クライミング日記

クライミング初体験3日前から今日までのごくごく私的なクライミング日記。と、番外編で山行日記。

湯河原幕岩 2008/04/18 Sun

2004-04-18 23:59:59 | ChapⅡBigRock2004
2月8日以来の、幕岩である。本日はクラック講習会。
クラックと言えば、猫の森登山教室の黒澤先生と二子山西岳中央稜へ登った時、登る先生を見上げ、「あれってフットジャム?」と、真似をしたがよくわからなかったジャミングである。その後、黒澤先生に「ジャミングを教えてよ!」と、ストーンマジックで練習したが、全く上手くいかず、「ジャミングは、上手くいく人は見よう見まねでも出来るし、出来ない人はどれだけ教えても出来ない!」と、言われてしまった例のあれである。

戦いはテーピングから始まった。「ロープを張りに行く間にテーピングをしておくように!」と、指示を受けた生徒達は、「こんな感じ?」と、怪しくテーピング。でも、完成後の手はなんか違うような。「変?」と先生に見せに行くと。。。先生は、苦笑、生徒達はションボリである。正しいテーピングをレクチャーされて、皆でテーピングをやり直しである。

さて、正面壁コナン(5.9+)から、スタート!登っていくあっこ先生をじっと見る。かっこいい。見惚れてしまった。かっこいい!じゃなくて、登り方を見ろ!結局、よくわからない。気合一発である。このルートで私が使ったのはフットジャム。手は、ハンドジャムの使い所不明で、ずっと、フェイスの壁と同じ使い方をした。私的にはなんとなくフットジャムが効いているような、立てているような気がするのだが。。。「フットジャムになってるじゃん。」。下から声が掛かる。出来てる?

次に、かずえちゃん・としおちゃん(5.10d)ジムシー(5.10c)である。クラックじゃないじゃん。コナン(5.9+)の近所に、アップ用にロープがセットされたのだが、生徒達は。。。だからね、あっこ先生。5.10cとかdとか、生徒達には難しくてアップにはならないの!嵌ってしまった生徒達の為(のはず)にあっこ先生のデモンストレーション。かずえちゃん・としおちゃん(5.10d)の下部のフェイスであっこ先生の右手の指2本が、横に走っている岩の割れ目にフィンガージャム。かっこよすぎる。でも、ちょっと、真似をするのは怖そうなんですが。
かずえちゃん・としおちゃん(5.10d)で、テンションして、ぶら下がってる私に、
「そんな所で、テンション・・・・。」と、あっこ先生。(怒りモードではなく、笑顔。)
BigRockへ初めて父兄(黒澤先生)同伴で行った日に、
「大岩先生って、優しそうだよね。」と言った私に、
「岩場でな、「そんな所で、テンションしちゃダメ!」って、怒鳴り声が聞こえたら、「あっこさんいるな。」ってわかるんだ。俺より、あっこさんの方が厳しいよ!」と黒澤先生が答えた事を思い出し、本当だ!と、笑いがこみ上げて困った。
黒澤先生の上記発言を、皆でワイワイおしゃべりしていたら、怖いあっこ先生発言のバリエーションとしてもう一つ(あっこ先生の本人認定)。注意力不足等でテンションすると、
「なに、ぶらさがってんの!」と、冷たい口調で下から怒鳴られるそうだ。

ちょっと、場所を移動して、ベビー・ピナクル(5.10d以内?)(以前は、独立したルートとしてルート図にも出ていたが、今は樵ハング(5.10d)の下部として扱われているらしい。)へ。生徒達は、様々である。ジャムがビシバシ決まってスイスイ登れる人、「手が入らない!」と困り果てる人、何時の間にかレイバックになっちゃう人。。。私は、手も足も隙間にねじ込むことは出来るのだが。。。さらに、問題はクラックから出ている足のスメアリングである。出来ない。ハンドジャムの両手にぶらさがり、右足のスメアリングを効かせつつ、フットジャムの左足を上に移動させようとすると、右足が外れてしまいジタバタして、結局、同じような高さでフットジャム。上に進まないじゃん!
「バランス悪くなるけど、右足もジャムにすれば?(斜めに走っているクラックの為)」と、あっこ先生から声が飛ぶ始末である。手も足もジャムは引っかかってはいるんだけどなぁ。

クラックルートのグレードは、有って無いようなものらしい。クライマーの体のサイズ(身長、手の長さ、手の厚さ、こぶしの大きさ。。。)によって、とても簡単だったり、難しかったり。

最後は、小ハング右凹角ルート(5.9)である。日没と私の競争である。下では「「太陽と中村」って物語を作ろうか!」とかなんとか。どうやら、すっかり、登れなくても降りてこない認識が、あっこ先生にも生徒の皆さんにも出来上がりつつあるらしい。が、なんとスカッと登れてしまった。太陽に勝利!である。

「幕岩で、一番楽しいルートって何ですか?」「伊豆の踊り子(5.12a)!」
「じゃあ、いつか、オンサイトを狙うから講習会に使わないで下さいね。」「いいわよ。」
「(オンサイトを狙えるようになるのに)どれくらい、かかりますかねぇ?」「3年、4年後かな。」
未来を見つめる明るい先生と、怖いもの知らずの生徒の楽しい(?)会話である。ちなみにこの会話の時、生徒は伊豆の踊り子(5.12a)のグレードを当然知らない。12aのオンサイトを狙えるって事は。。。想像もつかない。12ノーマルくらいを普通に登れるようになってるって事かなぁ?かっこいいぞぉ!がんばって、お稽古しよう!にしても、12aのルートを使う講習会なんか無いって!そんなグレード登れるなら、講習会に出てないで、自分で登れ!

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かずえちゃん・としおちゃんの呪文 (いく)
2004-04-19 16:49:02
右手は右の方。

左手は左の方。

右足は、次の動きで右手でガバが掴める高さまで上げる。

左足は左手の下のあたりへ。チョークが付いてる。



この体勢で、左手、左足のレイバック。

右足は体が回らないようにの押さえ程度。

がんばって、ガバをとるんだ!
小ハング右凹角ルートの呪文 (いく)
2004-04-19 17:00:44
1-1 左足はニーロック

1-2 左手はアンダーホールド

1-3 右手は右側の出っ張りの角を辿ってくとガバがある

1-4 右足は外に出す

1-5 体を外へ

2-1 左手で角の上のガバをとれ!!

2-2 後はなんとかして外に完全に体を出す

2-3 左足は角のラインにあるいかにもここってところへちょっと位置は高い目

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