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2020.07.25 マスクのこと。マスクの紐のこと。



昨日友人のミエちゃんが、来て呉れたが、そのとき、マスクを持って来てくれた。
先日、ミエちゃんが、「あのあべのマスクを、西村大臣のマスクにリメイク出来るよ」
と言ったので、ではお願いと、1枚を彼女に送り、リメイクしてもらう様頼んでいた。
それが出来上がったとのことで、持って来てくれた。


<あべのマスクを、西村大臣のマスクにリメイク>
それを、装着して試してみた。

あべのマスクが小さいと,よく言われていて、確かに少し小型ではあるが、
こうして、リメイクした物は、大きくなっていて,付け心地がとても良い。
大変気に入った。


あと2個、素敵なマスクを作って来てくれた。
コスモス柄の分は、薄手で、夏に涼しそうで助かる。

<マスクの紐に付いて>
ミエちゃんは、先日のマスクのゴムが売り切れていた頃以来、ご主人の古いTシャツを、
1センチ程の巾に切って、マスクの紐にされている。
これが,大変柔らかくて、違和感なく付けられる。
知り合いの医療関係者を家族に持つ人から、「この紐は、一日中付けていても、
耳が痛くならないので、とても喜んでいる。」とお礼を言われたとのこと。
確かに,私もこの紐のマスクは,柔かくて、楽だと思う。
なお、この場合のTシャツは、使い古した化繊の伸び縮みする生地のものが良く、
木綿の生地は伸びないので、向かないとのことだった。ご参考までに。

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2016.04.05 骨折しない人の共通点は昆布?

             

私は10年以上、毎朝ストレッチ体操をしていますが、最近ストレッチを
する時や、寝返りした時、時々背骨がコリコリと音がすることがあります。
気のせいかな、前からだったかなと思いましたが、一応診て貰おうと思い、
整形外科へ行きました。
私の腰のレントゲンを見た先生が、「すべり症」になってますよとのこと。
側面から見た腰の骨が2カ所、少し前へずれているのです。(1°という軽症)
コキコキというのは、ずれているのが、元へ嵌ろうとする時の音でしょうと
先生は言われました。今後、リハビリで治すことになりました。
同じ姿勢でずっといるのは良くないとのことですので、パソコンの前に1日
10時間近く座っている今の生活は、止めようと思います。
(最近は、必ず昼過ぎから外出してパソコンから離れるので、以前に比べれ
ば、これでも少なくなりましたが。)

 

この時、待合室で隣の席で待っていた年配の女性が、片手を布で吊っていて、
見ると指先まで気の毒なくらい大きく真っ赤に腫れて上がっていました。
先日自転車にぶつけられて、何メートルも飛ばされた時の怪我だとのことです。
ズボンの下も太腿が傷だらけだそうです。
「でも、骨折はしなかった。今迄に7回も転倒したけれど、骨折は一度もした
ことがない。」とのことでした。

私はえ~?と思いましたが、「もしかして、昆布を毎日摂っておられませんか?」
と念の為、聞いてみました。
すると「毎日ご飯を炊く時に、必ず細切りの昆布を一緒に炊き込んでいます。」
との答え。聞いた私の方が、当たっていたので、びっくり!

実は、私は自分のことをいつも昆布礼賛者ですと書いておりますが、私は骨
が丈夫らしく、骨量が若い人の90%あると言われていて、且つ年齢の120%
あるそうで、先生がカルテに「骨粗鬆症にならない」と(声を出して!)
書かれたことがあるぐらいです。もちろん、骨折したことはありません。
私は自分では、野菜をよく食べるからだろうと思っていて、野菜に含まれる
カルシュウムってすごいなと思っていました。

しかし、今回、もしや昆布かなと思い、思わず質問したのでした。
もう一人、私よりも年配の女性が、最近貧血でめまいでふらふらしたりして、
よく転んで、怪我が絶えませんが一度も骨折がないので,この人は長年ゴルフ
をしていて、骨が鍛えられていたので本当に良かったなと思っていました。
ところが、この人も昆布や海藻を、昔から摂っておられる方だったのです。

たまたま、身の回りの骨折し難い人の共通点は昆布を初めとする海藻類の
摂取ではないかと気付きました。
固い骨は骨折し易く、粘りのある骨が骨折し難い良い骨だと聞いたことが
あります。
昆布などの海草類をよく摂取していると、粘りのある骨になり、骨折し難く
なるのではないかと思います。 

