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【わんちゃんの独り言 part2】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています

海岸の砂丘に咲いているお花たち

2012-05-04 | 折々の花

イソスミレ(磯菫)スミレ科




「イソスミレはタチツボスミレの仲間ですよ」と教えていただきました。
北海道南西部から丹後半島以北の日本海側に分布
花は直径2~2.5㎝と大輪、普段見慣れているスミレよりちょっと華やかに見えました。
イソスミレのイソは「磯」
けど、ゴツゴツとした岩場の「磯」の辺りに居たンじゃなくって咲いていたのは日本海を見下ろす砂丘に・・・
砂に埋もれてしまってるイソスミレたちもいっぱい・・・
埋もれてしまったら、もうアカンのやろか?
地下茎は砂の移動にも耐えられるように丈夫で長い、と教えていただきました。
イソスミレが好む居心地のいいところって?
砂浜に続いて砂丘があるような海岸・・・
けど、真っ先に堤防に変身するところなんですよね。
仮に堤防にならなくても、海水浴場になったり、四輪駆動車が乗り入れたり・・・
と、なったらイソスミレの居心地が悪くなります、実際、イソスミレが咲いてるすぐそばに四輪駆動車の轍の跡が続いてましたよ~~
そぉ~っとしといて欲しいなぁ・・・

ハマダイコン(浜大根)アブラナ科


ハマダイコンはダイコンが野生化したものであり、当然の事ながらダイコンそっくり・・・けど、根は太くならないでせいぜい径2㎝止まりやそうです。
砂浜でいっぱい咲いてるのを見た時、その薄紫のお花がとっても優しく見えました。

コウボウムギ(弘法麦)カヤツリグサ科:別名 筆草


全体的に堅く、晩春、ムギに似た実がなる。
かって茎の繊維で筆が作られていたそうで、書道にゆかりの弘法大師に由来し、つけられた名前です。
それでね、検索入門野草図鑑によると、雌株と雄株があるって・・・
そんなこと知らんかったんで、ただ撮ってただけなんで、雄株も雌株も解らなかったんです。


ところがですね、撮ってきた写真をもう一度見直したら、
コウボウムギの雄株


雌株が見つかりました



ハマエンドウ(浜豌豆)マメ科 レンリソウ属


和名の由来は、浜辺に生えて、エンドウマメに似ていることから
そしてね、レンリソウ属ですって?

カワラヨモギ(河原蓬)キク科


たまたま、砂浜で見かけたんですが、名前のごとく河原ででも見かけるとか?
けど、同じ名前でも、砂浜と河原と住む場所が違うと、姿もちょっと違ってるそうです、加茂町ででも・・・って教えていただきました、比べてみたいモンです。

ハマハタザオ (浜旗竿)アブラナ科


細い茎をまっすぐに伸ばしていました。茎の先っちょで咲いていた真っ白のお花はとても目立って見えました。

もう一つ名前が解らないのがアリだったんですが、解りました

ヒメスイバ(姫酸葉)タデ科



葉っぱについて
①根生葉は多数
②葉身は長さ2~6㎝
③基部が左右にはり出してほこ形となる
④茎上の葉は柄が長い
と、検索入門野草図鑑には解説があります
ちゃんと、葉っぱが写ってません・・・

春の日に訪れた日本海は穏やかでした
けど、真冬なんて雪と季節風がバンバンまともに・・・
真夏の砂浜は裸足じゃ歩けないほど熱くなるよね、
イソスミレもコウボウムギもハマエンドウもカワラヨモギもハマダイコンもハマハタザオもヒメスイバも結構厳しい環境を生き抜いてるんだなぁ・・・って。

「浜」のつく海辺の花は優しくて(道草)

ザゼンソウ(座禅草)サトイモ科

2012-03-19 | 折々の花
先月のことです、ザゼン草の群生地のホン近くにお住いのみいちゃんにメールしました。


ご無沙汰してます。お元気ですか?ザゼン草についてのことばっかりなんですけど、今年はどんな具合でしょうか?

Re:みいちゃん
今日(2月26日)はザゼン草祭りが有ったのですが、今年は大雪でまだ少しだけしか咲いていません。ところどころ大きいのもあるのですが、歩いていい所からの撮影はムリのようです。
暖かい日がちょっと続くと雪も溶けるので咲きだすでしょう!
土・日曜日なら来週ぐらいですね。

Re:わんちゃん(↑から10日ほど経ってから)
雪の中のザゼン草を撮りたくって・・・
此方では、すっかり暖かくなり最低気温が10℃前後になりザゼン草はどんな具合かな?って、気になりました。

Re:みいちゃん
さすがにこの暖かさで雪もザゼン草の辺りの陰に残ってるぐらいだと思います。

Re:わんちゃん
そうですか・・・
ずっと前に舅や友達とお邪魔させていただいたザゼン草鑑賞会の写真、雪の中のですね、懐かしく眺めています、雪の中のザゼン草に期待します

Re:みいちゃん
昨日は朝から出かけていたので、今日見に行きましたが残念ながら雪はもう消えてました。
先週の土、日あたりがグッドタイミングだったようです、寒の戻りがあっても積もるほどの雪は降らないでしょうし、残念ですが来年のお楽しみにね。

Re:わんちゃん
アリガトウです、先週の土・日は都合悪くアキマセンでした。
やっぱり雪の中でのザゼン草やないと・・・と、いうワケで来年に期待しようと思います。
勤めから解放されてますので平日もアリなんですよ、毎年おさわがせしてスミマセン、来年もヨロシクです。

と、今年のザゼン草は諦めていましたところ・・・

Re:みいちゃん
寒の戻りで、結構雪が降っています。重たい雪でそれほど積もりませんが、ザゼン草の辺りも、うっすら白くなってザゼン草を引き立てていました。
明日ぐらいだったらまだ積もっていると思います。まだ降ってますのでいかがですか?

