宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAあさひなオーガニックプラントのお披露目

2010年06月18日 16時47分10秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体
 環境と調和した農業生産をめざすJAあさひなは,畜産環境整備事業により新たに堆肥処理プラントを増設し,去る6月に完工式を行いました。
 新しい堆肥処理プラントは,1日当たり18トンの処理能力を持ち,年間2,800トン余りの堆肥生産をめざします。
 JAあさひなでは米及び畜産を中心に,さらに園芸振興を図りながら耕畜連携農業「JAあさひな型循環農業」に取り組んできました。
 特に,同プラントで生産された「郷の有機」を施用して栽培された「郷の有機特別栽培米」は,環境にやさしい自然循環型農業の推進に大きく貢献しています。
 郷の有機特別栽培米の栽培面積は,平成16年の83ヘクタールから順調に拡大しており,今年は500ヘクタールを超える勢いです。
 普及センターでは,家畜排せつ物の適正処理を推進するとともに,地域資源循環型農業の定着による安全安心な農産物の生産を応援します。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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大豆300A技術導入で品質・収量の向上を目指す

2010年06月18日 13時01分47秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 気仙沼市階上・大谷地区ではブロックローテーション方式による転作大豆栽培が行われてきましたが,圃場条件等の理由で収量や品質が安定せずその対策が課題となっていました。
本年度,自給力向上戦略的作物等緊急需要拡大事業により大豆栽培の新技術(大豆300A技術)普及展示に対し,国から支援が行われることになりました。これを受けて5月17日に階上・大谷の両生産組合,普及センターを始めとした関係機関が打合せを実施し,事業の内容や取り組む技術,実証ほの規模等について協議しました。その結果,階上生産組合では耕耘同時畝立て播種に,大谷アグリクラブでは無培土狭畦栽培にそれぞれ取り組むこととなりました。
播種作業は6月13日から始まりましたが両生産組合は,生育量の確保による収量安定と省力化による生産性の向上が実現するものと大いに期待しています。普及センターでは技術と経営の両面から大豆300A技術の定着に向けて継続的に支援していきます。
        






本吉農業改良普及センター
    先進技術班
TEL 0226-46-6905
FAX 0226-46-5140

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私たちの農産加工品を直接お客様の手へ

2010年06月18日 11時16分32秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 「食材王国みやぎ地産地消市場」は,県産品の販売促進と地産地消を推進するため、宮城県が期間限定で開設したアンテナショップです。仙台市の藤崎において,週替わりで各市町村が担当し,工夫を凝らした販売を行っています。
 5月28日(金)~6月3日(木)は栗原市の出店期間で,今回販売活動のデビューを果たしたのが,花山山菜加工組合(千葉和子組合長)です。昨年度,組合の再編を行ったことから,新しい組合員にとってはこれが初めての店頭販売となりました。
出店初日は,漬物,ジャム,山菜等を搬入,自分たちでディスプレイすることから始まりました。商品がよく見えるように陳列したり,どうすればお客さんが手にしてくれるかを考えたり,ラベラーで値段をつけたりとすべてが手探りでしたが,開店時間ぎりぎりまで準備して,お客様を迎えることができました。
 特に,栗原ブランドに認定されている「ふさすぐりジャム」をはじめ,「やまぶどうジャム」,「うめジャム」の3品については試食していただいたので,商品についてお客様から直接感想を聞くことができました。
「はじめは,お客様に対してなかなか声が出せなかったけれど,商品の説明をしているうち少しずつ声が出せるようになった。会話をするとお客様が商品を手にして,買ってくれた。」など,組合員の自信につながったほか,「ふさすぐりとはどんな植物なの?」といった質問も多く,商品説明の重要さを実感した様子でした。
 今回栗原市からは6組織が出店し,花山山菜加工組合以外はイベント販売に慣れた組織であったことから,何かと助けていただいたことも多く,人の輪が温かかったこともよかったということです。組合では,この経験を今後の加工品製造,販売活動に生かしていきたいと考えています。


心を込めた接客



お客さんの波が絶えない

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


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山元町いちご狩り交流会開催される!

