宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

いちごの現地検討会が開催されました。

2018年09月12日 09時32分50秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

気仙沼市階上地区ではいちごの高設栽培が行われており,苗を短日処理して9月上旬頃に定植する予定となっております。定植時期前の8月29日に,育苗状況を確認するための現地検討会が開催されました。

各生産者の育苗ハウスを巡回した後,苗の管理状況について情報交換を行い,普及センターから定植までの管理について説明を行いました。

また,普及センターでは,プロジェクト課題の取組として,薬剤抵抗性が発達しているハダニ類対策としてミヤコバンカー(ミヤコカブリダニ製剤と天敵保護装置のセット製品)の実証ほを設置しています。現地検討会では,実証ほの概要説明と天敵の定着状況の確認を行いました。ミヤコカブリダニは天敵保護装置内で順調に増殖しており,今後,ハウス全体に拡散してハダニ類を捕食する効果が期待できます。

ハダニ類対策で設置したミヤコバンカーと合わせて,JAが設置したうどんこ病対策のUV-B(紫外線)電球型蛍光灯の効果を検証し,IPM(総合的病害虫管理)技術の普及を図っていきます。

 

<連絡先>
気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階
TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606


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