令和4年6月9日(木),栗原市金成のシャインマスカット栽培園地で,「シャインマスカット栽培技術研修会」を開催しました。
栗原地域では,水稲育苗ハウスを活用したシャインマスカット等のぶどう栽培が行われており,新たな園芸品目として平成30年度から園芸振興を目指す栗原圏域産地戦略プランの重点振興品目に位置付けられています。
今回の研修では,ジベレリン処理のタイミングと処理手法に留意した房づくり技術の習得を目指し,シャインマスカットをすでに導入している生産者及び今後導入意向のある方々,合わせて33名ほどが集まりました。
始めに,普及センターで作成した「栽培暦」と「ジベレリン処理の留意点」について実践を交えて説明した後,花振いのメカニズムを図で解説し,肥培管理や適時適切な作業が良質な房づくりにつながることを説明しました。
その後,地域でも早期にシャインマスカットを導入し,栽培経験を積み重ねている田中学さんを講師に,房づくりのポイントや新梢管理について実演を交えながら講義をいただきました。
参加者からは,日頃の管理作業で迷っている点や疑問に感じている部分についてたくさんの質問が出され,房づくり技術習得への高い意欲が伺えました。
本研修会は年間3回を予定しており,次回は収穫適期の見極め・目揃いをする予定です。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437/FAX:0228-22-6144