ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[ミモロ伝統工芸を纏う」。京を代表する伝統工芸の工房のご協力も。本物が来場者をうならせる

2019-06-14 | イベント

16日まで開催する「ミモロ伝統工芸を纏う~京の職人さんたちによる 本気のミニ振袖づくり展~」。
今回、振袖づくりだけなく、装飾品および会場の設営に関して、京の伝統工芸を代表する工房からご協力をいただきました。

偶然、ミモロにフィットした日本髪のカツラ。そこに、つまみ細工の「おはりばこ」の北井さんとお母様が、素晴らしい花かんざしを作ってくれたのです。
 
つまみ細工は、薄い絹の布を折りたたんで、花をつくる伝統の技。舞妓さんの髪飾りなどにも使われています。
北井秀昌さんは、大徳寺の東側に「おはりばこ」という工房とショップを構えています。
デザインから製作まですべて自社工房で行われ、それぞれのTPOにマッチした髪飾りを注文することができます。
「ミモロちゃんのは小さいから~」と、小さなカツラに合うように、花びらは米粒ほどの大きさのもの。

来場者の中に、つまみ細工のお教室に通っていらっしゃる方がいて、「これほどの花かんざしを作るのは、本当に大変なんです。すごいですね~」と感心しきり。

また、ミモロの帯は「西陣 岡本織物」という手織り金襴の技を今に伝える工房のもの。

今回、ミモロの帯地は、イタリアの老舗ネクタイメーカーとのコラボ製品のハギレをいただきました。小さな帯のため、小さな模様のものが必要でした。

「金襴は、友禅着物の帯だけでなく、これからは、ファッションやインテリアにも、その魅力を展開していきたいです」と岡本さん。モダンなイメージも伝統の金襴で表現できるのです。

そして、会場の写真パネルの展示は、唐紙を貼ったパネルです。

唐紙は、唐から伝わった美しい細工紙です。版木にキラや胡粉などの絵具をつけ、和紙や鳥の子紙に移す伝統的な技法で、作られます。今は、襖紙や壁紙などの室内装飾に使われます。

その専門店の「京からかみ 丸二」。そこのご協力で写真パネルができました。
「この趣ある町家には、唐紙がとてもよく似合いますね~」と上田さん。
「はい、職人さんたちの技を示す写真には、絶対、この本物の紙を使ったパネルが合いますね~」と来場者の方々。
唐紙の技術も、多くの方に知っていただく機会にもなりました。

本当に、素晴らしい職人さんや工房の技が、今回のイベントにご協力賜りました。
「うれしいね~」とただ感謝するミモロです。


連日、たくさんのお客様。「いつもブログでミモロちゃんを見ています。本当にかわいい子~。以前の写真展にも伺いましたが、今回も日帰りで千葉から見に来ました」とおっしゃる方。
「え~うれしい~」と涙目になるミモロです。「ミモロちゃんのブログは、京都旅で、とても役立つ情報がいっぱい。また、なにしろミモロちゃんの可愛さに癒されますね~」と。ミモロのために、美味しいツナの缶詰を持ってきてくださいました。

京都新聞の記事を見ていらした方も多く、本当にたくさんの方に、ミモロの振袖を見ていただいています。
     
 

「いらっしゃいませ~」と、振袖姿で迎えるミモロ。 
「きゃ~ミモロちゃんかわしい~すごい~」と思わず声があがります。
        
「すごく楽しかったです~。知らないこといろいろ教えてくれてありがとう~バイバイ」


ご来場者は、染色関係者も多く、「こんな小さなものに、これだけの技をするのは、大変だったと思いますよ」との声も。

小さなミニ着物は、人間の着物をもとに作られ、それを持っている人も多いのですが、今回は、白生地から染めた「御誂えのミニ着物」なのです。

友禅本来の姿は、御誂え。つまり1点ものの着物です。

京の伝統工芸の職人さんたちが、本気で小さな振袖づくりをしたことに、驚きと共に、思わず微笑んでしまう・・・そんな企画展なのです。

16日まで四条堀川そばの「京空間mayuko」で、
いよいよ3日間になりました、



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