川」自体に来て貰えるような工夫が要るのかも知れない。


今日のランチは、ワンプレートランチで「お惣菜バイキング」。おにぎり一つ+お惣菜は容器に盛れるだけ、持ち帰り禁止というルール。私はランチ開始直後に食べ始めたのでおかずの種類が揃っていなかったが、厨房の中では準備中の雰囲気だったので、多分昼に向けてもっと種類が多くなっていったのだろう。あとからジャガイモを煮たのも出てきたので食べたが、漬物と煮物が結構美味しかった。もう少し待ってみたかったが、今日は12時台には家に着いている必要があったので、これで終わりにして帰宅。

きびおこわや山菜おこわ、笹餅など普段見ないものも売られていたので、いろいろ買って帰る。家できびおこわを食べたが、花豆とおこわの味のバランスが絶妙で、おいしかった。これで一包160円は高コストパフォーマンスだ。


奈川の谷。2週間ですっかり枯葉色を通り越し、枯枝色になった。


奈川渡ダム湖。風が強く、湖面の波がいつもより高い。


五領沢。ここもすっかり枯枝色。松の緑が目立つ。淵の水の緑色もきれいだ。


往きが向かい風だったので帰りは追い風だろう、というのは甘かった。何故か帰りも向かい風。よくて横風。それも結構強めだったので、山に遮られて風が弱いところから風が吹き抜けるところに出る時はかなり緊張した。波田まで来て北に向きを変えたら、漸く追い風っぽくなり、家には12時45分頃着いた。

11月24日

2014-11-24 21:48:21 | 

穂高の最低気温0.8℃(平年比+0.7℃)、最高気温17.8℃(平年比+6.5℃)
松本の最低気温0.6℃(平年比+0.3℃)、最高気温17.5℃(平年比+5.9℃)

風はあるが日差しは暖かい。空気は若干冷たさがあるが、日中は暖かくなるだろう、と思ったら、やはりそうなった。これは朝9時頃。北の方に霧が出ているのが見えて、いつも撮る田んぼの辺りに行ったら霧の中になってしまいそうだったので、それよりも数百m手前で撮った。

霧の上に鹿島槍や爺ヶ岳が見えている。地震で被害が大きかった白馬の辺りは今日は晴れていそうだ。雪が来る前に少なくとも澄むところとライフラインの復旧はできて欲しいと思う。今回の地震を起こした断層の活動が、他の断層が動くトリガーになる可能性もあるということなので、牛伏寺断層を抱える松本平も他人事ではない。


鷹狩山

2014-11-23 01:17:11 | 

鷹狩山山頂の展望台に登ってみた。期待したとおりの大展望。日差しは暖かくて快適だ。その割には人が少なくて余裕の山頂だった。


常念岳~燕岳辺り烏帽子岳~蓮華岳辺り

蓮華岳~爺ヶ岳爺ヶ岳、鹿島槍

大町市街地とその後背の山々リゾートビュー「ふるさと」が来た。


常念岳。安曇野から見る常念岳とは全く形が違い、別の山みたいだ。餓鬼岳、唐沢岳

蓮華岳爺ヶ岳

鹿島槍ヶ岳五龍岳

白馬三山


明日香荘で買たおやき2個で補給。今日の具は茄子。味噌が若干甘めだが、美味しかった。結構ボリューミーなので補給にはよい。そろそろ具がおからに切り替わるということなので、峠に雪が来る前に八坂には行っておきたいと思う。


今日はR19山清路~八坂経由で登り、山岳博物館経由で下ったが、下りが狭くて曲がりくねった道、しかも10%超と思われる急勾配の道が続く。時々車が登ってくるし、道幅の半分は落葉松の落ち葉だし、道の脇には凍結したように見えるところもあって、緊張の連続で下りでも結構疲れた。以前は山岳博物館側から登った記憶があるのだが、よくこの道を登ったなあ、と思ってしまった。次からは八坂側から登って八坂側に下るのが吉だな。

八坂大滝

2014-11-23 00:36:47 | 自然いろいろ

「大滝」という名前なのだが、水量豊富な状態を見たことがない八坂大滝。今日は水が流れていないのかと思ったら、細~く糸のように流れていた。かなり落差はありそうなので、水量があれば豪快な滝になりそうなんだけどね。


11月22日

2014-11-22 23:59:14 | 

穂高の最低気温-0.3℃(平年比-0.7℃)、最高気温16.4℃(平年比+4.7℃)
松本の最低気温 0.8℃(平年比+0.2℃)、最高気温16.8℃(平年比+4.8℃)

朝から暖かく、風も弱い。穏やかないい天気だ。こんな日はずっと家にいたら精神衛生上よろしくない。上の子は山行で、下の子は友達と遊びに行ってしまった。私も外に出ることにする。スタート時点では、この3連休で今シーズンの営業終了の、ながわ山彩館を考えていたのだが、あまりにも山がきれいだったので、迷った末に鷹狩山を目指すことにする。