Re:わんちゃん
いつもお知らせアリガトウございます、じゃぁ明日行くことにします。楽しみです。

と、行ってまいりました3月14日の事です。













ザゼンソウは、開花の際には発熱することで周囲の雪を溶かす・・・と教えていただいたことがありました。
それで、雪の中でのザゼンソウに、ちょこっとこだわりのわんちゃんでした。

【おまけ】
山の湿原や谷川のほとりなど主に湿地帯に群生する座禅草は、サトイモ科の多年草で、早春2月~3月にかけて花が開きます。
仏像の光背に似た卵形の仏炎包につつまれたような花の愛らしい姿はまるで僧侶が座禅を組んでいるよう、というのが「座禅草」の名の由来とか・・・
このめずらしい今津町の座禅草の群生地はまとまった地域に生育し、美しい自然環境を形成しているところから、平成元年8月、滋賀県自然環境保全条例に基づき、緑地環境保全地域に指定されました。

と、駐車場に立ててある案内看板をジックリと読むわんちゃんでした。
と、同時に「この地域の人たちで頑張ってザゼンソウを見守ってるんよ」と、みいちゃんが言うてはったんを思い出しました。

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ゴマノハグサ科 クワガタソウ属

2012-01-28 | 折々の花




別名:瑠璃唐草(ルリカラクサ)・天人唐草(テンニンカラクサ)・星の瞳。
お花の大きさは10mm足らずです。
花の寿命は1日だけ。 日が当たっている時だけ開く。
果実は、2個の玉をつけたような形で毛が多い (⇒こちら)

木津川市植物同好会の今年の総会での時
発表の部で、H先生がオオイヌノフグリのことでチラッと言われた言葉が気になってました
「オオイヌノフグリはクワガタソウ属・・・というのはこの部分(おしべ)が昆虫のクワガタに似てるでしょ?」

そこのところがちょっと気になりました、冬まだ寒い時に可愛いお花で色もコバルトブルー名前はとにもかくにも・・・大好きな野草の一つです。

今日のこと、ポカポカとお天気もいいし、コロと一緒にカメラも一緒に散歩道をブラブラ、オオイヌノフグリを求めて・・・
田んぼの畦道に目星をつけて・・・居ました居ました、と言うてもお天気が悪くなってパッとは咲いてませんでした、触るとぽろッとなってしまいます。
撮れたことは撮れたんですが、帰ってPCで見ると「あ~~ぁ み~んなピンボケやんか、なんでなんやろ?」
ちょっと前の写真を繰ってみたら2010年2月にコレだ!というのが見つかりました
コレです。


(クリックすると拡大します)

また、クワガタソウ属と言うのが気になりました。
クワガタソウ属(Veronica L.)は、ゴマノハグサ科に含まれる属のひとつである。
広く北半球に約300種がある。
日本では以下のような種が知られる。
道ばたの雑草
・オオイヌノフグリ V. persica Poir.
・イヌノフグリ V. didyma Tenore var. lilacina (Hara) Yamazaki
・タチイヌノフグリ V. arvensis L.
・コゴメイヌノフグリ V. cymbalaria Bodard
・フラサバソウ V. hederaefolia L.
水湿地の雑草
・ムシクサ V. peregrina L.
・カワヂシャ V. undulata Wall.
・エゾノカワヂシャ V. americana (Rafin.) Schwein.
・オオカワヂシャ V. anagallis-aquatica L.
山野の草花
・エゾノヒメクワガタ V. stelleri Pallas var. longistyla Kitag.
・ヒメクワガタ V. nipponica Makino
・テングクワガタ V. tenella All.
・コテングクワガタ var. serpyllifolia L.
・ハマクワガタ V. javanica Blume
・クワガタソウ V. miquwliana Nakai
・サンインクワガタ V. muratae Yamazaki
・ヤマクワガタ V. japonensis Makino
・ヒヨクソウ V. melissaefolia Poir.
・グンバイヅル V. noei Franch. et Savat.
↑Wikipediaより引用

↓ わんちゃんが撮ってましたクワガタソウ属です
タチイヌノフグリ(童仙房)2010.5.05


フラサバソウ(加茂御藪)2011.3.25


カワヂシャ(散歩道の用水路)2011.4.28




カワヂシャ(加茂町用水路)2011.4.30


ヒヨクソウ(伊吹山)2010.7.31




くっついた氷

2012-01-22 | 折々の花
オシドリを撮影した。(←こちら)その同じ日のことです
水景園に入場したのは11時頃でした
観月橋の上を渡らずに巨石群の辺りを“水辺の小道”の方へ歩いていた時でした。



「えっ?何?」
足元のシダや苔に・・・
氷でした、お日さまにキラキラ反射してキレイ!!











夕菅さんちのお庭での氷(氷筍・氷柱)の様子は(こちら)


あとで分かったのですが、その日の朝は気温-0.9℃
午前中は7~8℃だったようです。
あまりにもキラキラときれいだったので、何枚も撮ってましたね

広い水景園を独り占め状態・・・
しばらくして、何組かの人たちとすれ違ったぐらいでした。

ツワブキ


枯れ花


ヤマブキの実


実の生っていないヒメユズリハの木


実の生っているヒメユズリハの木


四季折々の風景が楽しめる現代の回遊式日本庭園

水景園はけいはんな学研都市の文化の拠点としてつくられた日本庭園です。
回遊しながら、自然と人が織りなす空間を様々な距離・角度で楽しめるのが特徴です。
ダイナミックな石組や各所に流れる滝、季節を彩る風景のほかコイのエサやりもでき、大人から子供まで楽しめる、庭園となっています。









迎春の寄せ植え

2011-12-29 | 折々の花
今年も残り今日も含めてあと3日、

この一年【わんちゃんの独り言】においでくださりアリガトウです。
たくさんの方々が読んでくださっていると分かり、また、コメントを寄せてくださりblogの更新に、自身も張り合いをカンジ楽しんでます
来年はどんな年になるでしょう?
また一年後の今頃「今年もいい年だったなぁ」と思えるようにすることを、来年の目標にしたいと思います。
と、昨年のちょうど今頃言ってたわんちゃんでした、ハイそのまんまです・・・

