前回の山行で当たり前ですが氷の上はどんなに頑張っても軽アイゼンでは無理という事がはっきりしたので、お得に入手出来るショップイベントもちょうど重なり10本爪のアイゼンを買うことにしました。
ブラックダイヤモンドのコンタクトストラップ(BD33060)です。
ステンレスなので錆びにくく、メンテナンスは楽だと思います。
ステンレスは磁石に付かない思っていたのですが、このアイゼンは磁石がくっつきます。
不思議に思ったので調べてみると、ステンレスと言っても何種類かあるようで、大ざっばにSUS400系(鉄とクロム)とSUS300系(鉄とクロムとニッケル)という種類があって、400系の方は磁石がくっつき安価で耐食性に劣るようです。
見た目でセラックの格好良さとで迷いましたが、冬の本格的な雪山登山では無いので12本爪はちょっっと大げさかなというのと、軽さを重視してコンタクトにしました。
試しにシューズに取り付けてみましたが、ストラップの通し方が分からず手間取ります。
しかもやたらとストラップが余ります。
一応しっかりとは靴についていますが、これで合っているのかやや不安で余りをまだ切る事が出来ません。
マムートのテトン GTXはソールが柔らかいのでアイゼンの装着は不向なので、アイゼンが外れないような冬用の靴も必要となりそうです。
ケースは別売りなので、同じくBlackDiamondのクランポンバッグ(BD36010)も購入。
クランポンバッグの方は品数が少ない様です。
メッシュになっているので、アイゼンを入れる以外の物を入れるのにも使えそうです。
アイゼンをうまく重ねないと収納が厳しい大きさです。
登山中だと、ちょっとめんどくさいかも。
収納は爪側の方を重ねるので底とメッシュ側が破ける事はなさそうですが、前爪の方は爪が直接当たるので、長年使っていくうちに穴が空いてしまいそうです。
生地は丈夫なので逆さに持ち歩かなければ大丈夫なんだとは思いますが、前爪用のカバーみたいな物があったら良いのにと思います。
チューブ状の物で十分カバーになりそうなので、自作しても良さそうです。
しかし10本爪アイゼンはやっぱり重いです。ケース込みで実測で954グラムです。
先日、購入した4本爪のチタン軽アイゼンとは大違いです。
これを持ち歩くとなると、歩行距離が縮まりそうです。
登山なんて歩くだけだから装備をある程度そろえれば、その後はお金がかからないはずなのですが次から次へと必要な物が増え、それに伴い重量も増えていきます。
何となく当初思っていた自然を楽しむ山登りとは方向性が違ってきているような気もします。