食の安全に対する消費者の関心は高く,食品表示は,生産者が消費者に商品の特性を伝えるための手段として重要な役割を果たしています。亘理地域の農産物を活用した農産加工活動の振興を目的とした女性農業者起業活動支援事業キャリアアップ研修会は,「食品表示の留意点について」をテーマとして平成25年10月17日(木)に開催しました。
研修会にはJAみやぎ亘理の直売所である「おおくまふれあいセンター」に加工品を出荷している生産者17名と関係機関職員9名の計26名が出席しました。
一般財団法人 日本食品分析センター 齋藤紀子課長を講師に迎え,加工食品の表示,特に注意が必要なアレルギー表示や期限表示等のほか,品目毎のケーススタディについての講話や表示点検実習が行われました。
スライドを使って詳しい説明があり,盛りだくさんな内容で予定の時間を超過してしまいましたが,出席者からは米加工品の表示や安全係数等についての質問も活発に行われ,もっと話を聴きたいようすでした。普及センターが生産者にアンケートを実施したところ,「とてもわかりやすく参考になった。」「おいしく食べられるよう,期限にも気を配りたい。」等「研修は有意義だった。」との意見が寄せられました。
また,研修要望については「食材の活かし方」「賞味期限の設定」等が挙げられました。普及センターは今後も地域の加工品の安全・安心を確保する支援を続けていきます。
亘理農業改良普及センター
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