minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

アマラ・カマラ

2005年12月23日 | ライブとミュージシャンたち
 アマラのレコーディングに行ってきました。彼はギニア出身のダンサー&ボーカル。先日行われた、アブドゥ・バイファル/ダンスリサイタルにも出演していて、2人で華麗なダンスを披露してくれた。日本人の奥様と一緒になって6年だという、日本通のアフリカン。でも国籍は今でもギニアだそうだ。 
 セネガル、シエラレオネ、ガーナに続き、今度はギニア。ここ2、3年でずいぶんアフリカのミュージシャンたちと知り合ったものだ。いつの間にこんなにアフリカの人たち(特にミュージシャン)が集まってきたのだろう。10年前にNYで起こっていた事が今、ここ東京で新たな形で始まっているような不思議な感じがする。

 さて、レコーディングだがアマラの作曲する歌と声はとっても優しい。意味(スス語)はわからないけれど、心にじーんってくる曲が多い。彼はもともとモスリムだけど、小さな頃から一人で世界を渡り歩くうちに、本当の神様ってなんだろう、って疑問を抱くようになったのだそうな。今もモスリムだけど、時々豚も食べるし、お酒は毎日でも飲むらしい。(しかもお父さんはギニアでお酒を造る会社にいたそうだ!)「モダン・モスリムね。」って笑うお茶目な奴だ。

 今年の夏にやってきた、エピゾ・バングーラのコラ(アフリカのギター)とマリンバ、ジャンベの素晴らしい演奏も入っている。一緒に演奏したとき、なんて美しい音色だろう、って感激したコラ。癒される音なんだなあ。いいのか?私のサックスが入っても???と思いながらも気持ちよ~く吹かせていただきました。
 そしてなんといってもこのCDの圧巻は女性ボーカルの○●ちゃん。(あ、名前ど忘れ・・・。)ギニアから日本で歌うためにやってきた女の子。サリフ・ケイタとかユッスー・ンドゥールとかアフリカの歌手っていうとどうも男性ボーカルが多いようだが、彼女の声はのびやかで艶やか。インパクト大。絶対これはイケルぞ!と確信しつつ家路についたのでありました。ぜひCDが完成した暁には御聴き下さい。

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