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minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

Amazing Grace ~ Oh! Happy Day

2010年12月20日 | ライブとミュージシャンたち
Ebis Choirs


「本当に楽しかった!!」「また歌いたい!!」「今度は間違えないで歌いたい(苦笑)!」

という声が圧倒的に多かったので・・・また来年も「EBIS CHOIRS」を続ける事になった。今度は月に1度集まって練習を存続しよう!と打ち上げで多いに盛り上がる。みんな『もっともっと上手になりたい!』という向上心でいっぱい。

「最初、アレンジが難しそうで3回の練習でこんなのができると思いませんでした。みんな辞めちゃうんじゃないかと心配してたんです。」とリーダーのH君。
「それなのに、回を重ねるごとに人数も増えて・・・。」20人以上になってしまって、あとはお断りしたらしい。(当日、介護する人たちも必要なので)。

何よりも嬉しかったのはみんなが介護している担当のおじいちゃん、おばあちゃんの反応が素晴らしかったそうな。

「普段だったら5分に1回は「おしっこ~~~」と言い出すおばあちゃんが一度も言わず、真剣に聴き入ってた。」
「認知症でいつも無反応の●●さんがニコニコ笑った。」
「いつも怒鳴り散らすおじいさんが穏やかな笑顔で指を動かしていた。」といろんな変化が・・・。

映像にも出て来るが、急に立ち上がって指揮をしだすおじいちゃんも素敵だった。

「だ、だいじょうぶかな?って思ったらちゃんと切りのいい所できりあげてくれて・・・やるね!●●さん。って思ったw。」
「あのひと、とってもしっかりしてるじゃない。どこが悪くてこの施設にいるのかわからないね。」
「いやあ、普段は夜中に鏡に向かってひとり3役も4役もこなしてぶつぶつしゃべっているんです・・・(汗)。」


介護認定を受ける老人たちは日々増加しているので、この「えびすの里」も入居希望の人たちが沢山待機しているそうだ。その中で働く事がどんなに大変な事なのか、私が考えるよりはるかにつらいものだと思う。でも、みんな活き活きと介護の勉強をし、職場の雰囲気はとても明るい。

音楽を通してしかお手伝いできないが、少しでも彼らの、そしておじいちゃんたち、おばあちゃんたちが元気で笑顔を見せてくれるのなら・・・なんでもやってあげようじゃないの。という気にさせられた有意義な経験だった。

「鳥肌がたつね、幸せそうな合唱って。来年もやってよね。俺も参加したいから。」とアルゼンチンからも息子のメールが・・・。

音楽の神様、ありがとう!!