植物の特徴がいちばんよく現れるのは、子孫を残すためにそれぞれ工夫を凝らしている花です。
子孫を残すために大切なものですから、そう簡単に形質を変えられません。
ですから、「検索入門野草図鑑」も検索に花を重視しています。
つまり、花の写っていないものは、検索がたいへん難しいということです。
それと、「検索入門野草図鑑」は帰化植物を含む野生植物の図鑑であって、園芸植物は載せていないということです。
園芸植物を含めると、膨大な種類になります。
木ももちろん載っていません。
上に書いたように、小さくても花を見なければなりません。
この花について検索入門野草図鑑のどの巻か、いったんはあえて言わないでおきますから、総合検索表で、どの巻か、考えてみてください。
写真を見ると、この花はガクと花弁が揃っていません。
ガクが5枚か、花弁が5枚のどちらかです。
こんな場合は、ほとんどの場合、ガクだと考えて間違いはありません
一つ、単子葉では無いですよということなんです。
単子葉というのは、ススキのようにたいへん細長い葉を持っていてどれがひとつの花か分らない小さな花をつける(これが「すすきの巻」)か、ユリのように葉は(そんなに長くないにしろ)細く、花の基本数が3の花(例えばユリはガク3、花弁3、オシベ3×2、メシベの柱頭も3が合わさっている)(これが「ゆりの巻」)です。
この花は、そのどちらでもないですから、残りの6冊のうちのどれかを、総合検索表で調べてみてください。。
(そよかぜさん談)
検索入門野草図鑑⑧で検索しました。
イタドリ雄花かな?
正解です
北海道などにはオオイタドリが多いので、そちらの方だと思います。
オオイタドリ(大虎杖)タデ科
このお花は?
検索入門野草図鑑⑧で検索した結果、マルバマンネングサかな?
と、思いましたが、そうではなかったようです。
なぜなら、マルバマンネングサの葉は1cmに満たない小さな葉です。
花は確かにベンケイソウ科の花ですが、葉にきょ歯があります。
ですから検索入門野草図鑑⑧巻ではなくて・・・
キリンソウかな?他のキリンソウを見ると、お花の付き具合が、一つや二つじゃなくって幾つもかたまってるのが多いように思うのですが・・・・
検索入門野草図鑑⑦87ページで検索、雰囲気が似てるように思いました。
キリンソウ(麒麟草) ベンケイソウ科
そよかぜさんより
キリンソウは、「麒麟草」とキリンビールのラベルにある伝説の動物「麒麟」の漢字を当てていますが、私は元々は「黄輪草」じゃなかったのかなと思っています
このお花は?
Re:そよかぜ
この花の名前は、いちど検索入門野草図鑑の検索表でチャレンジしてみてください。
写真では葉がはっきり写ってなくて、きょ歯(縁のギザギザ)が無いようにも見えますが、この植物の葉の縁には不規則なきょ歯があります。
検索入門野草図鑑を使おうとする場合は、葉もはっきり写しておくことですね。
この花のポイントは、オシベ(雄ずい)に生える毛ですね。
Re:わんちゃん。
検索入門野草図鑑⑦で検索の結果
シロバナモウズイカ(白花毛蕊花) ゴマノハグサ科
大ヒント→この花のポイントは、オシベ(雄ずい)に生える毛ですね。
雄蕊に毛があるから「毛蕊花」です。
シロバナモウズイカ(白花毛蕊花) ゴマノハグサ科
このお花は?
これらは、さっぱり、わかりませんでした。
そよかぜさんより
シソ科だというのは分りますか?
シソ科の花も似たものが多くて難しいのですが、これは私は季節はずれのオドリコソウではないかと思います。
オドリコソウ
これらのお花たちは?