精華町広報誌「華創(HANASOU)」は毎月ごとに各家庭に配られます
ある日の事、12月号の華創の記事の中に「迎春準備を手助け」とありました、

あわただしさが募る年の瀬が迫ってきました。
迎春準備に何かと忙しい時期のお手伝いをしようと、シルバー人材センターでは数々の家事支援メニューを取りそろえています、お早めにお申し込みください。
気分一新を図って、ふすま・障子の張り替えはいかがですか、作業はセンターで行いますので、手間も少なく済みます。
部屋の模様替えも手伝います。家具の移動や大型ごみの廃棄も引き受けます。
このほか、年賀状の宛名書きや庭の草引き、掃除なども引き受けます。
お気軽に相談ください。
手作りの飾りで正月を迎えようという方には、今年も寄せ植え講習会を開きます。
材料費だけでプロの指導を受けることができます。
先着順に申し込みを受け付けます。

このアンダーライン(わんちゃんが勝手に引いたんですけど・・・)のところが目に飛び込んできました。
早速問い合わせ先(精華町シルバー人材センター)へ電話です
「あれまぁ、わんちゃんやないかいな」とご近所のTさんが受け付けておられました。

一人で会場に出かけました。
「あらまぁまぁ」グランドゴルフ仲間のKさんが来てはりました、そして、その日の寄せ植え講習会のスタッフの中にもグランドゴルフ仲間のFさんがいはりました。
一人で参加の心細さがふっとんでしまいました。
青竹をのこぎりで切ることから始まりです、注意点は全部切り落とさないこと。

まぁまぁ切れて、金づちで思いっきり叩いて花を植える穴をくり抜きます、縦に割るんですが、意外と簡単に開けられたんですよ、ビックリしました。


割り竹で3本の竹を上下から挟み込み4ケ所を針金で結束、針金の上をシュロ縄で結束

「この作業は一人ではできませんよ、そばの人と協力して片方の人がしっかり押さえてあげてくださいよ、これは一人ではできません」と強調されてました。
ナルホドです、針金をペンチで結わえるのはムズカシイ・・・

いよいよ花の苗の植え込みです、ついお手本を見てしまいがちですが、カバーして見えなくしてありました
「それぞれのセンスで植え込みをしてくださいよ、どんなふうにしても勝手ですから、勝手ですけど、皆さんのセンスが・・・」と。
出来上がりです、苗は7種類です。

玄関の下駄箱の上に置きました、ぱぁ~~とそこだけお正月です。

①ガーデンシクラメン
②パンジー(ビオラ)
③五葉の松
④プリムラジュリアン
⑤葉ボタン
⑥大多福南天
⑦チェッカーベリー
しかしですね、お正月の寄せ植えと言いますと
松・竹・梅それにリュウノヒゲ、南天、フクジュソウ等々を想像してたのですが意外でした。

リビングとキッチンの照明器具は長男が、カーテンを外したのは長男、洗濯したのはわんちゃん、それぞれ自室の窓ガラス拭き・・・
庭周りはわんちゃん、ウチの中の目立つ(ここだけはどうしてもの)ところはわんちゃん。
さぁ、黒豆は上手くできました、きっと来年も良い年になるでしょう(わんちゃんの黒豆占い)

【おまけ】
チェッカーベリー:ツツジ科(アメリカ東北部原産)
夏に可憐な白い花を咲かせ、秋には結実し、真っ赤に色づきます。
実は翌年の春まで楽しむことができます。
暑さは苦手なので、夏は涼しいところに置いて下さい。
寒さに当たるとクリスマス頃には、葉も赤みを帯びて、実も大きくなります。

撮影:2012年6月20日 わんちゃんちの庭で



7~8mm程度の鈴のような小さな花が咲きました。


紅葉狩り~常寂光寺・宝筐院~

2011-11-30 | 折々の花
近い将来での自分の死を予感している、家庭をもつ50代の男(渡哲也)と夫と死別した女(吉永小百合)が20年ぶりに偶然出会い、そこから始まった純愛物語。
大人の純愛を描いた、とてもいい映画でした。(製作年度: 1998年 )
顔まで真っ赤に染まりそうな、うつくしい紅葉のお寺で二人が散策するシーンが記憶に・・・残ってます。

原作を読んでみたいと思いました。
「時雨の記」中里恒子著、映画を観てすぐに読みました。

そのお寺が京都嵯峨野の「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」と、ずいぶんと後になってから知りました。


紅葉情報「常寂光寺」⇒見ごろ
と、夕刊に載ってました「よっしゃ、明日、行こう」
晩秋の嵯峨野に行ってまいりました。
「常寂光寺」に行きたかったのにはもう一つ理由がありました・・・

ここはどこ?スゴイ人並み、まるで、心ブラ(大阪の心斎橋をブラブラ歩く)をしているような混みこみ具合。

ま、いっか、京都は観光都市なんやシィ・・・






紅葉の様子に、ちょっとがっかり感(アップに耐えるモミジの葉っぱが無い!!)
がっかり感を引きずって、次なる目的寺「宝筐院」へ

「宝筐院」は釈迦堂(清凉寺)を右へ出て塀沿いに突き当りです
結婚して以来いつもこの「宝筐院」の前を通って釈迦堂の境内に位置する嵯峨薬師寺におまいりさせていただいてます
(住職さんにはいつもお世話になってます)
前を素通りしていた「宝筐院」が京都の中で知る人ぞ知る紅葉の隠れ名所、
だったんです、つい十数年前までは・・・
十数年前に一度訪れたことがありました。
境内には人も少なく、紅葉の様子は息をのむ凄さ・・・だった。

↓ 今年の紅葉・・・














今年の紅葉の様子は、ちょっぴりがっかり!
早いのか?と言えばそうでもないみたい、たとえ1週間2週間後に訪れたとしてもあの燃えるような紅葉の様子は期待できないってカンジ
「今年はどうも、そんなカンジですなぁ」と、紅葉の関係者さんは皆さんそうおっしゃってました。


「晩秋嵐山」   尼谷義雄

紅葉が錦を織っている
晩秋は深く濃く
夕日の炎が紅葉に燃え移り
嵐山は全山めらめらと燃え上がっている
人はみな点々として米粒よりも小さい
みな類焼して
夕闇せまる
渡月橋を
寒風に晒されて渡っている
川床の石を噛んで流れる
ラピスラズリの清流の飛沫が
天上へ向けて
レクイエムを
合唱している