なお、海藻の内で昆布は摂り過ぎるとヨードの過剰摂取になり甲状腺の病に
なる心配がありますので(橋本病)、過剰には摂らない様に注意が必要です。
一方、若布やひじきなどの昆布以外の海草類は、ヨードの量が昆布ほどでは
ないので、大量に摂っても心配無い様です。

 

 

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2016.03.26 「昆布と日本人」

 

最近素晴らしい本を、読みました。
「昆布と日本人」という本です。
敦賀で140年もの間、昆布商を営んでいる老舗の四代目の店主の方が書かれた本です。
明治維新による廃藩置県で禄を失った初代が、敦賀で大量に荷揚げされていた昆布に
注目し、さらにおぼろ昆布などの加工製造も手がけることで、昆布商の基礎を固めた
そうです。

私は、大の昆布ファンで、自らを「昆布礼賛者」と言うほどです。
10年前、今の家へ引越するとき、大切にしていた「昆布礼賛」という分厚い本を
捨ててしまい、後で後悔して古本屋へ何度も探しに行きましたがありませんでした。
(その時は、身軽になって転居しようと思い、今後はネットで本を読めるからと
自分に言い聞かせたのです。ネットに古い本迄すべてある訳ではなかったのに。;;)

それほど、あの「昆布礼賛」を捨てたことを後悔していた私が、この「昆布と
日本人」と言う本に辿り着いて、ようやく救われた思いがしました。
著者の昆布への思いが大変深く、とても参考になりました。

江戸時代に、蝦夷地から、太平洋側の荒波を南下する危険な航路に変わって、比較的
安全な日本海を南下する西回り航路が整備されたこと、それにより海上交通が大きく
発展を遂げたこと。とてもロマンがあります。
帆走性に優れた海の主役「北前船」、さらにそれが進化した「千石船」のことなど
多くのことが分かり、興味が高まります。文章の上手な方だなと思いました。

そして、司馬遼太郎の小説「菜の花の沖」(文春文庫)に、まさに北前船の世界が
壮大な人間ドラマとして描かれているとのことです。
それを、ぜひ読みたいと思っております。
素晴らしい本との出会いは、また更に新しい世界を拡げてくれますね。

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2008.10.08 北海道展で買った昆布達



昨日、百貨店の北海道展で購入した昆布達です。

一緒に行った友人のお母さんが鹿児島県出身の方で、いつも、昆布を
結んで、おでんなどに使っておられたそうです。
それを教えて貰ったので、私もその昆布を買いました。
おでんの具が、一つ用意出来ました。何か、楽しみです。

それから、沖縄の人達が、出汁に使って、そのまま、煮物やおつゆの
身として食べる昆布も分りましたので、買いました。
私も、普段の日は、このやり方を真似るつもりです。

又、若布の様に、水で戻して食べる昆布も買いました。
試食しましたら、とても美味しいので、びっくりしました。

高級品も買いました。2年物の上質の真昆布です。
これは、お正月など、ご馳走用です。大切に使うつもりです。

昆布を買うと、いつも、とても豊かな気持ちになります。

それにしても、昆布好きを自称して、ここに「昆布礼讃」というカテ
ゴリーまで作って、いくつかの文章を書かせて頂いている私が、実は、
いかに昆布を知らなかったのか、今回つくづく分りました。

昆布のことを、もっと知りたいと思いました。



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2008.10.07 昆布を買った迄は、良かったけれど…。

(1)
今日は、大阪の百貨店で北海道展があったので、友達を誘って、昆布を
買いに行きました。
寒くなると、昆布は沢山要るし、もうすぐ、お正月だし、特上の昆布が
欲しいな~と言うことで…。
さすが百貨店、良い昆布が色々と揃っていました。

沖縄では昆布が採れないけれど、昆布の消費量はとても高いと聞きます。
煮物や、味噌汁に入れて、それを食べるのだと聞いています。
その昆布は、やはりその様な種類の昆布で、大方沖縄に出荷されるので、
一般市場に、出回らないものらしいです。
その昆布も、教えてもらい、買いました。

