稲穂が黄金色に色づき始めた,去る9月2日に「だて正夢」の適期収穫に向けて地域栽培塾を開催しました。
「だて正夢」は,本県のブランド米を牽引する低アミロース品種で,一般の品種に比べてもちもちした食感が特徴です。
収穫時期は,本県の主力品種の「ひとめぼれ」よりもやや遅く,収穫適期も短いことから,刈取作業は注意して行う必要があります。
地域栽培塾では,角田市と蔵王町の2カ所の調査ほ場で,「適期収穫」及び「調製・出荷」について生産者へ情報提供し,意見交換しました。
特に,今年は8月中旬に低温や日照不足が続いて天候を心配する声が聞かれましたが,登熟は概ね順調に進んでいることから,出穂後の積算気温や「籾(もみ)」の熟色により収穫時期を見定め,適期に収穫するよう周知しました。
今回の研修会で,生産者の収穫作業に対する意気込みが感じられましたので,全国の皆様にまもなく仙南の美味しい「だて正夢」がお届けできる見込です。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138