Re:そよかぜ
これらについては、まずキク科というものをしっかり理解してほしかったんです。
キク科は似たものが多く、検索が難しいと書いたように、じつはこれらの写真だけでは情報不足で、はっきりと種を同定できません。
でもひとつ大切なことは、頭花は特徴を示していても、頭花がどのようについているかは、環境や栄養状態により様々です。
これはたぶんアキノキリンソウ(の仲間)だと思います。(セイタカアワダチソウではありませんよ。)
アキノキリンソウの解説文を読んで、写真と比較してみてください。
Re:わんちゃん。
アキノキリンソウは頭花の付き方が違ってたのでそうやないと、思ってしまったんです。
環境とか栄養状態によって頭花のつき方が違ってくるということが分かりました。
一つの花を詳しく見くらべるっていうことも・・・・
Re:そよかぜ
葉もついている場所でかなり変化しますし、植物全体の姿などは、ほんとうに変化の大きいものです。
花だけでなく、メモ的に葉の様子や全体の様子なども撮っておくと、かなり検索できると思います。
検索しようとしてできなかった時、何を見ておかなけりゃならなかったかが分ります。
これで植物を見る目がグッと深くなりますよ。
Re:わんちゃん。
お花の写真を撮るとき
名前の知らないお花に出合ったら、必ず、そのお花の姿全体とお花のアップと葉っぱの様子などを撮ること・・・ですね。
そよかぜさん、ありがとさんです。
子孫を残すために大切なものですから、そう簡単に形質を変えられません。
ですから、「検索入門野草図鑑」も検索に花を重視しています。
つまり、花の写っていないものは、検索がたいへん難しいということです。
それと、「検索入門野草図鑑」は帰化植物を含む野生植物の図鑑であって、園芸植物は載せていないということです。
園芸植物を含めると、膨大な種類になります。
木ももちろん載っていません。
上に書いたように、小さくても花を見なければなりません。
この花について検索入門野草図鑑のどの巻か、いったんはあえて言わないでおきますから、総合検索表で、どの巻か、考えてみてください。
写真を見ると、この花はガクと花弁が揃っていません。
ガクが5枚か、花弁が5枚のどちらかです。
こんな場合は、ほとんどの場合、ガクだと考えて間違いはありません
一つ、単子葉では無いですよということなんです。
単子葉というのは、ススキのようにたいへん細長い葉を持っていてどれがひとつの花か分らない小さな花をつける(これが「すすきの巻」)か、ユリのように葉は(そんなに長くないにしろ)細く、花の基本数が3の花(例えばユリはガク3、花弁3、オシベ3×2、メシベの柱頭も3が合わさっている)(これが「ゆりの巻」)です。
この花は、そのどちらでもないですから、残りの6冊のうちのどれかを、総合検索表で調べてみてください。。
(そよかぜさん談)
検索入門野草図鑑⑧で検索しました。
イタドリ雄花かな?
正解です
北海道などにはオオイタドリが多いので、そちらの方だと思います。
オオイタドリ(大虎杖)タデ科
このお花は?
検索入門野草図鑑⑧で検索した結果、マルバマンネングサかな?
と、思いましたが、そうではなかったようです。
なぜなら、マルバマンネングサの葉は1cmに満たない小さな葉です。
花は確かにベンケイソウ科の花ですが、葉にきょ歯があります。
ですから検索入門野草図鑑⑧巻ではなくて・・・
キリンソウかな?他のキリンソウを見ると、お花の付き具合が、一つや二つじゃなくって幾つもかたまってるのが多いように思うのですが・・・・
検索入門野草図鑑⑦87ページで検索、雰囲気が似てるように思いました。
キリンソウ(麒麟草) ベンケイソウ科
そよかぜさんより
キリンソウは、「麒麟草」とキリンビールのラベルにある伝説の動物「麒麟」の漢字を当てていますが、私は元々は「黄輪草」じゃなかったのかなと思っています
このお花は?
Re:そよかぜ
この花の名前は、いちど検索入門野草図鑑の検索表でチャレンジしてみてください。
写真では葉がはっきり写ってなくて、きょ歯(縁のギザギザ)が無いようにも見えますが、この植物の葉の縁には不規則なきょ歯があります。
検索入門野草図鑑を使おうとする場合は、葉もはっきり写しておくことですね。
この花のポイントは、オシベ(雄ずい)に生える毛ですね。
Re:わんちゃん。
検索入門野草図鑑⑦で検索の結果
シロバナモウズイカ(白花毛蕊花) ゴマノハグサ科
大ヒント→この花のポイントは、オシベ(雄ずい)に生える毛ですね。
雄蕊に毛があるから「毛蕊花」です。
シロバナモウズイカ(白花毛蕊花) ゴマノハグサ科
このお花は?
これらは、さっぱり、わかりませんでした。
そよかぜさんより
シソ科だというのは分りますか?
シソ科の花も似たものが多くて難しいのですが、これは私は季節はずれのオドリコソウではないかと思います。
オドリコソウ
これらのお花たちは?