2010年06月17日 09時40分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
山元町の農業後継者で組織する山元町農村青少年クラブは,平成22年6月13日(日)に,山元町において,仙台都市圏や近隣市町村の独身女性を対象に,農村や農業後継者に対する理解とイメージ向上を図ることを目的に,農業交流体験イベントを開催しました。
交流イベントは,独身女性25名,クラブ員22名の計47名の参加者となりました。
募集告知を行うにあたっては,各市町4Hクラブの事務局である市町村担当部署への働きかけにより,市町村の全面的な協力を得ることにも成功し,亘理名取地区のクラブ員の力で農業交流イベントを実施する体制を作り上げました。山元町は特に農業後継者支援に力を入れており,大型バスを提供するなど,全面的な協力支援があり,クラブ員も勇気づけられていました。
東北福祉大学で行われた「大学市場」でのPR活動などにより,山元町4Hクラブとしては,久しぶりに女性参加者がクラブ員参加者を上回る状況となり,クラブ員は自主的なイベントPRに自信を深めていました。

<連絡先> 宮城県亘理農業改良普及センター 0223-34-1141

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農業交流体験イベント「ストロベリーカレッジ2010」を開催

2010年06月17日 09時37分41秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
亘理名取地区の農業後継者で組織する亘理名取地区農村青少年クラブ連絡協議会(通称:亘名地区4Hクラブ)は,平成22年6月6日(日)に,山元町において,仙台都市圏や近隣市町村の独身女性を対象に,農村や農業後継者に対する理解とイメージ向上を図ることを目的に,農業交流体験イベント「ストロベリーカレッジ2010」を開催しました。
「ストロベリーカレッジ2010」は,亘理郡の主力農産物である「仙台いちご」とその生産者への理解を深めてもらうため,クラブ員支援のもと「いちご収穫」体験をしてもらった後,「いちごジャム作り」体験,いちごやその生産に関するクイズ等の交流会を行う内容となっており,独身女性28名,クラブ員33名の計61名の参加者となりました。
今回は,参加者募集活動に特に重点が置かれ,クラブ員自らが,「ストロベリーカレッジ2010」とともに,6月中に開催される各市町4Hクラブ主催の3つの農業交流イベントについても合同で募集告知を行い,4つのイベント合計では100名以上の独身女性の参加者を集めることに成功しています。
募集告知を行うにあたっては,各市町4Hクラブの事務局である市町村担当部署への働きかけにより,市町村の全面的な協力を得ることにも成功し,亘理名取地区のクラブ員の力で農業交流イベントを実施する体制を作り上げました。
県としては,引き続き,亘理名取地区農村青少年クラブの活動を通じ,農業後継者が自らの力で新たな取り組みを行うことを支援していくこととしています。

<連絡先> 宮城県亘理農業改良普及センター 0223-34-1141

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いちじく栽培講習会が開催されました

2010年06月17日 09時01分00秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 園芸振興を推進しているJAあさひなでは,6月7日に管内のいちじく栽培に関心の高い約30名の生産者を対象に栽培講習会を開催しました。
 はじめにJA会議室で普及センター職員を講師に着果量の算出方法や芽かきの程度,施肥,病害虫防除法について説明しました。次に大和町の生産者ほ場に会場を移し,芽かきの実際や樹形形成のイメージ,カミキリムシ類の防除法等について実習を行いました。
 これまでせん定などの基本的な管理作業はするものの,芽かき等の結果調整はしていなかったという農家も多く熱心に受講していただき,この冬にせん定講習会も開催することになりました。
 JAあさひなでは農産物の直売が盛んです。果実類は販売単価が高いことから,普及センターではいちじくが直売の目玉品目となるよう今後とも支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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JAみやぎ仙南丸森地区果樹振興部会いちじく栽培講習会

2010年06月11日 13時23分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成22年6月7日(月),JAみやぎ仙南丸森地区果樹振興部会員を対象に,いちじく栽培講習会が開催されました。
 講習会当日は,部会員11名,丸森町農業創造センター担当者,JA担当者が出席し,3部会員のほ場を巡回しながら,樹齢や樹勢に応じた新梢管理(芽かき)やいちじくを加害するカミキリムシ類の防除対策等について,現地検討が行われました。
 講習会では,芽かきの程度や結果枝の配置,病害虫防除などについて,多くの質問が出されるなど,部会員の栽培意欲の高さがうかがえました。また,参加した部会員は「他のほ場を見ることによって自分のほ場との比較検討ができたことや部会員相互に意見交換しながら芽かきなどについて検討することができた。」と,栽培技術の向上につながりました。
 普及センターでは,いちじくの高品質・安定生産へ向けた取り組みを継続的に支援していくこととしています。