↑ 道草さんよりいただきました。

「常寂光寺」に行きたかったもう一つの理由・・・
  ロウヤガキ(老爺柿)カキノキ科 

中国原産のカキの一種(渋柿)
本堂前に有りました。
ホオズキ位の大きさの実が生っていました。




秋櫻の頃

2011-11-12 | 折々の花
10月のある日のことでした、ちょっと用事があって車を走らせていると
「コスモスまつり」という幟が・・・(コスモスは何処に??)
う~ん、用事が終わってから帰りしなに寄ってみよかなぁ

木津のR24から東に入ってR163に抜ける道のちょっと入った田んぼ一面がコスモス畑になってました
「もうコスモスは終わりかけやなぁ」とか言いながら
「キレイなコスモスは?なかなか無いなぁ」とも言いながら
コスモス祭りなのに、もう誰もいないコスモス畑で・・・
夕暮れ間近なひととき、飽きもしないで撮ってました。


向こうの山のてっぺんに見える鉄塔群は生駒山

こんな看板が立ってました


狛山に鳴くほととぎす泉河渡りを遠みここに通はず 
(万葉集巻6-1058)


【通釈】
対岸の狛山で鳴く時鳥は、泉川の川幅があまりに広いので、渡ることができず、こちらへは通って来ない。

ここを流れる木津川は万葉歌では「泉川(いずみがわ)」「泉の川(いずみのかわ)」または「泉河(いずみがわ)」として登場しています。
大和の野には見られない雄大な水景は万葉びとに愛でられ、幾つもの歌の題材となってます。
時代が遷(うつ)ったのちも歌枕として残り、百人一首にも歌われています。
ここは奈良を中心に考えると「山の背」となるため山背(やましろ)の名が発生し、のち京都の国名となる「山城」の起源となったのです。

この日撮ったコスモスたちの表情あれもこれも・・・





















「こすもす」    八木重吉

こすもすはやさしいうでをのばしている
そのひとつひとつのうでのさきには
ひとのこころをなごむるものをもっている
やわらかなあきぞらのもとにうすももいろのまるいものらよ

↑ 道草さんよりいただきました。

あした咲く(希望の)お花たち






こんな歌に出合いました
あさみちゆき/秋櫻の頃



秋櫻の頃:あさみちゆき
作詞:高田ひろお 作曲:杉本真人 編曲:宮崎慎二

いくつかの盆が過ぎ いくつかの齢を取る
秋の日和の陽だまりのなかを
亡き父は縁側にいつも湯呑を置いていた
コスモスが咲いている 風がきて揺れている
そんな風情に目を細めながら
一服の茶を啜る静けさ好む父でした

取り越し苦労をしてきたような 父の目元の笑い皺
過ぎた昔を懐かしむように 湯呑を包む父の手を
おもいだします 今も今も・・・

こつこつと働いて愚痴さえもこぼさずに
妻を愛して子供を愛して ささやかな人生を
ひたむきに生きた父だけど
手にとれば重たくて古びてる欠けている
茶渋のついた湯呑茶碗に
亡き父は何を思い 何を語っていたのでしょう

取り越し苦労をしてきたような 父の目元の笑い皺
揺れるコスモス慈しむような 静かな父のまなざしを
おもいだします 今も今も・・・


赤そば(赤蕎麦)タデ科

2011-10-16 | 折々の花
去年の10月半ば、奈良県桜井笠地区の「荒神の里」にてお蕎麦を賞味してまいりました。
ホンマは、そば畑の風景を撮りたかったのですが10月も中旬となればソバの花はお終い、名残の花をちょこっと撮っただけでした
→こちら

9月12日のこと
「朝の連ドラでテレビ画面一面に真っ白な蕎麦の花が咲いてましたね、そろそろですね、インターネットで調べてもらって良いですか?『滋賀県 赤そば』とかで・・・」と、Oさんにメール。
友人のOさんが「いっぺん赤そばの花が群生してるところに行ってみたいのよ」って言うてはったから・・・

10月に入って
「去年行った、桜井笠地区の白そばの花はもう実になりかけて、黒くなりかけてるそうなんで写真を撮りに行くのはやんぴにしました・・・赤そばの花の様子が気になってます、赤そばの花はどんな具合でしょうか?」
「現地に問い合わせたら、まだ早いようで10月の半ばごろでも大丈夫なようよ」と、インターネットからの資料をコピーして持ってきてくれはりました。

「そろそろ、来週あたりどう?」
「じゃぁ00曜日、朝00時に狛田駅に集合ということで・・・」

JR湖西線近江今津で降りて、赤そばの花が咲いてるというところへはバスで行きます。
一応、近江今津駅の観光案内所で尋ねたんですよ、
「赤そばの花を観に行きたいのですけど・・・」
「そば畑はこの辺りで・・・」と。
バスの路線図&時刻表もいただきました。
1時間に一本ぐらいの割でグルグルと回ってるみたいです、ちょうど精華町のくるりんバスのようなカンジ。
教えていただいたバス停で降りたんですけど、赤そばはさっぱり・・・



「バスの中からチラッと見えてたのがソレかなぁ??」
地元の人らしい方に出合うと
「あのう、赤そばの花が咲いてるのはどの辺りでしょうか?」と尋ねます・・・
「さぁ??」
白そばの花も赤そばの花も地元の人にしてみたらそんなに変わりは無いみたいでした。
「トイレにも行きたいし、あそこのJAで聞いてみることにしない?」
トイレも借りれて、赤そばの場所も聞けて・・・
やっぱり、行きしなのバスの中からチラッと見えてたのがそうでした。




ご機嫌な気分で写真を撮りまくってました。


白そばの花も花びらの縁がうっすらピンクに・・・とか、


赤そばの花もその赤い色がいろいろで、真っ赤なちっちゃな花をレンズ越しに覗いていると、メッチャ可愛いでした。




ふと気が付いたのですが、お屋敷の周りの片方だけに背の高い大きな樹が茂っています。
「ひょっとして、箱館山からの吹き下ろしの風を避けるため?かも?」とか言いながら・・・

