昨日本会議で
100条委員会
設置
の議案が提出され可決しました。
内容は2008年8月の教職員による姫路港での
ボート事件で関係者の処分の時に発した市長の差別的
発言について職員が内部告発しましたが、
職員9人からなる人権行政特別会議で審議した結果
人権侵犯に該当しないと判断されました。
この度、議会に提出された告発者の嘆願書を受け
100条委員会設置の議決がされたものです。
勇気と責任感を持って告発された方のご意見を尊重しながら
しっかりと審議して行きたいと考えます。
議会終了後、すぐホームページに掲載された市長コメントです。
百条委員会開催の議決に対する市長コメント
本年9月24日に市職員から人権推進課に提出された上申書の内
容については、人権侵犯事件(事象)処理手順に基づき設置した
「人権行政特別会議」で行政として公平中立に判定した結果、「差別
事象に当たらない」としたものであり、それに対し議会においてあ
たかも「差別発言をした」と決めつけ、百条委員会の設置という事
態に至ったことは、何らいわれのない私ども行政への言いがかりで
あり遺憾の極みです。
「市民から真相究明を求める声もあり」といいながら、まるで申
し合わせたような閉会日まぎわの日付、内容もほぼ同じと意図的な
ものであり、このことは明らかに来年の4月に行われる市議会議員
選挙が目当てで、「人権問題」という非常に重要な問題を姑息で低レ
ベルな駆け引きの道具にしていることには強く憤りを覚える次第で
す。
このたびの動きは、反藪本勢力のものであり、数の力で百条委員
会に持ち込み、差別発言にでっち上げ、そこで完全に差別事象に仕
立ててしまうという筋道です。
児童虐待の件で養護教諭が死に至ったきっかけについての穂積議
員の言動については、私から議長あて調査を要請したにもかかわら
- 1 -ず、その件については調査を一切行わず、一方このたびの件につい
てのみこのような調査を行うのは、議会自らが身内には甘く、私市
長に対しては数の力によって差別的な取り扱いをまさに行おうとす
るものです。
このようなかたちで議会が、あえて百条委員会を設置したという
ことは、まさしく私市長の人権を著しく侵害するものです。
人権を守っていくべき市議会が、このような人権を無視する判断
をすることは、市民の代表である議会とは到底考えられません。
百年に一度の不況におそわれ、三木のまちの活性化や市民の暮ら
しを守るため、市長として私は来年度予算編成に向け現在、身を粉
にして取り組んでいる真っ最中に、本当に差別発言をしているなら
いざ知らずそうではないのに、議会が市民生活を省みない不毛の議
論に血税をさくことを、市民の皆様は一体どう捉えられるでしょう
か。
今、このようなことばかりの議論をしているときではなく、市民
にとって待ったなしの政策的な議論を真剣にするべきときです。
平成22年12月22日
三木市長 藪 本 吉 秀
- 2 -
※ 議会は、地方自治法第100条第1項の規定に基づき調査権等を
付与されています。
※ (参考)地方自治法第100条第1項
「普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の事務に関
する調査を行い、選挙人その他の関係人の出頭及び証言並びに記
録の提出を請求することができる。」
コメント中、
4月に行われる市議会議員
選挙が目当てで、「人権問題」という非常に重要な問題を姑息で低レ
ベルな駆け引きの道具にしていることには強く憤りを覚える次第で
す。
このたびの動きは、反藪本勢力のものであり、数の力で百条委員
会に持ち込み、差別発言にでっち上げ、そこで完全に差別事象に仕
立ててしまうという筋道です。
については、明らかに次元の低い
論点のすり替え
でありますし、数の力と強調する事や反藪本勢力と発信することにより
議会イコール悪とすり替えているのでしょうか。
全国初、現職市長が前市長を訴えた件で
市長は臭いものに蓋をせずと仰っていました。
今回もその心構えで臭いものに蓋をせず、
議会の調査に答えて頂きたいと思います。
明石市でも北口市長の政治手法が厳しく取り上げられ
3選目の断念が掲載されていました。
徹底的なトップダウン。職員は意見や提案を徹底的に否定され
、独断的な発言や行動に翻弄されていたらしい。
又、部長級以上の幹部の大半が反旗を翻したとの記事もありました。
見方は様々あると思います。
職員自らの保身の為ととらえる方もいらっしゃるでしょうが、
私は、最も市民に近い基礎自治体の職員として勇気ある判断をされたと
考えます。
三木市にもこのような職員が多く現れ本当の自治の実現に取り組まれますよう
望みます。
想いを持って自治に取組み行動する
職員像が必要です。