我が家の3軒隣りにタンゴクラブ「Torquato Tasso」という老舗クラブがある。先週はそこで日本からチリ、アルゼンチンとツアー中の会田桃子さん率いる「Orquesta Aurora」が出演するので聴きに行って来た。このお店はタンゴ界の凄腕たちが出演する由緒ある老舗なので、タンゴミュージシャンがここで演奏する事を目標とするくらいの場所らしい。沢山のお客様で埋め尽くされた会場で、会田さんの師匠たちも次々にゲスト出演したとても素晴らしく豪華な夜だった。
そして、今週もなんとPipi Piazzollaの「Escaladrum/エスカランドラム」がこの店初登場という事で、聴きに行った。桃子さんの時もそうだったが、だいたい10時くらいに1つ目のグループが1時間、そしてもう一つのグループが1時間という感じ。それで前売\1200という値段だから、本当に観客にとっても有り難い値段設定。こんなので、ミュージシャンたちは生きていけるのかどうか・・・汗。
Pipiの前に演奏したオルケスタも凄かった。ニコラス・レデスマというピアニストがリーダーで、今やタンゴ界ナンバーワンと言われるバンドネオン奏者オラシオ・ロモ、パブロ・アグリvlnという凄腕たちの余裕と色気たっぷりの演奏を堪能。ニコラスのオリジナルがまた素晴らしく、さっそくCDを購入。
ニコラス・レデスマと。
アンコールはLibertango(彼らの動画はこちらに)
そしておまちかね、ピピ。ピアソラの孫で、知る人ぞ知る超売れっ子ドラマー。2年前に聴いたのはジャズの老舗クラブ「セロニウス」。ここで「エスカランドラム」とラップトップを使ったギターとベースのトリオの2つのバージョンを堪能した。そう、彼らはジャズの世界にいるので、実はこの「Torquaro Tasso」で演奏するのは初めてだったようだ。「Esucalandrum」は2年前にPiazzollaの曲ばかりをアレンジしたCDを発売「Piazzolla plays Piazzolla」。それがアルゼンチンのCDが衝撃的にヒットし、賞をもらったりしたので、今回は全曲がPiazzollaの曲だった。サックス2本、バスクラ1本、ベース、ドラム、ピアノの大編成。
映像はこちら。
ピピ・ピアソラと。
このバンドを2年前に「セロニウス」で聴いた時は本当にぶっとんだ。ブエノスアイレスには素晴らしいミュージシャンがゴロゴロしてるんだな~。と改めて関心。さらに、[Piazzolla plays Piazzolla]を聴いた事がきっかけでTReSでPiazzollaを演奏してみよう、という原点のバンドなのだ。この大所帯で演奏する「Esucualo」や「Lunfardo」の迫力には到底かなわないけれど、TReSだけで表現するPiazzollaもきっと面白いに違いない・・・と確信してアレンジに挑んだ。
今回、Pipiとの共演を熱望していたけれど、Pipiは超多忙でスケジュールがあわず断念。それでも、彼らは私たちの事を覚えていてくれた。ピアニストにニコラスもとても優しく「ピアソラの曲なら全て持っているから、なんでも聞いてよ。」と言ってくれた(涙)。
彼らの「Escualo」を聴いた翌日が私たちの「セロニウス」デビューの日。私たちの[Escualo]に力が籠ったことは言うまでもない(笑)。
ここの店は日本のPit Innのような老舗クラブでジャズミュージシャンたちの登竜門。私たちは夜中の12:45からの演奏だ。平日の夜中なので、集客が心配だったが、この日も40人ほどの観客が私たちを待っていてくれた・・・。「Sessiones」の仲間であるLuchianoやMartinたちも友人を連れて聴きに来てくれていた。もちろん、お兄ちゃんダニエルも!Gracias todos!!