【おまけ】
「明日、お世話になります、ところで、お昼は?お蕎麦は?どうですか?」
「こちらこそ、お蕎麦が良いね!!」

「ソバ畑の辺りは、何にも無いですよ」と観光案内所で。
そば畑辺りに行くバスの時間を見ればまだ1時間以上もある様子

「竹生島ゆき観光船今津港のりば前にお蕎麦屋さんがありますよ」
「じゃぁ、いっぺん行って見よか?」
琵琶湖の方へ向かって歩きはじめたら、琵琶湖周航の歌資料館が・・・→こちら
入場料無料に惹かれて入ってみました、加藤登紀子さんの歌はよく知ってますがいろんな方が歌ってらっしゃいます、ことが解りました。

琵琶湖周航の歌 斉唱版


そしてこの歌の原曲になった「ひつじぐさ」と言う曲があるっていうのも初めて知りました。
「ひつじぐさ」琵琶湖周航の歌の原曲 (作曲:吉田 千秋)


そういうワケで、この資料館の表のスイレン鉢にヒツジグサが咲いてたんやわ~~と、感心しきり・・・
ヒツジグサ(未草)スイレン科



琵琶湖周航の歌資料館から少し行くと道路の向こう側に「そば処ひょうたん亭」→こちら


元祖「周航そば」
そば粉8割、つなぎの小麦粉2割で打ちました二八そば。
シコシコとした食感の手打ちそばです!   
~竹生島に向かう船、ゆばが波、あゆやワカサギが泳ぎ、鴨が水面で休んでいる~
どんぶりに琵琶湖の風景を写しました【周航そば】が人気です。
と、いうキャッチコピーに惹かれて・・・
細麺の上で泳いでいる魚はワカサギの天ぷらでした。
お出汁は関西風、ワカサギの天ぷらはしっかりしたお味で・・・
美味しいでした。
店主さんと加藤登紀子さんのツーショット写真がデ~~ンと飾ってありました
お登紀さんも食べはったんやねぇ・・・



蕎麦の花たくさんたくさん撮ってきました

2011.10.13 近江今津:赤そばの花










手づくりブルーベリージャム

2011-07-21 | 折々の花
童仙房でブルーベリーを栽培されてるNさんから今が旬の生ブルーベリーをいただきました。
初物です。
300gのブルーベリーを頂いたのですが、ヨーグルトをかけたりしてちょこっとつまんでる間に・・・250gになってしまいました。
生でいただいてもそれなりに美味しいのですが、ちょっと酸味が気になりまして・・・
酸っぱいのはいかなる度合いも苦手なわんちゃんなモンで・・・
ジャムを作ることにしました

ブルーベリー:250g
グラニュー糖:125g
レモン汁:小さじ2



①ブルーベリーを洗い、水気を切り厚手の鍋に入れレモン汁を加え、火にかけます。
②ブルーベリーからジュースが出てきて、ブルーベリーの全体がジュースで覆われるくらいになったら、グラニュー糖を加えます


③沸騰してアクがでてきたら、煮詰めながら、そのつど取り除きます。


④8~10分焦げないように混ぜながら中火で煮詰めます。

ジュースにとろみがついて全体にまとまるカンジになったら出来上がり!!

基本のブルーベリージャムのレシピはブルーベリーに対して同量の砂糖を加えますが、わんちゃんのレシピではブルーベリーのフレッシュなおいしさを生かすために、半量のグラニュー糖だけで仕上げました。
グラニュー糖を使い、アクをていねいに取り除くことで、ブルーベリーの風味を生かした、透明感のあるジャムに仕上がります。
ちょっとキモチ強め(中火)の火で短時間で煮ることがおいしさを生かすポイントです。
(ブルーベリーの量が多いときは断然強火で短時間で・・・煮詰める)
ジャムは冷めると固くなるので、手順④の段階で煮詰めすぎないように注意が肝心
(煮詰めすぎてカチカチになったという体験アリ)
また通常より砂糖が少ないことから日持ちがしないので、冷蔵庫で保存して、2週間程度で食べきるようにしましょう。
ご心配なく=トーストにレアチーズケーキにヨーグルトのトッピングにとすぐに消費してしまいます

【おまけ】

初物を食べることができると、「寿命が75日延びる」という言い伝えがあります。
言い伝えって?いつの頃から?
75日といえば2ヵ月半です。寿命が延びてても微妙にわからん感じかも?
でも、初物どんどん食べると、75日+75日+75日・・・と寿命がドンドン延びるかも?
なんせ寿命(コトブキのイノチ)なんだモン。


ブルーベリー(英: blueberry)ツツジ科 2009.5.16童仙房にて



ブルーベリー紅葉 2009.11.22童仙房にて


♪ しろ~い はなぁが さい~てたぁ ♪

2011-05-10 | 折々の花

ウワミズザクラ(上溝桜)バラ科

2011.5.2ほしだ園地

昔から人々の生活と関わりの強い樹木で、古来この材のことを波波迦(ははか)と呼び、材の上面に溝を彫り(和名ウワミズザクラの由来とされます)その材を火の中に入れ、亀の甲羅を焼いて、甲羅のヒビの割れ方により吉凶を占ったりしました(亀甲占い)。


アキグミ(秋茱萸)グミ科

2011.5.6京都府立植物園


アキグミ2010.5.5童仙房

果実は食用となり、果実酒などに利用される。
和名は、秋に果実が熟すことから


オトコヨウゾメ(男莢迷)スイカズラ科

2011.5.6京都府立植物園

関東~九州の山野に自生する落葉低木でガマズミの仲間です。
「莢迷」とはガマズミのことで、頭に「男」と付くのは果実は秋に赤く熟すが不味くて食べられない、染料として使えないの意味だそうです・・
けど、役に立たないモンの頭に「男」が付いているとはねぇ・・・

コバノガマズミ(小葉莢迷)スイカズラ科

2011.5.6京都府立植物園

コバノガマズミ(小葉莢迷)スイカズラ科

2010.5.4童仙房

落葉低木、福島県~九州に分布。各地の山野に生え、高さ2~4m
葉は両面ともに星状毛が生える、と、教えていただいてルーペでその葉っぱを観察して見た、んですけど、確かに・・・これのことかな?と、思ったんですけど・・・


