goo blog サービス終了のお知らせ 

minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

即興楽器博覧会@新宿Pit Inn

2014年06月04日 | ライブとミュージシャンたち
ハンス・ライヒェルゆかりのミュージシャンを一同に集めたPit Innでのライブ、とっても興味深く、久しぶりの完全即興に初心に戻った気持ちが・・・。

主催の内橋君(同い年なので君でよばせて頂きますw)ときちんと共演するのは初めて。とにかく、梅津さん以外は初顔合わせだったので、久しぶりにドキドキだった。こう見えて、意外と私は人見知りなのだ(苦笑)。

内橋君が考えたセットリストは以下のような組み合わせ。

1st Set

1 内橋&早坂紗知

2 内橋&原田節(オンドマルトノ)

3 内橋&斎藤徹(bass)

4 内橋&梅津(バスクラ、クラリネット、アルト、そのた)

5 内橋&サム・ベネット(dr、朗読)


2nd Set

1 梅津、斎藤徹、原田

2 梅津、早坂、サムベネット

3 早坂、斎藤、内橋

4 内橋、原田、サムベネット


初っぱなにステージに喚び出されたのだが、ステージで内橋君が「ハンスは僕に『お前とサチと3人でツアー回りたいな』と言ってましたよ。」って・・・。私を最初にヨーロッパに喚んでくれて、ツアーをしたときの事が思い出され、その後も私の事を忘れないでいてくれたハンスの気持ちを今更ながら知って本当に感動。ハンスともう一度、ツアーしたかったな~。

ハンスのダクソフォンはもちろんのこと、フランスから持ち帰ったという原田節氏のオンドマルトノという不思議な楽器も(今回、私は共演はできませんでしたが)見れたし、さながら楽器博覧会のよう。特に1stセットは全員が『ただものじゃない』と思うような凄まじい個性の演奏を披露。

サム・ベネットはハンスへの思いを綴った詩をドラムを叩きながら朗読、斎藤徹さんもベースを横にしたままマレットで叩きだすし、梅津さんもクラ、バスクラ、サックス(マウスピースのみ)と使い分けて楽しませてくれた。フリーの強者たちが勢揃い。


今回の主催者でハンスのダクソフォン後継者でもある内橋和久氏。


宮古島帰りの梅津和時氏




オンドマルトノを弾く原田節氏はシャンソンも歌うそうな。


最後は楽器の解体ショーも見れたw!

また一つ素敵な出会いも増えて本当に素晴らしい体験をさせてくれた、内橋君とハンスに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがと~~。まだ横浜市民ギャラリーあざみ野では「ハンス・ライヒエル「Listen to the Daxophone」展覧会を開催中。興味あるかたはぜひ足をお運びください。15日まで(毎日18時終了)