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2023.11.21 栓を抜いた後の赤ワイン

私は、胃が強くなくて、赤ワインが苦手であった。
と言うより、栓を抜いて、翌日以降の残りの赤ワインの味と香りが、もう胃に辛かった。
口に入れただけで、胃が痛む思いであった。

とは言え、普段赤ワインに縁がない私でも、クリスマス頃に、1本だけ買うことはあった。
でも、開けるのは、友人たちなど、多人数が居る時でないと、開けられない。
残りが飲めない胃であるから。

そんな私が、以前、友人宅へ行くことがあり、彼女がワイン好きと知っていたので、
出番がないままに、我が家の冷蔵庫に未開封のまま眠っているワインを、出番が来た
と思ってお土産に持って行ったことがある。

すると、友人は昼食時にワインを出してくれたのだが、「ごめんね、これ飲みさしだけど」
と言った。
姪夫婦と行ったが、姪の夫がそれを飲んだ。
私は、少し驚いて、「大丈夫?飲める?」と聞くと、「大丈夫、美味しい」というので、
良い胃を持っているんだなと思った。
私は食道を通るあたりで、もう痛みを感じるから。

その後、その友人から、「先日は、飲みさしのワインを出して、ごめんなさい。」と
連絡があった。
私が、新しいワインを持って行ったことは、あまり記憶にないようであった。

私が、自分は栓を開けたワインは、翌日以降飲めないので、冷蔵庫のワインを開ける
チャンスがなかったので、丁度良かったと思って、1本持って行ったことを話した。

すると、「え?翌日以降飲めないって?私は何日も飲んでいるけど。」というので、
「1本を一度に飲めない人がいるので、ハーフボトルも売っている見たいよ。そうすると、
飲み残しなしで、毎日新しいのが飲めると言うことらしいわ。その為にハーフボトルが
あるらしいよ。」と、なけなしの知識を披露した。

後で、「あの時、ご高説を賜った。」などと言われて、少し傷つく。
聞かれたから、知ってることを言っただけなのに、私が、高みから説教でもしたかの
ような感じではないか。

こんなことを、長々と書いたが、それは、そんなに胃が弱く、ワインに神経質な私が、
何故、栓を開けたワインを毎日50ccずつ、飲み続けることができるのか?

先日、友人から「ブログで、赤ワインを開けて毎日50ccずつ飲むって書いていたけど、
開けたら、酸化するのに、そんな長期間飲めるの?」と疑問があったので、説明したい
と思った。


それは、この左のチタンの保存瓶を、私は持っているから。
これは、赤ちゃんが誕生した時、その当日の日本酒を入れて、20年後、その子が成人
した時に開けて、お祝いするための保存瓶だそうであった。

私が、心痛めるのは、丁度その時に赤ちゃんが生まれる確率は低く、又、無垢のチタン
で作られた瓶は高価なため、若い人には買いづらいので、たまたま赤ちゃんの
お爺さんがお金持ちで、且つチタンを知っている人であることが必須なため、この高価
な瓶は、売れなかったのではなかろうかと推察した。
そして、その証拠に、倒産した業者の廃番商品として、私がこれを激安で手に入れる
ことができたと言うことである。

さて、このチタンの保存瓶に移したワインの味は??? どうかというと…、
答えは、最高なのである。
古いワインが食道や胃を通る時の嫌な刺激と痛みがない。
味はと言えば、抜群である。抜群に美味しい。想像はしていたが、それ以上だった。
人生で、一度もワイン好きであったことのない私が、「美味しい」と思うのである。

           ⬆️
私が、今回、赤ワインを始めて以来、8日経ったが、チタンの瓶の中のワインは
酸化するどころか、どんどん美味しくなっているように感じた。

このチタンの瓶には、感謝の日々である。


なお、この可愛い小さな「じょうご」も、ちょっと自慢。
これは以前に、梅酒のために、百均で買ったもの。
直径6センチのちっちゃなじょうご。可愛くて癒される。

かくして、先日のブログ(「2023.11.12 今日から、赤ワイン事始め。」)でご紹介
した本の教えに従って、毎日の夕食で、美味しい赤ワインを頂くという、楽しい贅沢を
開始した私です。

あ、ご飯の盛りが少ないのは、単に、ご飯が残っていなかったから。
減量に頑張っている訳ではない。それは考えていない。その辺は呑気な私である。

        ⬆️この本のおかげで
        ⬇️こ〜んなことになりました。

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