minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

いよいよ明日は

2009年04月23日 | ライブとミュージシャンたち
サンジャックで梅津さんと「Plays Ornette Coleman」だああああ。

何と言ってもオーネットが大大大好きな梅津さんと共演できるだけでも嬉しいけど、お互いに持ち寄った曲が殆どかぶらない。結局リハーサルでは12曲もでてきて、さあ、どれを削るか、で悩んでしまうほどw。

梅津さんは昔、NYに行きオーネットの家に直接お邪魔してしまったという筋金入りのオーネットファン。突然の日本からの訪問者に嫌がる気配もなく「自分の演奏のビデオ観る?」とかけてくれたそうな。その横には全く関係のないような白人の男女がいちゃいちゃしていて・・・一体あいつらは何なんだ?と思いながらビデオを観ていたそうですw。

私はNYでは同じチャイナタウンに住んでいたのにすれ違い。「昨日オーネットがキャナル・ストリートの魚屋で魚を買っていたよ。」などと友達の情報を聞いて、魚屋の辺りをウロウロしたり、ようやく入手したオーネットの電話番号。かけてみると、声はないけどあきらかにオーネットのサックスが美しく流れ・・・その留守番電話があまりに格好良かったので、用もないのに何度もそれを聴く為にかけたっけ・・・(ストーカーだなw)。

2,3年前に池袋芸術劇場に聴きに行って、山下洋輔さんのご好意で楽屋でオーネットに会わせてもらい、興奮したままペーパームーンに行くと、全員がオーネットのコンサート帰りで集まっていて、梅津さんもその中にいらした。
「えへへ、今オーネットに会ってきちゃった。」
「ええええ?なんだってえ、今会って来たアアア?」と悔しそうな梅津さんの顔が忘れられません。

それ以来梅津さんとは会っていなかったのだが、再会がDUOになろうとは。しかも「オーネット特集」になろうとは。仕掛人大河君に感謝。

それにしても、オーネットの曲って本当に美しい曲ばかりだが、難しいものも多い。今回、資料を集めるのに池袋ペーパームーンのオーネット全集(CD)があったお陰でずいぶんと役に立ちました。私の原点はオーネット&ペーパームーンです。この辺りの事はまたいずれどこかで書きたいと思いますが、この場を借りてお礼を言わせて頂きます。

お互いに思い入れがある曲ばかりなのできっと面白いライブになると思う。ぜひぜひいらしてくださいね!大河の作品も展示されるようなので、そちらも併せてお楽しみください。

ちなみにこちらもお薦めです!(4/26)