はじめての・・・

ブログ10年目…庭、踊り、ウォーキング、ギター、ゲーム

一輪草

2005-06-12 07:05:54 | エチュード
伝わらない事がある、伝えてはならない事がある。癒されない傷がある、癒す
ことが許されない傷がある。

苦しい時には、庭に植えた一本の桜の木を思い浮かべます。今は家族中引っ越
して空き家になっているけれど、春にはびっしり実をつけて鳥達がさえずりま
す。梅雨時には毛虫がついて、わさわさと葉をはむ音が聞こえるようです。

苦しい時には、なぜかそんな光景を思い浮かべます。何の癒しにもなりません
が、不思議なおかしな気持ちになります。

あなたが今本当に一人ぼっちで苦しんでいるのであれば、木を植えろとまでは
いいません、一輪草のような草花でもかまいません、いかがでしょうか。

やがて花が咲き、虫たちが寄って来るでしょう。誰が植えたかなど気にも止め
られない。あなたが癒されるわけではなく、ひょっとしたらそれらを見る機会
すら与えられないかもしれない。でもかまいませんよね。

身の程のたけで書くようよう心がけているが、今回事情があって少し背伸びし
た。またメッセージ性のある文章は私の目指すところではない。一輪草につい
ては実はよく知らない。二輪草は、トリカブトに似た草と山岸凉子さんが「日
出処の天子」で書いている。九輪草はにぎやかしい。