<摘芯機実演の様子>
平成30年7月27日(金)栗原市志波姫地区の(農)iファームほ場で,大豆の収量・品質の向上に向けた新技術の普及活動の一環として,剪葉機を用いた大豆摘芯技術の実演会を開催しました。実演会は栗っこ農業協同組合の転作大豆栽培講習会に引き続いて実施し,生産者17名が参加しました。
大豆は生育が旺盛になると蔓化し,収量・品質の低下要因となります。大豆の開花期前に主茎の生長点付近を剪葉機で摘芯することにより草姿が整い,蔓化による収量・品質の低下を抑えることができます。栗原管内では,他の品種より蔓化しやすい「ミヤギシロメ」が大豆作付面積の約6割を占めており,摘芯技術の導入により,蔓化のリスクを軽減させ,大豆の生産性を向上させることが期待できます。
当日は,生産法人が保有するブームスプレーヤ-に(株)丸山製作所製摘芯機を装着し,実演を行いました。摘芯の時期や摘芯機の操作法等について,現地検討しました。また,摘芯刃の製造会社である落合刃物工業(株)の担当者から管外における摘芯の状況などについて紹介いただきました。
今後,生育調査や収穫時の作業性,収量を比較し,摘芯の効果を確認し,管内大豆の収量・品質の安定・向上に向けた取組の一つとして推進していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-5795・6144