〈連絡先〉
大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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「楽天イーグルス」の日本一を願い「2010瀬峰農場発信!田んぼアート」開催

2010年06月10日 17時18分48秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 5月29日,栗原市瀬峰地区の水田1.2ha(JR東北本線沿い)を会場に田んぼアートの田植えが行われました。
 今年のテーマは「東北楽天ゴールデンイーグルス」。当日は球団の公式チアリーダー,東北ゴールデンエンジェルスの3人も参加し,地元の小学生や市民約100名とともに水田に苗を手植えしました。アートのデザインはイーグルスのロゴマークに「めざせ日本一」「エコ・せみね」の文字をあしらったもので,事前に小牛田農林高校農業技術科2年の39名が測量・マーキングしてくれました。7月中旬には葉が緑,紫,黄,白になり田んぼにアートが浮かび上がります。
 普及センターでは平成19年~21年度,同地区において耕畜連携による循環型農業づくりを支援してきました。現在,「安全・安心・おいしい!瀬峰農場=循環型農場のまちせみね」を合い言葉に,良質堆肥を使った環境にやさしい栽培方法による農産物「エコ・せみね」のブランド化に取り組んでいます。田んぼアートは,「エコ・せみね」ブランドの認知度を高め,循環型農業システムのモデルとして広くPRする目的で平成20年度から開催してきましたが,3回目の今年はすべて地元の力で行っています。今後も側面から活動を支援するとともに取り組みの成果を地域全体に波及させていきたいと考えています。


小牛田農林高2年生が測量を担当


 <連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


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仙南4Hクラブ員が食農教育活動を実践!

2010年06月04日 16時43分37秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 仙南地区農村青少年クラブ連絡協議会(会長:関口英樹)では,蔵王町の宮児童館に集まる小学生約30人を対象として,6月1日に食農教育活動を行いました。
 はじめに,食育コーディネーターの資格を持つクラブ員が,食べ物の大切さや1日に必要な野菜摂取量などについて説明しました。
 また,クラブ員が児童館敷地の一角に畑を造成し,子供たちと一緒にトマト,キュウリ,スイカ,リーフレタス,バジルなど10品目の野菜苗を定植しました。
 今後は,クラブ員が定期的に野菜の栽培管理を行い,夏頃には,児童館の先生が子供たちと一緒に収穫し,サラダなどに調理して食べることにしています。
 仙南地区農村青少年クラブ連絡協議会では,今回初めて食農教育活動に取り組みましたが,クラブ員たちはその大切さと楽しさを実感し,今後も継続して取り組んでいくことにしました。
 普及センターでは,青年農業者の育成と組織活動を今後も支援して行きます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138



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小学生が七ヶ宿源流米づくりに挑戦!

2010年06月04日 16時40分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 宮城県七ヶ宿町の米生産者が取り組んでいる「七ヶ宿源流米」について,地元小学生の理解を深めるとともに,地域を挙げて支援するために,児童たちが米づくりに挑戦しています。
 今回,田植えに取り組んだのは,町内の湯原小学校1~6年生23人と関小学校4~6年生26人です。湯原小学校では3年前から,関小学校は今年から「七ヶ宿源流米」づくりに取り組んでいます。
 作付けした品種は,七ヶ宿町民が名付け親であり,山間高冷地向けの「やまのしずく」で,昨年度から七ヶ宿町内で本格的に生産が始まっています。
 学習田では,児童たちが泥と格闘しながら苗を手植えし,1時間程で作業を終えることができました。
 今回指導に当たったのは,七ヶ宿源流米ネットワークの会員と近隣の農家です。七ヶ宿源流米ネットワークでは会員9人が,みやぎの認証米同等以上の栽培方法で,水田へカキ殻の施用,水の浄化のために用水路に炭を設置して「やまのしずく」や「ひとめぼれ」等を生産し,「七ヶ宿源流米」ブランドとして出荷・販売しています。
 普及センターでは関係機関と連携しながら,今後もネットワークの取り組みやブランド米の確立に向け支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138

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