~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

愛された記憶~佐藤初女

2024-03-07 23:42:17 | 日記
子供が小さい時は、忙しいのに
どうしてあんなことが出来たの
だろうと、不思議な気持ちに
なります。
決して上手くはないのに、シャツや
パジャマ、帽子まで作ったし
野菜を食べさせようと、色々
工夫して調理したし、おやつは
買った方が美味しいのに
アイスクリームまで作りました。
あの時のエネルギーってどこから
来ていたのだろう…
雨の日の散歩も好きで、傘をさし
1時間くらい手をつないで歩いて
いました。
子供は3才までに、親に一生分の
幸せをくれると聞いた時は、
うちの子は5才になっても、毎日
私を幸せにしてくれるって思ったし
今、思い出しても私の人生の中
でも、特別な光を放っていた
時間だったと思えるのです。
まさか、その子が13才で親より
先に天に還ってしまうとは…
だからあんなに、強烈に色々な
思い出をのこして行ったのかな~
もし、貴方の人生でどこに
帰りたい?と聞かれたら、あの
子育ての時と言うだろうな~
子供といる毎日が楽しくて仕方
なかったあの頃に…
今のお母さんと子供は大変です。
あの楽しい子育ての時期を
味わう時間もないのですから。
ふと、豊かさって何だろうと思って
しまいます。
『忙』という字は心を亡くすと
書きます。
みんな忙し過ぎて、心を忘れてないかしら?
お母さん達がいそがしくて
そんなに手をかけて作れないと
言うと、初女さんは忙しかったら
一品でいいから心を込めて
作って下さいと言ってました。
食べる物ほど、ストレートに伝わる
ものはないって…

 子育てに迷っても
 毎日の食事に心を尽くして
 いれば大丈夫。
 手作りのおいしい食事は
 なんの説明もいりません。
 手料理の味は、深く愛された
 記憶として
 一生涯子どもの支えになって
 くれます。
          佐藤初女

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ストレスは砥石 | トップ | 今、ここが森のイスキア »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事