“「お酒」は本当に、「百薬の長」なのか!?”
「酒は百薬の長」。
故事ことわざ辞典によると、「適量の酒はどんな良薬よりも効果がある」と、お酒を賛美した意味です。
ですが、飲み方次第で、「毒」にも「薬」にもなります。
実際に、お酒を適量飲むメリットとしての1つは、心筋梗塞や狭心症といった「虚血性心臓病を予防する効果」が、確かめられています。
アルコールが、LDL(悪玉)コレステロールの増加を抑え、HDL(善玉)コレステロールが増加することで、血液が血管の中で詰まりにくくなるからです。
適量のお酒を飲むことによる、2つめのメリットは、「リラックス効果」です。
ワインやウイスキーなどの香りには、リラックス効果、ビールの原料・ホップの香りには、気分を落ち着かせるといったアロマ効果があって、ストレスを解消してくれます。
これらの影響からか、飲酒量と死亡率の調査で、日本人の研究結果ではありますが、男女とも、1日平均アルコール消費量の平均23g未満(日本酒1合未満)が、最もリスクが低くなっています。
ですが!!
これらの研究結果は、日本酒1合あたりで、最もリスクが低いのであって、お酒を毎日、大量に摂取すれば、話は変わってきます。
中性脂肪が増加し、善玉コレステロールの低下、悪玉コレステロールの増加につながりますし、心臓病や死亡のリスクは上がります。
また、2018年には、「少量でも体に悪い」という論文が、権威ある雑誌に掲載されたことをご存じでしょうか?
その論文では、「195の国と地域で23のリスクを検証した結果、健康への悪影響を最小化するなら、飲酒量はゼロがいい」と結論づけています。
「適量ならOK!」と安心して飲んでいた人にとっては、ショックな報告でした。
適量の飲酒は、心疾患や脳梗塞などの病気については効果が確認されているものの、高血圧や脂質異常症、脳出血、乳がんなどは、少量であっても、リスクが着実に上がることが分かりました。
厚生労働省は、「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールでおよそ20g程度としています。
いわゆる「適量」とは、日本酒1合、ビール中ジョッキ(500mL)、ワイン2~3杯に相当します。
日本でも古くから「酒は百薬の長」と言われてきたように、お酒を讃える言葉は、世界中にも数多く存在します。
これは、お酒が過去数千年もの長い間人類の友であった証です。
お酒には、人間関係を円滑にする面もあります。
私たちの人生を豊かで味わい深いものにしてくれる存在です。
だからこそ心も体にも良い「節度ある飲酒」を楽しみましょう。
ABCラジオ 朝も早よから芦沢誠
「脳にビタミン!もしもしコラム」
びわ湖が育てたメディカル・マスター スポーツ健康科学博士 田井中幸司先生
福ちゃんちのお庭で
帰りしな 精北小学校の校門左側に大きな桜の木が
「酒は百薬の長」。
故事ことわざ辞典によると、「適量の酒はどんな良薬よりも効果がある」と、お酒を賛美した意味です。
ですが、飲み方次第で、「毒」にも「薬」にもなります。
実際に、お酒を適量飲むメリットとしての1つは、心筋梗塞や狭心症といった「虚血性心臓病を予防する効果」が、確かめられています。
アルコールが、LDL(悪玉)コレステロールの増加を抑え、HDL(善玉)コレステロールが増加することで、血液が血管の中で詰まりにくくなるからです。
適量のお酒を飲むことによる、2つめのメリットは、「リラックス効果」です。
ワインやウイスキーなどの香りには、リラックス効果、ビールの原料・ホップの香りには、気分を落ち着かせるといったアロマ効果があって、ストレスを解消してくれます。
これらの影響からか、飲酒量と死亡率の調査で、日本人の研究結果ではありますが、男女とも、1日平均アルコール消費量の平均23g未満(日本酒1合未満)が、最もリスクが低くなっています。
ですが!!
これらの研究結果は、日本酒1合あたりで、最もリスクが低いのであって、お酒を毎日、大量に摂取すれば、話は変わってきます。
中性脂肪が増加し、善玉コレステロールの低下、悪玉コレステロールの増加につながりますし、心臓病や死亡のリスクは上がります。
また、2018年には、「少量でも体に悪い」という論文が、権威ある雑誌に掲載されたことをご存じでしょうか?
その論文では、「195の国と地域で23のリスクを検証した結果、健康への悪影響を最小化するなら、飲酒量はゼロがいい」と結論づけています。
「適量ならOK!」と安心して飲んでいた人にとっては、ショックな報告でした。
適量の飲酒は、心疾患や脳梗塞などの病気については効果が確認されているものの、高血圧や脂質異常症、脳出血、乳がんなどは、少量であっても、リスクが着実に上がることが分かりました。
厚生労働省は、「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールでおよそ20g程度としています。
いわゆる「適量」とは、日本酒1合、ビール中ジョッキ(500mL)、ワイン2~3杯に相当します。
日本でも古くから「酒は百薬の長」と言われてきたように、お酒を讃える言葉は、世界中にも数多く存在します。
これは、お酒が過去数千年もの長い間人類の友であった証です。
お酒には、人間関係を円滑にする面もあります。
私たちの人生を豊かで味わい深いものにしてくれる存在です。
だからこそ心も体にも良い「節度ある飲酒」を楽しみましょう。
ABCラジオ 朝も早よから芦沢誠
「脳にビタミン!もしもしコラム」
びわ湖が育てたメディカル・マスター スポーツ健康科学博士 田井中幸司先生
福ちゃんちのお庭で
帰りしな 精北小学校の校門左側に大きな桜の木が
「百薬の長」の由来は、中国後漢(AD25~220年)時代の歴史書「漢書」に由来するという、鎌倉時代の「徒然草」のなかで、「百薬の長とはいえど、よろずの病は酒よりこそあれ」と紹介されています。
お酒の医学的な効用については、わんちゃんブログに紹介されていますが、飲みすぎについては、肝臓のアセトアルデヒド(エタノールの分解成分)の分解がうまくいかなくなり、各種の代謝機能に影響を与え、飲みすぎは「百毒の長」となるとのことです。
日本人の約52%がお酒に弱い遺伝子をもつといわれ、体内にあるアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)によるアルコール分解能力の強弱によるとされている。
その見分け方は色々あるようですが、「アルコールパッチテスト」が簡単に判別できるそうです。
今年のノーベル医学生理学賞は、「温度、触覚の受容体の発見」(熱さ、痛み、圧力を感じるセンサーの発見)したアメリカの2人の学者が受賞されましたが、お酒は五感(聴、視、臭、触、味)のうち、どの感覚でお酒を飲むのでしょうか!!!
私はすべてだと思います。聴覚でお酒を飲むのですか???
演歌では、酒を題材にしたものが多い、思い出酒(小林幸子)、酒よ(吉 幾三)、舟唄(八代亜紀)など沢山ありますが、それを聞きながら、皆さんは、しみじみと、楽しくエンジョイするのでしょうか!!!
コレは嘘です。
そんな状態は、まさしく「百毒の長」
アルコールが入るとなぜか、賑やかになる人苦手です、お酒は静かにたしなむものと思います。
今年こそ『酒蔵みてある記』叶いますように・・・
https://blog.goo.ne.jp/mn1944/s/%E9%85%92%E8%94%B5%E3%81%BF%E3%81%A6%E3%81%82%E3%82%8B%E8%A8%98