去る2月13日に仙南農業士会の女性農業士会員や農業士のパートナー(家族)の研鑚や相互交流・連携を図るための女性農業士交流会が普及センター職員を含め11名が参加して行われました。
当日は,大河原合同庁舎から自家用車に乗り合わせ,まず山元町の農産物直売所「夢いちごの郷」といちごハウスを廻り,菅野組合長から「津波で壊滅的な被害を受けたが,お金がない中,直売所を土地を無償で借入し、自衛隊のプレハブ施設を譲り受けて平成23年9月に再開した。会員の約7割の人がいちごの復興に取組み,現在2期工事中で震災前の約70%の規模で施設が建設される。また、いちご摘みの観光農園も再開できた。」と,震災後の復興状況についての話を伺いました。
その後,亘理町の農家レストラン旬彩館(代表 南部ひろみ氏)で郷土料理の「ほっき御膳」を堪能した後,亘理町の㈱みやぎのあられを視察しました。
㈱みやぎのあられでは,石田社長と奥様から,地元産のもち米「みやこがね」を使ったあられの製造工程(蒸す→餅つき→冷却・細断後ビニールハウスで天日干し→焼き上げ→味付け→仕上げ乾燥)を各工程で使用する機械を見せていただきながら、説明していただきました。
今回の交流会を通し,参加者は震災後の復旧に向けての動きや直売所・農家レストラン・加工と6次化についての研鑽や会員相互の交流が図られ,今後の活動の一助になったと思われます。
普及センターでは、今後も農業士等の地域の担い手の育成を支援していきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138