minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ドイツ記念日

2006年02月13日 | ライブとミュージシャンたち
 昨日の夜、仕事を終えて家に戻ると我が家のボス猫メイリンがいない。部屋から屋根伝いに外へ出たようで窓が開いていた。夜中なのでそーっと「めいり~ん」と呼ぶと「にゃあ~」と鳴き声がする。どこにいるのかと窓から身をのりだしてみると隣の屋根にいてこっちに助けを求めるように鳴いている。真夜中にどうすることもできず、心配しながら寝る。朝方また起きて窓を開けるとまだそこで鳴いている。「可哀想だけどどうしようもないのよ、自力で帰っておいで~」と言いながらまた再び眠る。うつらうつらしていると遼介が「母ちゃん、メイリンが風呂場から帰ってきたよ」よかった、よかった。だめだったらお昼に消防署に電話してハシゴ車をだしてもらうかどうか迷っていたからだ。猫好きで有名なサックス奏者林栄一氏が同じ状況で消防署を呼んでハシゴで消防署員が助けに行くと子猫はさっと自力で屋根から飛び降りて...恥ずかしい思いをした(なんとそれが2回も!)という話を聞いていたので躊躇していたのだ。

 結局熟睡できないまま今日も新宿へ向かう。DUGに入るとあれれ?懐かしい顔が・・・ドイツenja/エンヤレコードの社長、ホルスト・ウェーバーがいるではないか。10年以上前にヨーロッパツアーで彼にお世話になり、彼のレーベルから226ライブというアルバムをリリースした事がある、懐かしい人だ。山下洋輔氏を世に出した人でも有名。ビールを飲む量が半端でなく、一日に60本は軽くあけてしまう、という典型的なドイツ人。今日はコスマス・カピッツァperと黒田さんもドイツ繋がりだな、っておとといのブログで書いたばかりだったけど、そこにホルストまで登場するとは!!!

 当然のようにコスマスとホルストは意気投合。コスマスがドイツ語でミュンヘンの話などをしている。DUGっていつもサプライズな出会いがあるから面白いわ。当然、今日も凄い演奏が繰り広げられた。終わってからお客様に「今日は一段とすごい演奏でしたね。気合い入ってますね~。」って言われましたがホルスト効果かしら?

 でも本当は、コスマスが(今日の場所が生音だから兼ねてからの私の希望でもあった)コンガのセットで初めて演奏してくれたのが大きな要因。彼の本格的コンガ(3本セット)を初めて聴いたわけだけど、大儀見元perちゃんが自分のグループでコンガ叩きとしてメンバーにしていた訳がよくわかった。めちゃくちゃカッコイイ。あんなに叩きまくるコンガを聴いたのは久しぶり。キップ・ハンラハンのリッチーを聴いたとき以来だ。コンガの生音が店中に響き渡る。黒田京子さんも全力で豪快なソロをとって対抗。早稲田対トヨタのラグビーの試合のような興奮のライブだった。う~ん、今日も大満足。