これは良い方法ですね。
出汁が取れて、その後昆布ごと、食べられるのは助かります。
何故なら、出汁を取った後の昆布が、冷凍庫の中に一杯あって、そうは
言っても、そんなに昆布の佃煮は要らないので、つい捨ててしまうこと
が多い私は、日頃自責を感じていました。

その他、昆布巻にも使える昆布やら、若布の様に戻して生で食べる昆布
とか、産地によって、用途もいろいろ違うことを知り、すごいすごい!
勉強になるよね!と言いながら買ったので、昆布だらけの荷物になりま
した。


(2)
ここ迄は、良かったのです。
でも、その後で、大変なことが起こりました。

友人が(彼女も昆布を買ったので、支払う時)財布を拡げて、この財布
使い易いのよ。ここにも、ここにも入るでしょ。私もゴールドカード持
っているのよと財布の仕切りを、大きく開けて私に見せてくれたのです。
綺麗な黄色のエナメルの大型の財布でした。
シャネルとか何とか言っていました。
それが、後で、忽然とバッグの中から無くなったのです。

私が思うには、その時犯人に目を付けられ、後を付けられたと思います。
彼女は、財布をバッグのファスナー付きのポケットに入れていませんで
した。付けていた犯人は、それも見ていたと思います。

次に靴屋のコーナーに行った時、私が靴を買って支払いなどを済ませて、
ふと気付くと彼女は荷物を私の後ろのソファーに置いて、居なくなって
いました。店員に、連れがいないことを言いました。
近くにいないので、名前を呼ぶと、柱の向こうから顔を覗かせて返事し
たので、別の場所で靴を見ていることが分りました。
(あとで、財布ごとバッグを置いて、離れていたことを知りました。)

スキを狙っていた犯人は、ここぞチャンスと思って犯行に及んだと思い
ます。
(でも、ここではないかも知れません。昆布を売っていた催し場は人で
込み合っていましたし、喫茶室など他の場所が怪しいかも知れません。
本当に謎のままです。)

(3)
最初、落とした可能性もあるので探しまわりましたが、どうしても見付
からないので、百貨店の遺失物コーナーに行きますと、親切な係の人が、
彼女が申告した全てのカードの、銀行とカード会社の電話を調べて架け
ては、次々に彼女に取次いでくれて全部のカードがストップ出来ました。
きめ細かな対応とは、このことでしょうか?
自分で全部対処しようと思ったら大変なことです。考えただけで頭痛が
します。
私は、横で見ているだけでしたが、とても感心し感謝しました。

それから、警察へ盗難届を出しに行きました。
調書を作られるのは、時間が掛かるものなのですね。
帰宅したら夜でしたが、食欲がなく、夕食はヨーグルトだけでした。
彼女は、もっともっと疲れたと思います。
彼女は、私より20才若い友人で、家でご飯を待っている子供さん達や
お母さんがいるのに、一体どうしたでしょうか?

(4)
財布は、人目に付く所では、広げないことですね。
中身を見られますし、色や形を覚えられて、犯人が後で大変仕事が
し易くなると思います。
皆さんも、気を付けて下さいね。
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2008.2.19 「幻の昆布」

私が勤めていた頃のことです。
極上品の昆布の話です。

勤めていた職場にお客様から、御歳暮が届き、それは和紙に包んで
麻縄で結わえられた大きなもので、極上品の昆布でした。

支店長は、私ともう一人の女性(この二人が最年長でした)に、こ
れを、二人で分けて持って帰りなさいと言って下さいました。

二つに分けて紙袋に入れられた昆布を持ち帰る時、何とも言えない
良い香りがしました。
私は、お盆の料理の1件(2008.2.7付、昆布の芳香)以来、昆布の
香りに大変関心がありましたが、その上質の昆布の香りは、何故か
素晴らしいカレー粉の香りとそっくりだと思いました。
私は、良い香りと言うものは、共通点を持っているのかと、驚きま
した。

又、その香りといい、味といい、さすが極上品は全く違いました。
私はその頃、ポン酢を手作りしていましたが、その極上品を使った
ポン酢は、まさに素晴らしい芳香で味はほっぺたが落ちそうでした。

それから、他所の町へ行った時に、そこに海産物屋さんがあれば、
そこの一番良い昆布の香りを嗅がせて貰ったりしましたが、乾燥し
た状態であの芳香を放つ昆布には、ついに出会えませんでした。

探しても、身近にはないことに気付いた私は、昔本で読んだことを
思い出しました。
それは、昆布の極上品の中に、3年間、室(むろ)の中で熟成させ
る特別上等の昆布があると、書いてあったのです。

きっと、あの時の昆布は、そういうものだったんだ。
それは、どこへ行ったら買えるのだろう?
あれが手に入るのなら、私は北海道の最果ての海岸迄でも行くぞ!

