大分単身赴任日誌

前期高齢者の考えたことを、単身赴任状況だからこそ言えるものとして言ってみます。

盗人猛々しい

2012-06-27 06:04:20 | インポート

最近の出来事で、「盗人猛々しい」という言葉がすぐに頭に浮かんだことがいくつかありました。

ジャイアンツ原監督の「1億円供与」事件。

巨人球団は、「反社会的勢力に対する利益供与ではない」として記事を掲載した週刊文春を名誉毀損で訴えることを検討しているのだそうです。ナベツネ氏いわく、「問題は相手を暴力団と認識していたか、いなかったかということ。そういう認識はまったくなかったとはっきりしている。」と言っているそうです。

宝くじのCMで、「億万長者へ」と言われる「1億円」もの金を、「女性問題」のもみけしのために要求する、という行為は、どう見ても公序良俗に反する反社会的行為です。それをする人は「反社会的分子」です。また、それに応じること自身、反社会的行為です。誰が「問題は暴力団かどうか」というところ(しかも「認識」)に問題がある、と決めたのだろう?(読売新聞か?)

東京電力の報告書。

想定外の津波が福島原発事故の原因で、防止策をとらなかったのは政府の方針にしたがっただけ。事故への対応は、東京電力は最善を尽くしたけど、政府(管首相)に邪魔されて困ったこともあった。・・・・・というのが、東京電力の「事故調査報告書」だそうです。これは、東京電力という企業が(他の電力会社も含めて)、「原発」という、一度事故を起こせばとてつもない被害を生み出す危険なものを動かす資格(資質)のない存在である、ということを、1年3か月たった今「自白」したものなのではないか、と思えます。この「自白」を受けて「量刑」を考え直すべきだと思うのですが・・・。

消費増税法案衆議院可決

採決前の衆議院委員会質疑で、野田総理は、「地元で『うそつき、ペテン師、ばか』と言われても、改革をやり遂げなければ、と腹をくくっている人たちが賛成している」と発言したそうです。「ばか」はともかくとして、「うそつき、ペテン師」などと言われるようなことはしない方がいいし、ましてやそう言われても仕方のないようなことはしないようにするべきです。しかも、相手を出し抜く必要のあるシビアな交渉場面というならともかく、「民意を問う選挙」という民主主義の基本のところで、こういう居直りをするのはどうなのでしょう?


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