Re:そよかぜ
これらについては、まずキク科というものをしっかり理解してほしかったんです。
キク科は似たものが多く、検索が難しいと書いたように、じつはこれらの写真だけでは情報不足で、はっきりと種を同定できません。
でもひとつ大切なことは、頭花は特徴を示していても、頭花がどのようについているかは、環境や栄養状態により様々です。
これはたぶんアキノキリンソウ(の仲間)だと思います。(セイタカアワダチソウではありませんよ。)
アキノキリンソウの解説文を読んで、写真と比較してみてください。
Re:わんちゃん。
アキノキリンソウは頭花の付き方が違ってたのでそうやないと、思ってしまったんです。
環境とか栄養状態によって頭花のつき方が違ってくるということが分かりました。
一つの花を詳しく見くらべるっていうことも・・・・
Re:そよかぜ
葉もついている場所でかなり変化しますし、植物全体の姿などは、ほんとうに変化の大きいものです。
花だけでなく、メモ的に葉の様子や全体の様子なども撮っておくと、かなり検索できると思います。
検索しようとしてできなかった時、何を見ておかなけりゃならなかったかが分ります。
これで植物を見る目がグッと深くなりますよ。
Re:わんちゃん。
お花の写真を撮るとき
名前の知らないお花に出合ったら、必ず、そのお花の姿全体とお花のアップと葉っぱの様子などを撮ること・・・ですね。
そよかぜさん、ありがとさんです。
検索植物図鑑と言う優れものがあっても、その扱いは相当難しそうです。それにも増して、そよかぜさんの如き良き師が居られてこそ、未知の扉を開くことが可能なのでしょう。
知らない花を沢山教えて戴けて、居ながらにして満足です。厚かましい無精者で申し訳ありませんが・・・。
「花と風の記」 横山美智子
蕾のしつかりとじた尖端は、何かを刺すように力んでいるが、やがて、そのきつさきが六つに裂けかかると、たのしい唄をうたうようなあどけなさになり、何ともいえない愛らしい充実した飛躍のかたちをとる。そうして、しだいに大たんな天にかける翼のような反りをうつのだ。飛ぶのも、舞うのも、天かけるのも、みんな蕋の意志だ。はげしい意欲と颯爽とした迫力と、けんらんとした夢とを凝集させたその蕋の強さ、はでやかさ、がつちりとした渋さ、荘厳さ。ああ、花は、蕋の夢の飛躍する翼なのだ。蕋の夢をつつむベールなのだ。
花を抱いていると、花が、私といつしよになる。そして、匂いのある言葉が心にそだつ。
お花の名前など教わることが出来るのですが、
自分で撮った写真などの花の名前となると
知らないものが多くって・・・・
blogの記事にしたい、
珍しい(私の中では)お花を写真に撮ってても
名無しよりはちゃんと名前を付けて記事にしたいと思う次第で・・・・
花の名前を調べるとき科も属もわからなければさっぱり手のつけようがないです。
何巻を検索すれば、というのがたちまちのうちに分かるようになるまでにはまだまだ道は遠いです。
いろいろな角度から撮ってる花の表情って良いね。
花と向き合って真剣に対話しているわんちゃんの姿を想像します。
名前をキチンと調べるところが良いなァ
そよかぜさんという素晴らしい師匠がいらっしゃるから・・・
次々と花の名前が分かっていく楽しさ、
っていうかこちらにも伝わってきますよ。
お花の名前をしっかり調べ、確認してる・・そんな熱心なわんちゃんに感心します。
そよかぜさんとおっしゃる良くご存じのお方も素晴らしいですね♪
お花も名前が解かると解らない・・とでは大違い。感心します。珍しい沢山のお花も興味深く魅せて頂きました♪
お花の名前ってほんとに難しいですよね・・
同じ種類でも地方地方で少しずつ形を変えているし・・
撮ったお花の名前を載せたい・・記事にしたい!
わんちゃんの想いがすごく伝わってきます。
季節はずれの踊子草可愛いです♪
ちょっとづつでもお花の名前が覚えられるでしょうか?
それがね、前に聞いてて、教えてもらってて
また同じ花の名前を聞いてるんです。
お花ってねその表情に個性があるみたいです。
その表情を見逃さないのがそよかぜさんですね。
が、きっかけもあるんですが、
ちょっとやそっとでは、なかなかその名前
頭の中に浸透しませんのよ・・・・
困ったモンです
でも、お花の名前が分かってスッとするときってありますよね・・・・
そうなんです、そよかぜさんのおかげです。
そのお花の育った環境にスゴク左右されるよね、よく「いじけたように咲いてる」って聞いたことあります。もひとつ発育が悪い時?
今ねウチの庭で季節はずれのくちなしの花が満開です。
さすが北海道知らない花が咲いてますネ
シロバナモウズイカってアオイ科かと思いましたが
メシベが違う
興味深いです
名前がわかっていく過程がドキドキ
継続は力なり楽しみが増えましたね
さすが、エフさん
私にはワカラナイ・・・・・
一つのお花の名前から始まって、
時が経つにつれ、どれだけのモンが頭の中に残っているか?ギモンな私・・・・・
そんなことやったらアカンやろ、ね?