ミヤマガマズミ(深山莢迷) スイカズラ科

2011.5.2ほしだ園地

「深山」とついていますが、山の奥深く行かないと出合えないというワケでもありませんでした。
 ほしだ園地 で出合ったんですよ

ザイフリボク(采振木)バラ科

2011.4.16加茂町西小(にしお)

本州中南部、四国、九州に生育する落葉小高木。
白く細長い花弁をつけた花が采配に似ていることから「采振り木」の名がある。
また果実は熟すると黒紫色になり、食べることができるそうです。


スイカズラ(吸い葛)スイカズラ科

2010.5.29加茂町山田

(吸い葛)
昔は、このお花を口にくわえて甘い蜜を吸っていたそうです、お砂糖など無かったもんで・・・

別名、ニンドウ(忍冬)
葉っぱは冬でも枯れずに寒さに耐え忍ぶというのでこの名がついた。
別名、キンギンカ(金銀花)
一つの枝に初めは白いお花がいっぱいですが、花の盛りが過ぎると黄色いお花も混じってきます、この様子から

吸い葛と忍冬と金銀花
スイカズラは「忍冬」と・・・が好きですの、わんちゃん。


ツリバナ(吊花) ニシキギ科

2011.5.6京都府府立植物園

秋の実は散歩道で出合ったことがあります、パクッと割れて真っ赤な実が見えて数個が吊り下がってました。
お花も実のように吊り下がってます。
あの実にしては、この花は小さいなぁ・・・


マルバアオダモ(丸葉青梻)モクセイ科

2011.5.3京都:嵯峨保津峡
「まっ白なので雄株かな。」と・・・・・


2011.5.2ほしだ園地

ぱっと見、葉っぱは丸いわけじゃないですけど、
幼木の葉の小葉は丸みがあり、「丸葉」の名前がぴったり来るが、大きく成長すると小葉は細長く、先端が尖る傾向が強くなる、と・・・・・
材がたいへんかたく粘りがあるので、プロ野球選手が使うバットの材料として有名です。
「アオダモ」という名前の由来は、枝を折って水につけると水が青く染まることからきています。
樹皮をめくると青い肌が見えます、と樹木図鑑(山と渓谷社)から引用。
(注)マルバアオダモも使われているようですが、主に使われているのはアオダモです。と・・・




ヒメウツギ(姫空木) ユキノシタ科

2011.5.6京都府立植物園

姫とは小さなかわいらしいモノに付けられる名です。
小形のウツギなのでこの名がつけられました、そうです。
ナルホド花の直径1.5㎝ほど。


【白い花の考察】
あのね、そよかぜさん、早春の頃は黄色のお花に目が行きましたが
今の時季、山歩きしてても白いお花によく出合うなぁって思います、けど・・・

Re:そよかぜ
早春の頃に黄色い花が多く、今の時季に白い花が多いということを最初に指摘したのは前川文夫博士でした。
この現象をきっちりと捉えようとすれば、植物の種類数と空間における花の量を区別しなければなりません。
が、簡単に言ってしまうと、花は虫を呼ぶために咲くわけで、樹木の葉の茂らない広々とした空間では黄色がよく目立つし、葉が繁って薄暗い空間では反射率の高い白の方が目立つということなのだと思います。



♪ しろ~い はなぁ~が さい~てた ♪

ハイ 大きな声で歌いましょう

《蛇足》 昭和25年(1950)発表のNHKラジオ歌謡。
岡本敦郎はこの歌で世に知られました。
作詞の寺尾智沙は作曲の田村しげる夫人。 
昭和25年といえば、敗戦時の混乱がようやく収まり、就職や進学のために田舎から東京などの大都市へ出てくる若者が増え始めた時期です。
季節は、中学や高校の卒業式が終わった3月末。
この季節に咲く白い花はいろいろありますが、この歌に歌われているのは、コブシ、ハナミズキ、ニセアカシアなどの木の花だと思われます。
黙って見送る少女の遠景には、白い木の花。
田舎から都会へ出てきた多くの人が、春がくるたびに思い出す光景でしょう。
(二木紘三)


PhotoStory1.wp32009.6.6金剛山白い花特集.wmv

2009.6.6 金剛山

「雨」  伊藤 整 

雨の降る日
私の心は花壇の白い花のように
雨にたたかれて亂れてしまふ。

私は頼るものを知らず
人の心も信じようとはしない。

さびしく荒れた心に眺める
暗い紫の地には 雨が降って降って
いつまでも降り続いていて

そこに夕方の闇がくると
泣いたあとのように悲しくつかれて
私は眠るのだ。

↑ 道草さんよりいただきました。



アオイスミレ、カテンソウ、ミヤマカタバミ、ヤマネコノメソウ、ユキワリイチゲ、フラサバソウ

2011-04-01 | 折々の花

 アオイスミレ(葵菫)スミレ科 


山林中に生える。
もっとも花期の早いスミレの一つ。
清楚な花を恥ずかしそうに咲かせていました。
和名は葉の形がフタバアオイに似てるところから・・・
「あっ!スミレが」って教えていただいたとき、花柄(茎)は短く、ちょっと見地面にへばりついてるようでした。

 カテンソウ(花点草) イラクサ科 


山の木かげなどに生える小さな多年草。
図鑑で調べますと、雌雄同株と載ってます。
5本のピュンと突き出たモンはどうも雄しべらしい、と言うより、雄しべである。
じゃ、雌花はどこに??あるん?

 ミヤマカタバミ (深山傍食) カタバミ科  


山の森かげに生える多年草。
庭に咲いてるカタバミに比べたら、大きいです。
庭の方は1㎝未満、こちらは2㎝ほどあります。
この辺りのミヤマカタバミは、ほとんどうつむいて咲いてました、
いじらしく可愛く思えました。

 ヤマネコノメソウ(山猫の目草)ユキノシタ科 



山の木かげに生える小型の多年草
果実は果。 
縦に裂開し、褐色で楕円形の種子が多数できる。
と、図鑑に載ってました、その種子が猫の目に見えるの?