(上)今日の常念岳
(左)東通岳と大天井岳
燕岳餓鬼岳

(左)蓮華岳
(下左)爺ヶ岳
(下右)白馬三山


2時間ほど前に地震があった。緊急地震速報が間に合わず、揺れがあってから「大地震です」を繰り返していた。P波しか無かったように感じたので、また牛伏寺断層による直下型地震かと思ったのだが、気象庁のサイトを見に行ったら白馬村が震源ということなので、糸魚川静岡構造線上で発生した直下型地震だ。私の家の辺りは震度3という発表だった。今回の地震で糸魚川静岡構造線に溜まっていたエネルギーがリリースされてくれればいいけれど、そのあたりは運を天に任すしかない。最大震度は6弱ということで、震源に近いところでは被害大きいだろうが、クソ政府は国会解散したばかりで選挙しか頭にないボケ老人ばかりだから、サポートは何もないだろうなあ。

11月20日

2014-11-20 23:59:45 | 

穂高の最低気温-2.8℃(平年比-3.6℃)、最高気温8.9℃(平年比-3.2℃)
松本の最低気温-1.7℃(平年比-2.7℃)、最高気温7.7℃(平年比-4.7℃)

寒いが、雲が多い朝。陽は昇っているが、雲に隠れて光が届いてこない。霧が出る代わりに上空の雲になったか、という感じ。その所為なのか、それとも寒気が入ってきたのか、日中も気温が上がらず空気が冷たかった。そして、夜になったら底冷えがする。明日の朝も寒そうだ。


11月19日

2014-11-19 22:15:10 | 

穂高の最低気温-3.4℃(平年比-4.4℃)、最高気温10.4℃(平年比-1.9℃)
松本の最低気温-2.5℃(平年比-3.7℃)、最高気温10.6℃(平年比-2.0℃)

常念岳も東通岳もかなり白くなったし、地面は霜で白っぽいし、体感的にも視覚的にも寒さ感一杯の朝になった。このあと2ヶ月もすれば、これよりも10℃も下がるんだから、「この時期としては」がつくんだけれどね。


11月18日

2014-11-19 00:22:45 | 

穂高の最低気温1.7℃(平年比+0.5℃)、最高気温10.6℃(平年比-1.9℃)
松本の最低気温2.2℃(平年比+1.0℃)、最高気温10.9℃(平年比-1.7℃)

朝、車のフロントガラスの表面に霜がついていたから、今朝は氷点下になったと思っていたのだが、数字はそうではないようだ。田んぼを見ても霜が降りているようには見えないので、車の窓だけ寒かったのかも知れないが、いずれにせよ冬を感じさせることが一つまた一つとやってくる時期だということだ。ちょっと前まではまだ秋の雰囲気かと思っていたのだが、あっという間に冬になってしまった感じだなあ。


11月16日

2014-11-16 20:35:25 | 

穂高の最低気温-2.3℃(平年比-3.9℃)、最高気温10.2℃(平年比-2.8℃)
松本の最低気温-0.7℃(平年比-2.7℃)、最高気温10.2℃(平年比-3.1℃)

寒い朝。更に霧が出ていて陽の光がなかなか届いてこなくて暖かくなってくるのが遅かったが、午前10時頃には日向の霜がほとんど消えてなくなる位までにはなった。風が弱かったので日向にいるとそこそこ暖かかったのだが、午後になったら急に雲が広がってきて、一気に寒くなってきた。まさに冬の天気だ。

常念岳も白くなってきた。これは根雪になるんじゃないかという感じだ。しかし、鹿島槍や白馬三山の方はそんなもんじゃなくもうすっかり真っ白で真冬になっている。来週末か再来週末あたり鷹狩山あたりに行ければと思うが、天気が良くなるかな。それ以前に道が凍らずにいてくれる可だが。


辰野

2014-11-16 01:05:34 | その他諸々

そろそろ平にも雪が来そうだし、峠なんかはそれよりも早いのは当たり前だから、峠を越えなければ行けない所へ行くのもそろそろおしまいになる。今日は善知鳥峠を越えて辰野・米玉堂折り返しにした。往復90kmで、善知鳥峠の標高差はそれほど大きくないので獲得標高も大した値にはならないコースなのだが、往復ともに向かい風で(何故に?)復路の峠を下ってからがきつかった。

米玉堂の売店営業はついに土曜日のみになってしまった。それに、今は端境期なのか業務形態の変化なのか、かつては棚からあふれんばかりだった商品が今日は棚にも平台にもまばら。奥から何か持ってきた途端に争奪戦になってしまうのがつらいところ。500円で負担重量が一気に増えるところは変わりないのだが、私にとっては塩味のがほとんどなかったのと50円袋がすっかり姿を消してしまったのが残念なところだ。

普段はまず行かない辰野駅の方に行ってみた。
超レトロなお茶屋。現役である。

駅前だというのに、廃業した店と空き地がほとんどでこの先に本当に駅があるのかと思ってしまった。現役の店は片手で数えられるくらいかもしれない。辰野駅って本当に没落してしまったんだねえ。

「物置場」たぶん民家のものではないと思うが、本体は何の建物だろう?


11月14日

2014-11-16 00:42:17 | 

穂高の最低気温-0.7℃(平年比-2.8℃)、最高気温12.8℃(平年比-0.8℃)
松本の最低気温 3.9℃(平年比+1.4℃)、最高気温12.9℃(平年比-0.9℃)

ついに常念岳の周りも白くなった。去年や一昨年はこの時期だともっと白かった記憶があるので、山の雪はちょっと遅めかもしれない。部分的に前山も白いところが見えている。平に雪がくるのも近い。