「ミモロちゃん、今年お手伝いしてくれた大徳寺納豆できましたよ」と、大徳寺塔頭「瑞峯院」からご連絡をいただき、ミモロは、さっそくお寺に出かけました。
そう、今年、祇園祭が終わるころの猛暑のある日、ミモロは、初めて大徳寺納豆づくりを体験させていただきました。「わ~できたんだ~」と、秋風が吹き始めたころ、お寺に向かうミモロです。
発酵食品のひとつとして、昔から京都の食に欠かせない「大徳寺納豆」。「納豆と言っても、糸引く納豆じゃなくて、どちらかというとお醤油に近い感じ…」とミモロの説明。炒め物や煮物の隠し味やお醤油のように湯豆腐などにも重宝します。
中国から日本に渡り、禅寺に製法が伝わり、京都では大徳寺の塔頭でよく作られていたのです。今は、大徳寺門前には、専門店もあり、京都名物のひとつになっています。
「瑞峯院」では、ご住職が代々、昔ながらの方法で、毎年仕込み、それをお寺に参拝に来られる方々にお分けしています。
お寺に到着したミモロ…「仕込みって大変だったよね~」と改めてあの暑い日を思い出します。
大豆を煮る火の番をしたり、
和尚様がなさる作業を見守ったり・・・
仕込んだ納豆を乾燥させるため、小屋の屋根に置かれた桶を1時間ごとに中身をかき混ぜたり・・・
仕込んでから約2か月。すっかり水分がなくなった大豆は、お醤油のような香りが漂います。
和尚様といっしょに袋詰めもお手伝い。それから箱詰めされた完成です。
いままでは、お茶の時、気軽にいただいていた大徳寺納豆。その作り方を知ると「和尚様たちのお手間がありがたくて~」と感激もいっそう。
ひと箱分けていただいたミモロは、お庭も拝見することに。
大友宗麟公が寄進した「瑞峯院」は、本堂は、当時のまま。そしてお庭は、重森三玲作の石庭です。
「もう秋だね~」納豆を仕込むときは、盛んに鳴いていたセミは、庭にパラパラと落ちていたそう。今は、ススキの蔭で、秋の虫の声がひっそりと響きます。
「今年の夏も、いろんな体験しちゃった~」しみじみお庭を眺めながら思うミモロでした。
*「瑞峯院」京都市北区紫野大徳寺内 075-491-1451 拝観時間:9:00~17:00 拝観料400円。通年公開。 「大徳寺納豆」1箱1000円。 受付で納豆だけでも購入できます。
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