ミセスMの毎日がチャレンジ

毎日の暮らしの中の知恵と工夫。 料理やダイエットへの挑戦日記。 仕事上の知識の公開(年金や資産管理など)。

出版記念パーティ。。。

2007年11月30日 | 社労士の目
 「関西年金研究所」という、年金の勉強会でお逢いしたT先生が、本を出版された記念のパーティがあった。
本の題名は「障害年金の請求と審査請求」。
副題が「障害を持つ人全てに支給されますように」という、先生のお人柄が表れています。

 T先生とはもう10年来、年金相談を通じて知り合い、お酒の席では本当にいろんな話をしました。
面倒見のいい、くそ真面目な先生が、お酒が入ると一寸エッチになって、人生のお話をしてくれる。
そんな先生が大好きです。

 先生は、NPO法人「障害年金支援ネットワーク」の理事をされていて、生涯年金の裁定請求や審査請求、それに再審査請求に東奔西走されています。
でも、本当は先生自身、両目とも「網膜はく離」で視力はかなり悪いそうです。
それでも、請求に不慣れな人のために、走り回っておられる。
本当に、心優しい尊敬すべき人です。

「裁定請求」は、年金をもらうための一番最初の手続きです。
障害年金は、その時に初めて等級が決められ、支給が決定します。
「審査請求」は、その決定について不服があるときに、決定を知った日から60日以内に行います。
障害年金の場合はそのほとんどが、等級に関してのことです。
一人の審査官が、審査請求についての審査をします。
だから、同じ決定をする場合が多く(不服申し立てが棄却されるということ)、当然その決定にも不服があります。
その場合「再審査請求」をします。
これは「社会保険審議会」という合議制の公開審理により決定されます。
個人でここまで持っていくには、結構な労力と知識が要ります。
だから、結局泣き寝入りということにもなりかねない。

 障害厚生年金には、1級から3級までの障害年金があり、2級と3級で受給額にかなりの差が出てきます。
審査請求や再審査請求をする場合、この違いで戦うことが多いそうです。
・・・ということは、3級障害が、2級障害になる確率がかなり高いということ。

 でも私は、先生のお身体のほうが心配です。
パーティーでお逢いした先生は、初めて出会ったときの半分ぐらいになってしまわれている。
私の分をあげたいぐらい。

 どうぞ、先生が障害になられませんように・・・。