 ユキワリイチゲ(雪割一華)キンポウゲ科 


ユキワリイチゲは落葉樹林の林床に咲くスプリング・ エフェメラルの1種で“春の妖精”とも呼ばれています。
この日は15個のお花を数えることができました。
その二日前に会いに行ったときは、お日様が出てなくてお花が開いてなくて残念な思いだったんで嬉しかったです。


「はんなり 花あかり」   白川 淑

はんなり 花あかり
どこらに
ここらに
うちの うちらに

はんなり 花あかり
どなたに
おうちに
うちの ほむらを

↑ 道草さんよりいただきました。

アオイスミレ、カテンソウ、ミヤマカタバミ、ヤマネコノメソウ、ユキワリイチゲたちは、山や森の中で出合うお花たちのようです。
でも、わんちゃんが出合ったのは木津川の河川敷なんですよ。
その昔、木津川の氾濫を防ぐために竹を植栽した所が何か所かあります。
上流の山で棲むお花たちの種が運ばれて河川敷の竹藪に棲みついた?みたいです。
結構貴重なお花たちがほったらかしの竹藪に棲みついてるなんてちょっと可哀想、なんで、今、この竹藪をちょこっとでも整備しようやおまへんか・・・と、動き始めてます。

【おまけ】
 フラサバソウ ゴマノハグサ科 


オオイヌノフグリに似てるけど、お花の大きさは、とても小さくて4~5mm
この毛深さは肉眼では気が付きませんでした、PCで見てみてビックリ・・・
この毛深さがフラサバソウの特徴だそうです
《日本名の由来》
明治初年長崎で採集との記事がフランスで出版された「日本植物目録」にあるのに、その後採った者がなく、疑問視されていたが、1937年奥山春樹氏が明治末期の長崎産標本を発見、上の目録の著者Franchet(フランセ)、Savatier(サバチェ)両氏の名の頭の二文字づつをとり、フラサバソウと名付けた。
いまは日本中に広がっている。⇒検索入門野草図鑑⑦より

3月のとある日
「今日の植物観察会は、いろんな珍しいお花たちに出合えてよかったです。blogで紹介してもいいでしょうか?」

「プログでの紹介どうぞかまへんよ~、場所も特定できてもよいと思うよ~~。
もしマニアが採集しても仕方ないのとちゃいますかなぁ・・・
山野草業者がごっそりは困りますけどな」

「blogで紹介するのはかまわないけど、この子たちが居るところは公表しないでね、心無い人たちが、別の場所に移してしまったら、そこでは生きていくことができないのよ、ここのこの場所だからこの子たちは生きていけるのよ、可愛いお花ほど山野草の業者に狙われるんよね」

「ちょっと困ることがあるんよね、他のところから植物を持ってきて植えるということがね、
これは生態系の破壊につながると思うからです。
引き抜くことは感心できないけど、よそから持ってくるよりはましかなと思うわけなんですよ」


う~~ん ・・・・・
「木津川の河川敷ででも、こんな可愛いお花たちに出合えますよ」ということにしましょうか。


仏隆寺への道~お花たち&虫たち~

2010-10-05 | 折々の花

9.29仏隆寺への道PhotoStory1_2.wmv


ヒガンバナ(彼岸花)ヒガンバナ科
ツルリンドウ(蔓竜胆) リンドウ科
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) ユリ科
ゲンノショウコ(現の証拠) フウロソウ科
ツリフネソウ(釣船草) ツリフネソウ科
ヤブマメ(藪豆) マメ科
ツルボ(蔓穂) ユリ科
ベニバナボロギク(紅花襤褸菊) キク科
クサノオウ(瘡の王) ケシ科
ヨメナ(嫁菜) キク科
アキチョウジ(秋丁字) シソ科
ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科


仏隆寺へは電車、バスと乗り継いで行ってきました
14~5年前に仏隆寺のヒガンバナに会いに行ったときは車で行ったんですけど、バス停から仏隆寺まで約2キロ
ゆっくり歩いて行けば可愛いお花たちに出会えるかも?
そんな期待がありました。

仏隆寺への道で2輪の真っ赤なヒガンバナに出合いました。
一人ぼっちのヤマジノホトトギスにも。
ゲンノショウコにもね、所々にポッポッと紅紫色の可愛い姿で咲いているんですよ。
ゲンノショウコの白花バージョンも居ましたね。

蝶々を追いかけてガードレールを越えて川原に降りて行ったり・・・
地べたに座り込んで撮ったりね、目的は?ヒガンバナに会いに行ったのに・・・
仏隆寺へはバス停から30分で到着なのに、こんなふうにかわいいお花たちの写真を撮りながらなんで1時間以上もかかってしまいました。


バスを降りた時、道標にへばりついていた蛾を発見


↓道標 「左 室生山道」の左の文字のところに・・・・・


仏隆寺から帰ってきたとき、まだバス停の傍に居ました
翅を広げた時 90㎜~100㎜


お顔をアップで・・・


エビガラスズメです。
昆虫の羽化の時期は、多少距離が離れていても、ほぼ一致するようです。
その方がオスとメスが出会って卵を産み易くなりますから。
そして、このような大型の蛾は、鳥に食べられたりして、急激に減っていきます。
と、そよかぜさんからコメントをいただきました。



仏隆寺の石段の脇に居ました、お茶の木の葉っぱに

リンゴドクガの幼虫

キチョウ


キアゲハ


チャバネセセリ


ヤマトシジミ♀


ヒガンバナ(彼岸花)ヒガンバナ科~仏隆寺~

2010-10-02 | 折々の花
秋の彼岸が近くなるとウチの近所(散歩道)では必ずといっていいほど田のあぜ道や木津川の堤防にヒガンバナが咲きます。
いつもならウチの庭ででも、お彼岸の頃には赤白のヒガンバナがネムノキやら酔芙蓉の足元でゴチャゴチャっと咲いているんですけどね、
今年は猛暑のせいか、お彼岸から1週間の頃に開花したようですね、どことも・・・
ウチの庭のヒガンバナもそうですね、今、現在、赤白ともに元気な姿を見せてくれてます。