旅行嫌いの私が、そう思ったぐらいですから、よっぽどです。

そして又、思いました。
そうだ、あれはどこかの一流料亭に買い占められて、一般の人の手
には入らないに違いない。
だとしても、それを求めて、わざわざ遠くからやって来た人には、
少しは分けてくれるはずだ。

などなど、思い巡らす日々でした。

あれから、もう20年以上経ちました。
しかし、まだこの「幻の昆布」との出会いを諦めてはいない私です。
私は、やはり相当ひつこい性格の様です。(汗;;)
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2008.2.10 馴染みの海産物屋さん




私の馴染みの海産物屋さんです。
甲南山手のセルバにあります。
この店で、私は昔から、昆布やかつお節、わかめ、たらこ、
ごまめ、その他の乾物を買っています。

私が、ここで昆布を買う時、いつも言う言葉があります。
「お宅のお店の最高の昆布を下さい。これ以上のものはない
という昆布をね。」と…。
すると、店主は、「うちは、悪いものは置いてない。良い物
ばっかりやで。」と言いながら、店中の昆布の中から1枚を
選び、「これが最高です。」と言います。

私は更に言います。「本当にこれ以上のものはない?これが、
最高の最高?」
「そうそう。最高の最高!」
(横で、店主の奥さんが、クスクス笑っています。)

そんなお決まりの、馬鹿みたいな会話を必ずして私は満足気
に、一枚の昆布を買って帰ります。

店主夫婦はよく言います。
「○○さん(私のこと)好きや。高い言う言葉を絶対言わん
から。」
私は答えます。
「昆布は絶対高く無い。この味を思えば安いぐらいです。」と。
私は、本当にそう思っています。
昆布は、値段より、品質が大事です。

***********************************************

私が震災後1年半避難した後、神戸に戻る時、丁度このセルバ
も復興を遂げ、2軒あった海産物屋さんの内の1軒が再開した
と言ううわさを聞きました。もう1軒は再開出来なかったと。
(ご主人が亡くなった店は、ほとんど再開出来なかったのです。)

神戸に戻った時、私は、それがこの馴染みの海産物屋なのか
どうか、ドキドキしながら確認に行った日のことを思い出し
ます。二人は、果たして生きているのだろうか?

すると、夫婦とも、元気で再開していました。
震災の朝、冷蔵庫が奥さんの顔に飛んで来て顔中血だらけに
なり、そこら中、壊滅状態の地獄の中を生き延びた話を聞き
ました。

その再会、そして再開から、はや12年経ちました。
私はすでに2年前に転居し、今はそこには住んでいませんが、
市場の皆さんと仲が良かったので、1週間に1~2回まだこの
市場へ通っています。
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2008.2.7 昆布の芳香

昔、私が、まだ勤めていた頃のことです。
職場では、連続休暇と言って、1年に1回、1週間連続で休みが
貰えました。

私は、旅行をしない人ですし、家に仏壇を守っていましたので、
その休みをお盆に合わせて取りたいと申し出ると、理由が理由
なので、毎年8月のお盆の1週間を休みにシフトして貰えました。
お盆の1週間は、他の企業もほとんど休みで、職場は閑散期なの
で、ちょうど、良かったこともあります。

そのお盆の1週間は、仏壇に精進料理を供えます。
普段は全く使わない、仏壇用の食器類を出して来ます。
漆塗りの足付きの小さなお膳の上に、やはり漆塗りの小さなお椀
やお皿や小鉢、そして小さなお箸が、一組になっているものです。
それらの食器は、杯ぐらいの大きさです。

それに入れる料理を作るのですが、全部極少量です。
ご飯、おつゆ、煮物、酢の物、和え物の5種類だったと思います。
もちろん、仏事ですから、生臭ものは使えませんので、私は昆布
だけで出汁を取り、それらの料理を煮ていました。

