minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

秘密の隠れ家?

2011年01月19日 | ライブとミュージシャンたち
地下鉄銀座一丁目から徒歩5分。昭和通りの歩道橋を渡ったところに、昨年オープンしたばかりの「Blue Eyes」。2/4(金)に出演する事になったのでトシキと2人で下見に行った。

地下1階にあるというビルの入り口からドラムソロが聴こえて来て・・・あれ?今日もライブやっているのかな?と思いきや、大きなマイルスのタペストリーがお出迎え。ドアを開けるとさらにさらにマイルスの後期の写真が店中を覆い尽くしていた。




ライブと間違えるほどの臨場感溢れるレコードはマッキントッシュのアンプと大きなJBLスピーカーで流していた。20人も入れば一杯のコンクリートうちっっぱなしの店内で流れる心地よいジャズの響き。マッキントッシュの素晴らしさを改めて確信。秘密の隠れ家のような贅沢な場所だ。




初めてお会いするオーナーの松本さんはもともとマッキントッシュの広告デザイナー。副業で輸入レコードをネットで販売しているそうだが、ライブもやりたくて・・・このお店をオープンした。デザイナー繋がり(父の関係)で私のところに出演依頼が来たのだが、銀座で今時この値段でやっていけるのだろうか?と心配するほど料金も安い。ライブチャージも\2500というから素晴らしい。ゆくゆくはアップライトピアノを入れたいんです、と熱く語って下さった。

内山繁さんというマイルス・デイビスのプライベート写真を撮り続けたカメラマンと知り合いだそうで、昨年末から彼の写真展を行っている。店内じゅうマイルスだらけ。マイルスファンには涎ものだ。マイルスの素顔を語って下さるトークイベントなども開催中(ただし、1月末まで)。

ちなみに、ここでのライブも内山氏が専属で撮り続けて下さるらしい。恐れ多いですね・・・(苦笑)。

レコードコレクションも販売業をしていらっしゃるので流石に凄い。「Cool Struttin'」のあの名盤も45回転盤(なんと2枚組)で聴かせてくれた。マクリーンがそこで吹いているかのよう。そして圧巻はポールチェンバースのベースの音の太さ。おおおお!と感動しっぱなし。「やっぱりレコードっていいよなあ。こんなに良い音だとお酒がすすんじゃうなあ~」とバーボンロックを次々おかわりするトシキ。終電に間に合うか??重い腰をあげてようやく帰宅。

「マッキントッシュもいいけれど、やっぱりジャズは生音だよね」と言われる迫力満点のライブを、銀座の贅沢な空間で味わってみませんか?なかなか私たちの音楽が銀座で聴けることはありませんw。お仕事帰りに、お待ちしておりま~~~す。