奈良県:仏隆寺のヒガンバナは強烈です
あっ!そうそうと、アルバムめくって、見入ってました、14~5年前に仏隆寺のヒガンバナに会いに行ってますねぇ。
「この寺の石段両側にヒガンバナが咲きそろう景観は息をのむほど素晴らしい、まるで朱色に染まった浄土への道のよう・・・・・」
と、いったポスターを駅で見かけましてね、それでね、行ったんでした。





「お待たせしました!仏隆寺の彼岸花、やっと見ごろを迎えました」

先だっての新聞の見出しです。




バス停から約2キロ徒歩30分、これくらいなら平気
適当に田舎の風景、道の両側に可愛いお花たち、ゆっくり撮っていたらビュンビュン追い抜いて行く車、歩きグループの方たちもどんどん追い抜いて行かはります。
み~んな行先は仏隆寺・・・


14~5年前に仏隆寺を訪れた時は、
197段の石段の両側に見事にヒガンバナが咲いてました。
「自生のもので、なんでか石段の周りにしか咲きまへんなぁ」と、おっしゃってました。

あれから、幾歳月、石段の周りだけでなく、もうヒガンバナで真っ赤っ赤



石段の丁度、真ん中あたりに樹齢900年と言われているモチヅキ桜が緑濃く威風堂々と・・・


この桜には12~3年前に満開の頃、会ってます。こちら
今度は花吹雪の舞う頃にぜひとも会いに行きたい・・・・・と、思うわんちゃんなのです。

【おまけ】




写真はすべて、2010年9月29日撮影

韓国ではヒガンバナのことを相思華(サンチョ)と、よんでます。


アオバナ(青花)ツユクサ科

2010-09-14 | 折々の花
その日はかんかん照りの暑い暑い日でした。
そんな日に草津水生植物園に行ってきました。
琵琶湖の烏丸半島です、ここには広大なハス畑もあります、向こうに近江富士が見える・・・という・・・あの・・・



この近江富士の正式な名前は三上山(みかみやま)やということをつい最近知りました




この植物園で、てっきりツユクサと思って写真を撮ってたんですが、

「アオバナやね、友禅染の下絵用染料に使われてますよ」って教えていただき
「へぇ~~」でした、

ツユクサだって、染め物の下絵を描くときにこの花の色素を使うそうです。
水洗いをすると流れるので・・・と教えていただいたことがありましたけど・・・

アオバナ・・・初めて聞きました。

アオバナとは早朝に花が咲き、葉に露がついているうちは綺麗ですが、太陽が高くなると、だんだんとしおれてしまいます。

アオバナは江戸時代から、その青い花の色素を利用して、青紙を作り、友禅染下絵を描く絵具として使用されてきました。
平賀源内(1720~1779年)は物類品隲(ぶつるいひんしつ)という本に、
アオバナ(オオボウシバナ)について
「近江栗本群山田村産、葉の長さ6,7寸、花弁の大きさ寸に近し。土地の人多植して利す。夏に至って花を採る。家あげて野に出て花をとり、汁をしぼり、紙を染め、これを青花紙と称し、四方に売る」と書き残しています。

滋賀県草津市では、現在でも友禅染めの下絵書きに使用する青色色素を花から取る為に栽培しています。
また昭和56年(1981年)1月には、アオバナは滋賀県草津市の「市の花」に指定されました



前に撮っていたツユクサの写真と

今回撮ったアオバナの写真


アオバナって?とネットで調べてみました
ふたむら(二村)さんのHP→アオバナをご覧ください


【おまけ】
この日、水生植物園で撮ったお花たち

アサザ(阿佐佐) ミツガシワ科


オニバス(鬼蓮)スイレン科


パラグァイ・オニバス


スイレンたち











お芋さんの花②~サツマイモ(薩摩芋)ヒルガオ科~

2010-09-02 | 折々の花
夕方、コロと散歩のときバッタリご近所さんのKさんに出会いました。
「わぁ!わんちゃん!!久し振りぃ、会えてよかった、サツマイモの花が咲いてんねんよ、見に行く?」
「アリガトウぜひ見に行きたいわ、前に撮らしてもらったことあったけど、あの時はピンボケやってん・・・でも、お夕飯の支度もあるんとちゃうん?今からやったら気の毒やわぁ」
「すぐやし、ついて行ったゲル」と畑に案内してもらいました。

サツマイモの葉っぱが生い茂っていて「お花は?どこ?」ってカンジ
「そやろ、わからへんやろ、この辺やったと思う、葉っぱが覆いかぶさってて分かりにくいわぁ・・・」
「あっ!葉っぱの陰に、ほら!」
「これは今朝咲いたお花やねぇ、ほら!こっちに蕾がある、明日の朝、きっと咲くわ」

次の朝早く、コロと一緒にそのサツマイモ畑に行ってみました。
よ~く見ると葉っぱが生い茂っていて、う~~ん??どこやったかなぁ??
葉っぱをそぉ~~っとどけてみると「咲いてる咲いてるぅ」

葉っぱの陰にひっそりとですね・・・お花は小ぶりです直径3㌢くらい。

サツマイモはヒルガオ科、同じヒルガオ科のアサガオにそっくりです。



同じヒルガオ科なんだから、アサガオにも芋がなったらいいのに、
ですが、アサガオに芋はならないのですよねぇ・・・・・


【おまけ】
ヒルガオ(昼顔) ヒルガオ科 

2010.8.08 散歩道で
「高まどの 野辺の容花(カオバナ)  おもかげに 見えつつ妹(いも)は 忘れかねつも」・・・・大伴家持

万葉時代にはカオバナ(容花)と呼ばれ、カオバナと言うだけで、容姿端麗な女性を思い出させる程美しい花とされた。



マルバアメリカアサガオ(丸葉亜米利加朝顔) ヒルガオ科

2009.10.21 わんちゃんちの庭で
ヒルガオ科サツマイモ属に分類される。
北アメリカ原産の1年草。輸入穀物に混じって日本に入ってきました。
可愛くちっちゃなお花、大きさ2.5㌢。