すると、兄夫婦がお墓参りの為に車で迎えに来てくれて、家の中
に入って来た途端、「うわ~、良いニオイ~!」と言ったのです。

私は、仏事なのでかつお節は使えない為、美味しいものをお供え
出来ないなと思いながら作っていました。
昆布が、そんなに素晴らしいものだと、気付いていませんでした。
出汁の良い香りは、かつお節が出すものと思っていました。

その時、夏なので食べ物はすぐ腐る為、どの料理も極々少量ずつ、
お供えする分だけを料理していました。
そんな少量の料理に使う出汁から立ちのぼる香気が、それほど迄、
素晴らしいものであったことに、私は衝撃的な感動を覚えました。
(それ迄の私は、昆布に香りがあることさえ知りませんでした。)

驚いた私は、改めて料理を味わってみると、素晴らしい美味です。
そうか!昆布の素晴らしさを、私は知らなかったんだと、始めて
思い知りました。

それから、今に至るまで、昆布の芳香に感動し、どれだけ癒され
てきたか分りません。
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2008.2.5 昆布の水出し

私は、何を隠そう(隠すことはないですが^^)、熱烈な(!)
昆布礼讃者です。
今後、少しずつ昆布への思いを書いて行きたいと思いますが、
最初に、今日は、「水出し」のことを書きます。

昆布の出汁の取り方を、難しいのでは?と思っていられる方も
多いのではないかと思います。

でも、全然難しくはないのです。
昆布は、熱しなくても、素晴らしい出汁が出ます。
つまり、水の中に漬けておいて出汁を取る方法が、水出しです。

ちなみに、天気の良い日、綺麗なお鍋に水を入れ、そこへ昆布
を入れて、明るい窓際で見ていて下さい。
昆布のエキスがどんどん水に溶け出して来る状態が目に見えて、
本当に感動ものです。
そのくらいですから、昆布は水出しで充分な上に、水出しは、
昆布臭さが無く、大変上品な味なのです。

私は、外出する時、チタン鍋に水を張り、昆布を漬けてから出か
けます。
これだけやって置くと、帰宅した時、いつでも食事の準備が始め
られます。
もちろん、一晩水に漬けておくと、翌朝の味噌汁は最高です。

昆布を取り出して、冷蔵庫に入れれば、冬はそのままでも日持ち
がします。
夏でしたら、日を置く時は、一度煮立たせると良いでしょう。
冷蔵庫を開けた時、ビンの中に、透明で美しい昆布出汁が透けて
見える時、私は何故かほっとします。

こうして、出汁を保存しておくと、いろいろな料理に使えます。
お浸しや、お酢の物に、そして、炒め物にも、少しの出汁が入る
と入らないでは、美味しさが全く違います。
もちろん、思い立った時、いつでも美味しいそうめんや、うどん
が食べられます。

昆布とかつお節を合わせた出汁は、確かに美味しいですが、昆布
だけでも、素晴らしい味なのです。
かつおを、必ずしも足す必要は無いと思います。
私は今後、普段は昆布だけで調理しようと思っています。

なお、昆布は、近所の市場で親の代からやっている海産物屋さん
か、百貨店で買えば、間違いありません。
老舗では、養殖物の昆布は扱っていませんし、長年の勘と、卸屋
さんとの信頼関係で、選りすぐりの昆布が仕入れられています。
昆布だけは、高くても、天然物を買って下さい。
(私の知り合いの料理人が言っていました。「養殖の昆布で出汁
を取るのは、わかめで出汁を取ろうとする様なものです。」と…。
それぐらい、歴然と違うものらしいです。)

確かに昆布は高価です。
でも、それが結局は、決して高くは付かないことを、昆布礼讃者
として、追々にご説明したいと思っています。

******************************

ちなみに、この「水出し」は、だしじゃこや、あごの煮干しなど
でも、結構です。
だしじゃこの頭とお腹をとったものを、水に漬けてから一晩寝る
と、翌朝最高の味噌汁が食べられます。
じゃこの嫌な臭いがせず、とても上品な出汁が取れます。

もちろん、煮物にも合います。
じゃこの臭いが嫌いだけど、味は大好きと言う方は、ぜひ水だし
をお薦めします。

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