ルチアーノと。
ダニエル
サウンドチェックの時点であまりに音が良かったのでびっくり。これはいけるぞ、と確信。やはり音が気持ちよければ全てよし。ピアソラとオリジナルだけであっという間に1時間半のステージが終った。アンコールはもちろん、Himno(国歌)~Libertango。ここのオーナーもスタッフたちも「Feliz!!!おめでとう」と大喜び。なんといっても素晴らしい音響だったアマデオに感謝し、固い握手を交わした。
いやはや、春からどんどん夏に向かうブエノスアイレス。あと2日立て続けにライブがある。ブッキングを手伝って下さり、いつもいろいろとタンゴの事を教えてくれて助けて下さる高野ご夫妻には心から感謝しています。あと2日、よろしくおつきあいくださいませ。
そして、今週もなんとPipi Piazzollaの「Escaladrum/エスカランドラム」がこの店初登場という事で、聴きに行った。桃子さんの時もそうだったが、だいたい10時くらいに1つ目のグループが1時間、そしてもう一つのグループが1時間という感じ。それで前売\1200という値段だから、本当に観客にとっても有り難い値段設定。こんなので、ミュージシャンたちは生きていけるのかどうか・・・汗。
Pipiの前に演奏したオルケスタも凄かった。ニコラス・レデスマというピアニストがリーダーで、今やタンゴ界ナンバーワンと言われるバンドネオン奏者オラシオ・ロモ、パブロ・アグリvlnという凄腕たちの余裕と色気たっぷりの演奏を堪能。ニコラスのオリジナルがまた素晴らしく、さっそくCDを購入。
ニコラス・レデスマと。
アンコールはLibertango(彼らの動画はこちらに)
そしておまちかね、ピピ。ピアソラの孫で、知る人ぞ知る超売れっ子ドラマー。2年前に聴いたのはジャズの老舗クラブ「セロニウス」。ここで「エスカランドラム」とラップトップを使ったギターとベースのトリオの2つのバージョンを堪能した。そう、彼らはジャズの世界にいるので、実はこの「Torquaro Tasso」で演奏するのは初めてだったようだ。「Esucalandrum」は2年前にPiazzollaの曲ばかりをアレンジしたCDを発売「Piazzolla plays Piazzolla」。それがアルゼンチンのCDが衝撃的にヒットし、賞をもらったりしたので、今回は全曲がPiazzollaの曲だった。サックス2本、バスクラ1本、ベース、ドラム、ピアノの大編成。
映像はこちら。
ピピ・ピアソラと。
このバンドを2年前に「セロニウス」で聴いた時は本当にぶっとんだ。ブエノスアイレスには素晴らしいミュージシャンがゴロゴロしてるんだな~。と改めて関心。さらに、[Piazzolla plays Piazzolla]を聴いた事がきっかけでTReSでPiazzollaを演奏してみよう、という原点のバンドなのだ。この大所帯で演奏する「Esucualo」や「Lunfardo」の迫力には到底かなわないけれど、TReSだけで表現するPiazzollaもきっと面白いに違いない・・・と確信してアレンジに挑んだ。
今回、Pipiとの共演を熱望していたけれど、Pipiは超多忙でスケジュールがあわず断念。それでも、彼らは私たちの事を覚えていてくれた。ピアニストにニコラスもとても優しく「ピアソラの曲なら全て持っているから、なんでも聞いてよ。」と言ってくれた(涙)。
彼らの「Escualo」を聴いた翌日が私たちの「セロニウス」デビューの日。私たちの[Escualo]に力が籠ったことは言うまでもない(笑)。
ここの店は日本のPit Innのような老舗クラブでジャズミュージシャンたちの登竜門。私たちは夜中の12:45からの演奏だ。平日の夜中なので、集客が心配だったが、この日も40人ほどの観客が私たちを待っていてくれた・・・。「Sessiones」の仲間であるLuchianoやMartinたちも友人を連れて聴きに来てくれていた。もちろん、お兄ちゃんダニエルも!Gracias todos!!
ルチアーノと。
ダニエル
サウンドチェックの時点であまりに音が良かったのでびっくり。これはいけるぞ、と確信。やはり音が気持ちよければ全てよし。ピアソラとオリジナルだけであっという間に1時間半のステージが終った。アンコールはもちろん、Himno(国歌)~Libertango。ここのオーナーもスタッフたちも「Feliz!!!おめでとう」と大喜び。なんといっても素晴らしい音響だったアマデオに感謝し、固い握手を交わした。
いやはや、春からどんどん夏に向かうブエノスアイレス。あと2日立て続けにライブがある。ブッキングを手伝って下さり、いつもいろいろとタンゴの事を教えてくれて助けて下さる高野ご夫妻には心から感謝しています。あと2日、よろしくおつきあいくださいませ。